こんにちは、小牧駅から徒歩3分の大学受験予備校の武田塾小牧校です。
各学校進学実績が出るのは4月になってからなのでまだ今年の受験の結果はわかりませんが、進学実績と校内順位の見方を紹介します。
小牧南高校は大学受験のために課題が多いことで有名です。
ただ、高校受験時に高得点は必要としないために大学受験で必要となる自習における勉強の完成度が無意識に足りず、勉強に苦労をする生徒が多くなります。
高校受験における高校偏差値65未満の学校に言えることですが、おそらくそんなに勉強をしないといけない世界ということに気付いてからが勝負になります。
目次
1 生徒数の上位30%あたりを見る
部活引退までの勉強をしている層
上位30%といえば大体100位くらいです。
部活をしながら真剣に大学受験の勉強か授業の勉強をしているのはおよそこのあたりの順位までです。
100位以降の順位の中では定期テストまでに範囲の何%を勉強してきたかで順位が変わってくる層なので見る意味はありません。
上位30%以上の層は、テスト範囲の勉強を一通り終えて、苦手なところの問題演習などをどれだけテストまでにしているかで争う層になります。
進学実績を見る場合でも上位30%の生徒が合格しているラインというものを見ると参考になります。
小牧南高校では上位100名
生徒数の定員が高校受験時に280人 国公立大学が49名(5名) 私立大学合格数が1176名(18名)
専門学校が41名 就職関係が12名
受験の人数がおよそ220名で私立大学合格数が1人当たり5.3大学となります。
上位100名でおよそ500校ほどの合格を出しています。
小牧南高校の定期テスト勉強で予想される進学先
私立大学の受験の偏差値で高い学校で500名分となると
関関同立MARCH10名 愛知大学129名 南山大学120名 愛知学院111名 名城大学94名 中京大学85名
国公立大学では50名弱、国公立大学は1人につき1大学しか合格がでないので、数字そのままで考えてください。
100名いないので普通に学校のテスト勉強だけでは国公立大学に合格することは非常に難しいという事になります。
2 国公立大学は共通テストのボーダーに注目
進学実績にある国公立大学の共通テストのボーダーについてです。
2022年の共通テストは前年度と比べて点数が低かったので使いません。
2021年以前のボーダーで考えます。
共通テストボーダー80%越え 1名
名古屋大学に合格した1名
共通テストボーダー75%越え 4名
名古屋工業大学に合格した4名
共通テストボーダー70%越え 3名
名古屋市立大学に合格した2名
神戸大学に合格した1名
共通テストボーダー65%越え 25名
ボーダーが70%未満の地方国公立大学に合格にした人数です
75%以上を取りたい場合は学年の上位10位以内
文系理系で言えばそれぞれ5位以内が目安になります。
つまり5教科7科目8科目を75%取れる生徒がほとんどいないという事なります。
その結果2次試験科目を含めた傾斜配点をしっかりと調べて対策をして狙った地方国公立の合格を目指すことが効率が良いのです。
3 私立大学は学部数
進学実績の私立大学の数字は合格した学部の合計です。
1人で愛知大学法学部、南山大学経済学部、中京大学経済学部に合格した場合は3名とカウントされます。
合格数1176名(18名)となっている場合は1学年全員が受験をしたのであれば4学部合格している計算になります。
就職をする、専門学校に行く、国公立しか行かないから私立大学は受験しないというひとのことを考えた場合は5学部ほどになります。
私立大学の受験の傾向
1人当たり4学部から5学部の合格数というのは受験を考えた場合かなりの合格率です。
通常私立大学志望の受験生は受験を考えた場合に考えるのはチャレンジ・実力相応・滑り止めの3つに分類をして上から2個前後ずつを基準に決めていきます。
日程で重ならない、過剰な連日受験にならないように考えます。
チャレンジ校と実力相応校は過去問対策が必要となるので同傾向でない限りむやみに増やすことはできません。
滑り止め校は対策0か過去問2年分を解いて確実に合格最低点を超えることができる大学になります。
国公立優先のため私立の推薦入試は少ない
小牧南高校では比較的国公立大学に合格をしてほしいという進路方針です。
そのため秋にある私立大学の推薦系試験の受験はあまり歓迎しておらず、1月2月3月の個別入試での合格を希望しています。
その中で一人当たり合格学部数が4~5というのはかなり多い印象です。
受験の仕方が安全校を中心に受けているか、共通テスト(センター)を失敗してから志望校を私立大学に変えて対策が間に合わないのでたくさん受験をしている可能性があります。
4 大学受験の勉強ができているのは上位15%以上
共通テストで国公立大学に合格できる見込みがある点数を取れている生徒の人数の割合です。
細かく説明をすると、科目の基礎全範囲の勉強をして、問題演習をして、苦手な分野の対策を終えて取りたり点数が取れる見込みがある状態で入試を迎えている受験生の割合です。
進学実績では国立大学が32人、公立大学が17人となっています。
その中でボーダーが例年65%以上ある大学の人数を考えると40名程度になります。
本番に上手くいった、上手くいかなかった生徒もいると考えるとおよそ上位15%前後の人数になります。
模試の結果から勉強方法を修正する段階に早くする
模試を受けた後に自己採点をして振り返ることをするのは当然のことであり大事なことです。
ただし、まだ受験勉強が全然進んでないので悪くても当たり前で振り返ることすらしない場合は、いつまでも本気で勉強をした結果を受け止めることがないまま時が進みます。
本気で勉強をした範囲の問題も解けないと気づいて、勉強方法を変えなければ成績は上がらないと認識をすることが大事です。
スタートが遅ければ遅いほど勉強方法の修正をする機会は減ります。
早くスタートをして、共通テストや入試で点数が上がる勉強方法に変えましょう。
5 課題や課外が多いので勉強時間に注意
小牧南高校では通常授業が終わったあとや夏休み冬休みに課外授業(自由参加という名の強制参加)が多くあります。
自分のレベルと合う授業であれば大丈夫ですが、ずれていると大変です。
志望校が学校の進学実績の受験生平均の大学よりも難しい大学の人の場合は要注意
課外と課題によって1週間で10時間は時間を取られる可能性も考える必要があります。
4月~1月の10カ月40週間で400時間は時間が失われてしまう可能性を考えておきましょう。
その他に、定期テストは共通テストよりも簡単な問題なので、定期テストの勉強をしなくてもいいレベルで受験勉強を進めることができるように早くなりましょう。
1学期2学期の4回の定期テストで8週間受験勉強が止まるとなると2カ月受験勉強が遅れることになって致命的です。
通常の進学校(高校偏差値65)よりもスタートは早くする
国公立大学や関関同立以上に進学をしたい小牧南高校の生徒はスタートを早くしましょう。
課題を無視、課外不参加というのは正直先生からの印象が悪すぎて出来ないと思います。
高校3年生でも自習時間がうまく確保できない分スタートを早くするしかありません。
レベルの高い勉強習慣を身に付ける
大学受験で最低でも共通テストで点数が上がるレベルの勉強をする習慣をつけましょう。
①勉強はテスト形式で問題が解けるまでする
②間違えた問題は解きなおしをする
③常に時間に対してどれだけできるかを意識する
④受験勉強は狙った日に指定された広範囲を合わせるための勉強
⑤過去1カ月2カ月で解いたことのある問題は説明できるようにする
部活や課題が忙しく、形だけの以下のような勉強はやめましょう。
①課題を提出するだけでわからない問題を放置している勉強
②解きなおしをしないで解説だけ読む勉強
③理解できるまでという言葉に甘えた制限時間を気にしない勉強
④その日理解できたら大丈夫と思う勉強
⑤答えだけ合わせて解き方に理解がない勉強
まとめ
小牧南高校で大学受験をする場合は以下の事に気を付けましょう。
①校内順位を上げる勉強と全国模試で順位を上げる勉強の質に差がある
②課題や課外で勉強時間は一般的な高校よりも少なくなっている
③定期テストの難易度が入試よりもかなり簡単に作られていて高3に上がってからの模試が非常に厳しくなる
以上の3つです。
勉強の質を変えることと、勉強時間のハンデがあることを自覚して大学受験をすることを理解しておきましょう。
武田塾小牧校には小牧市内の学校から毎年たくさん通っています。小牧中学校、小牧高校・小牧南高校、小牧市内から名古屋市・春日井市・江南市・一宮市・犬山市の高校に通う生徒が通っています。
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