こんにちは、武田塾小牧校です。
梅雨とは思えないくらい暑いですね。
無料の受験相談で保護者の方が今の大学受験のシステムがよくわからないという相談を受けることがあります。
国公立大学、私立大学の受験の仕方や高校受験との違いを紹介します。
目次
1 入試の種類
私立大学
①1月~3月にある個別試験や共通テスト利用で合否が決まる入試
②8月~12月にある推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)試験 評定は高校1年生からの成績
国公立大学
③1月~3月にある共通テストと個別テストの合計点数で合否が決まる入試
④9月~1月にある推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)試験 評定は高校1年生からの成績
①
大学ごとに様々な日程を組んでいるので同じ大学同じ学部でもチャンスは1回だけではなく何度も受験できたりします。
受験の仕方は個別入試のみのもの、共通テストを利用するもの、外部資格試験を利用するものと様々なものがあります。
受験生が合格点に届きやすい受験方式を選択して受けるのが一般的です。
共通テスト利用入試では個別入試はなく共通テストの点数だけで合否を出します。
そのため願書を出しさえすれば日程は気にせずいくつでも受験可能です。
②
こちらの試験は筆記試験の他に高校の成績や部活の活動実績なども使って受けることができる入試です。
一般的に個別入試よりも合格しやすい状況になっています。
専願・併願もあります。
面接や志望理由書や小論文やプレゼンテーションなど一般的な受験勉強とは別の対策が必要となる入試です。
時期も早いので第1志望校にこの手の入試がある場合は受けることをお勧めします。
公立高校では私立大学反対派の先生が推薦入試を受験させなかったりもします。
私立大学に行きたい学部学科がある場合は3者面談時に担任の先生にしっかりと説明をしてチャンスがあれば推薦入試から受験したいと伝えておきましょう。
特殊なものに指定校推薦があります。高校内で枠を取れるとほとんど面接だけで通ります。
③
1月に行われる共通テストの点数と個別入試の点数の合計で合否が決まる入試です。
共通テストと個別入試で使われる科目と配点は大学ごとに決まっているので志望校の入試要項がでたら必ず確認しましょう。
毎年同じではない大学もあります。文系理系で科目配点にかなりの偏りがある大学もあります。
④
国公立大学にも推薦入試等はあります。
私立大学とほとんど同じで学校の成績や部活の成績などを利用して受験できます。
大学によっては合格者を出さない厳しいところもあるので③の入試と比べて簡単というイメージは持たない方がよいです。
2 受験科目
私立大学
受験方式によって1科目受験からできる大学もあれば、4科目受験の大学もあります。
科目数が少ないほど合格点は高くなり、増えるほど合格点は下がります。
過去問を使って得意科目と不得意科目で取れる点数を出してどの方式のどの配点が一番向いているのかを調べてから願書をだしてください。
注意しないといけないのが3科目受験であっても配点は3科目均等ではない大学ばかりです。
国公立大学
国立大学では共通テストで5教科7科目必要である場合が多いです。
公立大学では共通テストは3科目や4科目といった少ない科目数で受験できるところもあります。
共通テストと2次試験の合計点数から科目の配点を見て優先順位を考えて勉強する科目を選んでください。
共通テストがあるから満遍なく勉強をしないといけないと思っていると失敗します。
例えば三重大学工学部だと
共通テスト7科目550点と2次試験2科目500点で合計点数は1050点
その中で社会50点・国語50点、数学は400点・理科300点・英語200点
5教科7科目使っても優先度は圧倒的に数学理科英語の順番になります。
3 高校受験との勉強の違い
①受験層が高校受験とは違います。
大学進学を目的とした人達が受験をするので偏差値50の大学が高校生全体の平均値にはなりません。
受験を目的とした層が受験してセンター試験や共通テストの平均点が60%程度であることを考えると平均では大体の国公立大学のボーダーに届きません。
②高校受験で上位校に入った生徒でも大学受験では苦戦をする生徒が一定数います。
理由は高校受験の特に公立高校の試験では得意科目は簡単に9割以上が取れてしまう入試なので上位層のレベル差が表れにくいからです。
高校受験の時に難問に慣れている人は大学受験でも1回2回で理解できない場合は何度も解いたり、捉え方を変えたり、捨て問にしたりとあの手この手とこなしていきます。
難問に触れることなく塾などで対策された入試と似た問題が解けるようになっただけの人は理解できない問題にでくわしたら変な意地がでてきて勉強が止まります。
高校受験をあまり本気でやらずにクリアした生徒は勉強をしたら全て解けると思ってしまっているので勉強の難易度と範囲の広さに苦労します。
③高校受験では5科目全部を塾に任せるということはよくありますが国公立大学の受験で全科目取る人はがけっぷちの人しか見たことがありません。
現在の成績と志望校合格に必要なレベルと勉強できる時間と日数を考えて必要な科目をとることをお勧めします。
高校1年生・高校2年生であれば英語と数学を最優先です。
参考として、難関大学には合計3000時間の勉強時間が一般的と言われています。
平日5時間、土日10時間で1週間で45時間になるのでコノペースで67週間、つまり1年と4カ月必要です。
部活をしているとペースは遅くなるので難関大学を目指すのであれば高校2年生から始めている人が多いです。
4 勉強の仕方
一番良いのは毎日7時間以上の睡眠時間の確保をして、日中は授業をしっかり聞いてノートや教科書にメモをとり、部活をして帰ってきてから2時間程度の勉強時間が取れる生活を継続することです。
この勉強スタイルを高校1年生から継続できることが最も楽な勉強の仕方です。
授業の事は授業内で終わらせて、放課後は適度な問題演習と復習、予習も必要なルールを押さえておくサイクルがあると良いです。
ただし、そう上手くいくものではないのが現実です。
この生活が崩れる原因をいくつか紹介します。
①部活後の疲れ
これに関しては食事でカバーしてください。
お昼ごはんを食べてからそのまま部活をして晩御飯が20時前後になる人が多いと思います。
完全にエネルギーが尽きています。尽きると集中力はもう帰ってきません。
部活の前・途中・後に軽食やスポーツドリンクを使ってエネルギー切れを防いでください。
その分晩御飯の量を減らせば大丈夫です。
身長が伸びている人は太らない程度に食べる量を増やした方が良いです。
自分の経験上運動部で身長が伸びながらだと3食では足りませんでした。朝ご飯、早弁、昼ごはん、部活後、帰宅後でも身長が伸びてやせ型で授業中は眠くて仕方がありませんでした。
②平日の勉強時間の確保のための土日の準備
土日の時間があるときに時間のない平日に何をするのかを事前にある程度決めておくと良いです。
③科目による授業の理解度の差
教科書と授業と問題演習だけでなんとかなる科目と難しくて厳しい科目がでてきます。
その場合は教科書よりもわかりやすく説明を書いてくれている参考書を1冊もっていれば勉強が楽になります。
一度遅れると追いつくのが大変になります。遅れないために苦手な科目では自分に合う教科書を持っておくと便利です。
武田塾では講義系参考書と読んでいます。
④理不尽な課題
1番手ではない進学校によくある理不尽な課題です。
授業の予習(もはや先生自分で教える気がないのか正解出来なかったら怒る)、数学の問題集、英語の日本語訳、古文の書き写しと現代語訳です。
特にひどいのが数学の問題集の別冊解説を生徒に渡さない場合です。
高校2年生までの間に渡される問題集は受験を終えた受験生から見ると知っておかないといけないレベルで悩んでいる場合ではない問題であることが多いです。
そのため悩んで調べて時間をかけて解法を見つけだすよりも解説を見て理解して繰り返し復習をして解けることが大事です。
ですので通販で買ってください。解法を探す時間よりも解法を見て理解する時間と解きなおす時間を増やすようにしてください。
いい先生だと問題を選んでくれますが、雑で外れの先生だと何ページから何ページをしてくるようにと生徒の事を思っていない出し方をしてきます。
これに対処するためには解説を手に入れることが重要です。
そして先生側にどういうスケジュールで宿題を出すのかを事前に知らせてほしいと要求することです。
このせいで睡眠時間を平気で削る人が最近は多いので生活リズムを崩す人がたくさんいます。
睡眠不足は悪循環の始まりなので保護者は気を付けてください。
5 受験期のスケジュールの組み方
1月から3月は受験校周辺のホテルはすぐ埋まります。
夏休みあたりから仮でもいいので押さえておきましょう。
12月頃には具体的に決まってくるのでその段階で必要なホテルを決定していきます。
受験日に関しては連続で3日以内になるように組むと良いです。
3日4日連続は本番のプレッシャーでかなり疲れます。
どうしても受けたいところであれば多少の無理は仕方ないです。
第1志望の大学の学部を受験する場合は受験の1日目にならないようにした方が良いです。
同じ大学で前の日にほかの学部の試験があれば受けておきましょう。
社会だと特定の地域が注目されていたり、問題自体の傾向が変わったりするのでそれを第一志望を受験する前に確認できます。
大学受験についての説明でした。
高校受験と比べると入試機会が圧倒的に多い私立大学
国公立大学は高校入試と同じように受験機会は少ないですが人気のところは倍率も高く問題も難しいです。
高1高2のうちに早め早めに得意科目を作っておくのが楽な大学受験対策です。
武田塾小牧校には小牧高校・小牧南高校、小牧市内から名古屋市・春日井市・江南市・一宮市・犬山市の高校に通う生徒が通っています。
スケジュール管理、ノート・参考書チェック、確認テストを受けて確実に身に着けていく勉強を継続して成績を伸ばしています。
自分のチェックが甘いんじゃないか、自分ではできたつもりだったのに、自分では早いつもりだけど実際は遅い?と思ったり、小牧市内の集団授業塾・個別指導塾・1対複数の個別指導塾についてお悩みでしたらお気軽に受験相談にお申込みください。
無料で武田塾の勉強法を学べる!
武田塾では『無料受験相談』を実施しております。
- 志望校に逆転合格する勉強法
- あなたにぴったりの参考書紹介
- 武田塾の詳細や料金説明など
入塾義務はございませんので、お気軽にお近くの武田塾までお問合せください。