こんにちは。偏差値40台から逆転合格でおなじみ、武田塾小岩校です。
本日は、化学を武器にするための勉強法についてお伝えします。
これを読めば、化学が得意になること間違いなしです！
勉強は、勉強時間を確保するとともに、
意味のある勉強法を実施して初めて、結果がついてきます。
武田塾では、この意味のある勉強法を細かく指導していきます！
化学基礎から取り直しが必要な人はどんな人か
化学基礎と化学の違い
そもそも、受験科目としての化学は、「化学基礎」と「化学」からなります。
そのため、受験勉強としては「化学基礎」→「化学」の順番で進めます。
高校化学では大別して、理論化学・無機化学・有機化学の3つの分野を学びます。
「化学基礎」では”物質の構成”や”粒子の結合”、”酸と塩基の反応”など、理論化学の内容を取り扱います。
「化学」では”物質の三態と状態変化”、”化学平衡”などの理論化学に加えて、無機化学と有機化学を取り扱います。
「化学基礎」は「化学」の理論化学分野の一部を取り扱っていると考えても問題ありません。
化学基礎から取り直しが必要な人
「化学」は「化学基礎」を学んだ前提で進みます。
そのため、「化学基礎」がしっかりと身についていないと、「化学」をスムーズに進めることができません。
例えば、
Q結合の種類は何種類あるか
Q同位体とは何か
Q中和滴定の手順を説明
Q過マンガン酸カリウムの半反応式
以上を説明できますか？
加えて、中和反応・酸化還元反応・電気分解の計算問題を解けますか？
このような、質問を即答できない場合は「化学基礎」から取り直した方がよいでしょう。
「化学基礎」は英語でいう単語と同じです。
「化学」を学ぶ上で、絶対に身につけておかなければならないので、しっかりと勉強しましょう。
新ルートの参考書の説明と使用方法
化学の新ルート
武田塾では化学が新課程になったのに合わせて、2025年度に新ルートになりました。
ここでは、代表的に早慶レベルのルートを紹介します。
講義用参考書
早慶ルートでは、講義用参考書の一つとして「宇宙一わかりやすい高校化学」シリーズを設定しています。
このシリーズは見開きの左側が説明文、右側がイラストになっていて視覚的にわかりやすく、理解しやすいようになっています。
化学が苦手な意識がある人は、各分野に入る際の導入に使うようにしましょう。
日大レベル
日大レベルでは、
「リードLightノート化学基礎」
「リードLightノート化学」
「宇宙一覚えやすい 化学反応式ハンドブック」
「化学 基礎問題精講」
の4つの問題集に取り組む必要があります。
「リードLightノート化学基礎」は用語の説明→問題演習という方式になっており、初学者がやる最初の問題集になります。
先ずは、説明をしっかりと読んで用語と概念の理解をして、問題演習を通して、知識を定着させることを心がけてください。
「リードLightノート化学」も同様に、用語の説明→問題演習という方式になっています。
使い方も基本的には、「リードLightノート化学基礎」と同じです。
「宇宙一覚えやすい 化学反応式ハンドブック」は暗記に特化した参考書で、無機・有機反応式を覚えていくのに使います。
「リードLightノート化学」の無機分野開始と同タイミングで始めると、暗記も演習も両方できて、一石二鳥になります。
最後の「化学 基礎問題精講」は日大レベルの知識のアウトプットに使う問題集です。
過去問からなる問題形式となっていて、問題を解きながら知識の抜けがないかの確認に使います。
以上の参考書を完璧にすれば、日大レベルを達成することができるはずです!
MARCHレベル
MARCHレベルでは「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」のA問題と「大学入試の得点源 化学シリーズ」に取り組みます。
「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」のA問題はMARCHレベルで必ず解き切りたい問題から構成されます。
そのため、「化学 基礎問題精講」以上の難しい問題になりますが、しっかりと取り組んで、典型問題のインプットをしましょう。
「大学入試の得点源 化学」シリーズは化学の要点がまとまった参考書になります。
「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」と並行して取り組むことで、MARCHレベルに必要な暗記知識を効率よく身につけることができます。
早慶レベル
早慶レベルでは、「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」のB問題に取り組みます。
「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」のB問題は解ければ、難関大の過去問に立ち向かえるようなレベルから構成されます。
B問題ではじめて出会う知識もあるため、解きなおしを徹底して、確実に実力をつけて行きましょう。
早慶合格における化学の重要性
去年度の点数配分
去年度(2024年度)の早稲田大学では、教育学部・人間科学部で50/150(英50,数50,理科50)、基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部で60/360(英120,数120,化60,物60)でした。
慶応義塾大学では、理工学部で100/500(英150,数150,化100,物100)でした。
上記から、英語・数学が点数配分の半分以上を占めることがわかります。
しかしながら、早慶レベルの英数はとても難しいです。
所謂、難関国立大学の問題よりも難しいものがバンバン出題されます。
そこで、理科科目で点数をしっかりと取りきることが合格に直結します!
合格するために必要なこと
早慶レベルに合格するには、ルートでいう「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」のB問題までを確実に解けるようにする必要があります。
B問題を確実にとけるようにした上で、過去問に取り組むようにしましょう。
余裕がある場合は、「化学 標準問題精構」や「理系大学受験 化学の新演習」にも取り組めるとよいでしょう。
いずれにしても、日々の勉強において、解きなおしを徹底することや復習をしっかりと行うことが志望校合格には不可欠です。
志望校合格に向けて頑張ってください!
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