こんにちは。偏差値40台から逆転合格でおなじみ、武田塾小岩校です。
本日は、英語の偏差値が伸びないと悩んでいる方に、
・なぜ伸びないのか
・どうすれば伸びるのか
の二点に絞ってお話ししていきたいと思います。
これから大学受験を始める高校1年生、2年生の皆さん
成績とは、とかく上がりにくいものだと心得たうえで、
勉強を始めましょう！！
英語の勉強とは
さて、まずは英語の勉強とはなんたるか、ということからお話ししていきます。
今日、このタイミングで
という方もいらっしゃると思います。
その場合、皆さんどのように勉強しようと考えるでしょうか？
受験では、英語の配点が高い場合が多く、
まずは英語から始めようという方がほとんどだと思います。
国立や理系志望の方は、数学も並行して始めようとしていることでしょう。
いま、どきっとした方は、すぐに数学も始めてくださいね。
さて、文系理系、私立国立とわず、英語は受験勉強の核となってきます。
英語の勉強については、まず何をすればいいのでしょうか？
勉強を始めようとしている方も、もうやっているよ！という方も
自分の勉強が正しいかどうか、確認してみてください！
英語はこのように勉強せよ！
英語の勉強の全体観は、以下の通りとなります。
①英単語をインプットする
②共通レベルまで単語が終われば、熟語を覚え始める
③英文法の知識をインプットする
④文法知識のアウトプットとして、構文解釈の練習を実施する
=一文を正確に読む練習
⑤長文演習を実施する
⑥速読対策として、⑤で精読した長文を使用し、シャドーイングを実施
①～⑥を進めていくことで、英語の成績は少しずつ上がっていきます。
ただし注意すべきことは、それぞれのステップにおいて、
目的意識をもって進めていくことで、初めて効果が出るという事です。
たとえば、①の単語をインプットするという点についてですが、
皆さん、ここで少し考えてみてください。
単語帳を実施する時、「ここまでやればOK」という基準はありますか？
勉強は、正しい方法で実施することで、意味がある！
大学受験において、単語のインプットをする時に考えてほしいことは、
最低でも以下の４つがあります。
Ⅰ 一語一秒以内で和訳が言える
Ⅱ 正しい発音ができる
Ⅲ 品詞を正しく押さえている
Ⅳ 派生語を押さえている
まず、Ⅰの一語一秒についてですが、
近年の超長文化傾向のある大学受験英語において
一語一秒以内、欲を言えば見た瞬間答える能力は必須です。
また、Ⅱの正しい発音についてですが、
リスニングないしいいや！と思った方、要注意です！
今後、速読力を鍛えるために、皆さんはシャドーイングを実施することになります。
その際、正しく速読力を鍛えるためには、
音源を「正確に聞く」という力が必要になってきます。
そのため、リーディングのみの方でも、正しく聞くために
正しい発音を身に着けておくことは重要です。
Ⅲの品詞については、
正しく一文を読むためであったり、
文法問題で失点してしまうことに繋がるので、
形容詞なのか副詞なのか、自動詞なのか他動詞なのかなどは、
正確に押さえておきましょう。
Ⅳの派生語についてですが、
一定以上（MARCH）の大学を目指す方は、必須となります。
このように、単語だけでも実施する時に意識すべきことが複数あります。
②～⑥の各段階においても、同様です。
もっと詳しく聞きたい場合は、是非、校舎の方まで来てみてください！
校舎長が丁寧にお教えしますよ(^^)/
さて、ここまで英語の勉強の全体観をみてきましたが、
いよいよ本題です。
なぜ、英語の点数が伸びないのか、
なぜ、英語の成績が伸びるのには時間がかかるのか、
タイトルの18カ月という数字は何なのか！？
なぜ、英語の点数が伸びないのか
なぜ伸びないのか
まず、英語の点数がなかなか伸びないことについて解説していきます。
まず、さきほど説明した英語の勉強方法を思い出していただきたいのですが、
①～⑥のうち、①～④を実施している間は、点数はほとんど変わりません！
勉強している皆さんからすると、めちゃくちゃ辛いと思います。
単語や熟語、文法を一生懸命覚えているのに
全く成績が変わらない。
しんどいですよね。
ですが、まずは安心してください。
英語の勉強をする方は、皆さん同じ状況です。
①～④をしている間の成績が伸びないのは、
これらのステップが、知識のインプットの段階だからです。
そして、このインプットには少なくとも数か月、多ければ半年以上かかります。
英語で点数を取れるようになるのは、
インプットした知識を「どのように使えばいいのか」という技術を身につけてからです。
勉強の流れで言うと、⑤や⑥を実施してからですね。
実際、武田塾に通っている生徒さんの成績を見ていても、
④まではほぼ模試の点数は横ばいですが、
⑤を越えてくると一気に成績が伸びてきます。
もちろん、この現象は他の科目でも言えることなので、
勉強を始めてすぐに成績が上がらないからといって、
放り出さないようにしてください。
最初は、我慢が肝心です。
正しい方法で勉強できていますか？
ただし、ここで注意すべきこととしては、
正しいやり方で実施できていなければ、
いくら①～⑥まで全て実施しても成績が伸びないという事です。
ここが独学の難しさなのですが、
相談できる人がいる場合は、自分のやり方が正しいか聞くことも重要です。
ここまで読んでいただいた方は、
英語の点数が伸びるまでになぜ時間がかかるのか、なんとなく伝わったと思います。
【コラム】偏差値が伸びるまでに18カ月って本当？
では、冒頭でもご紹介している18カ月という数字は何なのでしょうか？
これは、多読を毎日実施している高校生が、
実施していない高校生と比べて、
どの程度の期間を経ると成績が開いていくかという実験で出た数字の一つです。
これは、東京学芸大学の先生方の著名な論文に出てきます。
サイニーで一般公開もされているので、興味のある方は読んでみてください！
――――――――検索タイトル――――――――
『英語多読プログラム : その読解力、学習方法への影響』
執筆者：金谷 憲
――――――――――――――――――――――
これによると、英文の多読（長文読解）を始めて
半年程度では、それをしていない生徒とほとんど変わらないという結果が出ています。
しかし、半年を過ぎ、8か月過ぎたあたりから差は顕著にで始め、
18カ月を過ぎた頃には、多読をしている生徒たちの平均点が、
そうでない生徒に比べて20点以上高くなっています。
この研究からも英語学習においては、
6か月程度の潜伏期間を経て、
8か月過ぎたあたりから効果が出始めることが示唆されています！
この研究は少し古いものですが、新しい研究でも同様の結果が出ています。
ここで言えることは、やはり一つです。
そのため、受験勉強はなるべく早め早めに開始してください！
このブログを見ている高校1年生、2年生の皆さん。
難関校に合格するためには、それなりの勉強時間が必要です。
東大や早慶に行きたいのであれば、
英語だけでも少なくとも800時間程度の勉強時間が必要です。
英語だけではなく、受験には色々な科目が必要で、
いつの時期に何を実施するのかという戦略も重要になってきます。
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