英単語の暗記はどうする！？　最強の武田塾暗記法！！

こんにちは。偏差値30台から逆転合格でおなじみ、武田塾小岩校の森山です。

本日は武田塾の勉強の基本でもある暗記の方法についてお伝えします。

共通テストまで残すところ、一ヶ月半。

国立志望の方は、共通テストで取りきることを考えましょう！

私立志望の方も、コロナの動向を見ながら共通対策を実施するようにしましょう！

五教科七科目の勉強だけではなく、暗記は全ての学習の基礎にもなっています。

基礎の徹底こそが、成績をぐっと上げる基本です。

伸び悩んでいるなあ、と思う方は、今一度基本が出来ているか振り返ってみましょう。

武田塾式暗記術

なぜ九九は誰でも覚えられるのか？

ここを読んでいる方の中で、「九九が全くできない」という方はあまりいないと思います。

思い浮かべれば一瞬で出てくるはずです。

では、なぜそうなったのかを振り返ってみて下さい。

①できる量ずつ　

②すぐに口に出して言えるように　

③難しいものは何回も

という風に暗記されているからこそ誰でも九九を覚えられるはずです。

以下を読んでもらえばおわかりいただけると思うのですが、武田塾式暗記術では、この九九のノウハウがしっかりと組み込まれています。

90分で100個の英単語を覚えるには？

ノートを用意してページを縦に二分割します。そして、左側に覚えたい英単語、右側にその日本語訳を100個書きます。

※武田塾の塾生の方は、各校舎に武田塾専用の暗記シートがありますので、そちらを使用してください！

100個の英単語を10個ずつのブロックに分けます。

そして、まず最初の10個の英単語を覚えましょう。10個くらいなら５分で覚えられるはずです。５分を短いと感じるかもしれませんが、実際やってみると意外と時間はかかりません。

ここで重要なのは、英単語を見たら日本語訳が、すぐに、すらすらと、言えるようにすることです。

覚えた10個を10個全部まとめてテストしてみましょう。

日本語訳を隠して英単語を見ただけですらすらと日本語訳が言えるかを確かめます。

ここで3～4個くらい間違えてしまうかもしれませんが、たいていそのくらいなので大丈夫です。

ここで、間違えた問題に印をつけるだけで終わりにしてはいけません。

間違えた問題だけでいいので、きちんと覚え直し、同じようにテストし直しましょう。これを繰り返すことで10個の英単語を完璧に覚えます。

ここでの「覚える」とは、日本語訳を隠して、ちゃんとその訳がすらすら出てくるようになるという意味です。

2～５個目のブロックも②、③の手順で暗記します。これが終わると50個の単語を暗記したことになります。
④まで終わったところで、これまで暗記した単語がどれだけ定着しているか再確認します。50個をまとめてテストしてみましょう。

10個ずつ完璧にしてきたとしても、ここで10個程度は間違えてしまうかもしれません。

間違えた単語だけでいいので、きちんと覚えなおし、同じようにテストしましょう。

これを繰り返すことで、今度は50個の英単語を覚えたことになります。

残りの50個を②～⑤の手順で同じように覚えましょう。

⑥まで終わったら、100個の英単語をまとめてテストしてみましょう。

そこからの流れは③や⑤と同じです。間違えた単語だけでいいので、覚え直してから再度テストすることを繰り返しましょう。

これを時間で見てみると、、、

10個ずつ覚えるのにかかる時間が5分×10回=50分

50個まとめてテストし、覚えなおすのにかかる時間が10分×２回＝20分

100個まとめてテストし、覚えなおすのにかかる時間が15分

とするなら、全部で50＋20＋15＝85分となり、おおよそ90分で100個の単語を完璧に覚えたことになります。

暗記の基本は「何度も繰り返す」

「覚えなきゃいけないのにすぐ忘れてしまう」「記憶力には自信がない」という生徒はたくさんいます。

そんな生徒さんにお伝えしたいことは「人間はそもそも忘れる生き物だ」ということです。

エビングハウスの忘却曲線というグラフを知っていますか？

知らない人のために説明すると、「人間は、完璧に暗記したと思っていても、20分後に既に42％、１時間後に56％、そして１日後には74％もの物事を忘れてしまう」ということを示したグラフです。

では、暗記したい事柄を忘れないためには何をすれば良いのでしょうか？

それは、一度覚えたものを、繰り返し復習し直すことです。

これには脳の仕組みが関係しています。

人間の脳は無意味なことは忘れようとする代わりに、重要なことは長期記憶に留めようとする性質があります。

何度も繰り返して暗記したものは、脳が「これは重要な事柄だ」と認識してくれて、長期的に覚えられるようになるのです。

ここで重要なのが、復習のタイミングです。

「１日経てば70％以上忘れてしまうのだから、いつ復習しても変わらないのでは？」と思う方がいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。

人間の忘れ方には２種類あると言われています。

一つは、「なんかやったことあるけど思い出せないな」というもの（これを再認可能忘却と呼びます）。

もう一つは、一度覚えたのにも関わらず、「こんなのやったことあったけ」という状態になってしまうものです（これを完全忘却と呼びます）。

そして、記憶の定着において重要なのは、一つ目の「再認可能忘却」の状態の時に復習し直すことです。

つまり、暗記における復習の正しいタイミングとは、「完全に忘れるより前」ということになります。

この期間は人によっても若干変わってきますので、自分にあった復習期間を見つけ、暗記に取り組んでいきましょう！

人は忘れる生き物である！

このことを胸に、日々の勉強に取り組んでいきましょう！

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