こんにちは!
武田塾高円寺校です。
今回の記事では、関東の難関私大である中央大学の経済学部の日本史の出題傾向と対策をふまえた上でオススメの参考書を紹介します!
過去問を解く際にぜひ、この記事を参考にしていただければと思います。
※執筆は総合格闘系(!)講師で中央大生の原くんです
中央大学経済学部の日本史の出題傾向
【試験時間】60分
【配点】100点
【大問数】4題
【解答形式】記述、記号選択
【目標得点】75%以上
中央大学経済学部の日本史は、ある特定のテーマをもとに問題がつくられており、テーマ史の対策が必要不可欠であることが特徴です。問題の形式は、マーク式と記述式で、範囲は古代から戦後まで幅広く出題され、近年では、近現代の出題が全体の8割を占めています。それに加えて戦後史からの出題が特に多いため、対策が必要です。しかし、問題の難易度は標準的なもので、教科書レベルの問題を完璧に仕上げておけば問題はありません。中には、教科書にも載ってないような難問も出題されますが、それは気にせず、とにかく標準的な問題を取りこぼさないことが大切です。
マーク式問題について
文章中に下線が引かれていて、それに関連する正誤問題や年代配列問題、空欄補充問題などの様々な形式の出題があります。そのため日本史の用語をただただ一問一答のような覚え方をしてしまうと時代の流れを把握することができず、問題に対応することができません。そのため、時代の流れや出来事の因果関係を意識して勉強する必要があります。また、出来事が起こった時の年号や、その時の将軍、天皇は誰かなどもしっかり頭に入れておくことで対応できます。
問題は、古代から戦後まで幅広く出題され、特に近現代からの出題が多いため、高3の夏には、教科書の全範囲の学習ができていることが望ましいです。参考書などを利用して、授業の先取り学習をしておくと良いでしょう。また、史料問題も必出のため対策が必要です。例年、経済学部の両日程で出題されています。
難易度は標準的で、持っている知識を生かして今何を問われているのかを考えることで、解答できます。教科書などに載っている頻出史料に関しては、暗記しているのが前提の穴埋め問題も出題されます。初見の史料が出てきたり、グラフを用いた問題が出題されることがあるため、ここに関しては、過去問演習を繰り返して、問題形式に慣れておく必要があります。
正誤問題について
経済学部は、正誤問題も頻出ですが、難易度は標準的です。しかし、正誤問題に関しては多くの受験生が苦手としているため、ここを得意にできると周りの受験生に差をつけられます。正誤問題の出題も主には、近現代、戦後となっており、先ほど述べたような時代の流れを意識した勉強をすることが非常に大切です。
この正誤問題の対策の時に重要になってくるのは、誤りの選択肢がなぜ誤りなのかを自分で説明、解説できるレベルまで知識を入れておくことが大切です。自分で説明や解説ができないということは、知識の定着が甘いということになるため、その都度、教科書や講義系の参考書を読み込んだりして復習ありをし、穴を埋めておきましょう。
中央大学経済学部の日本史の対策
ここまでは、中央大学経済学部の日本史の傾向を述べましたが、ここからは具体的にどのような勉強をしていけばよいのかについて書いていきます。上でも書きましたが、やはり一番は、用語の暗記をしていくのではなく、時代や出来事の流れを把握することが大切です。
日本史の用語をぶつ切りで沢山暗記すれば大丈夫だと思っている受験生が多いですが、実際の共通テストや難関大学の問題では、ただ用語を暗記しただけでは全く対応ができません。用語を覚える時には、その出来事がなぜ起こったのか、またその出来事の結果どうなったのかについてを考えながら勉強していく必要があります。
その用語を見たことがあったとしても、時代の流れを意識した勉強ができていないと、使える知識とはならず、得点につなげることができません。自分の知識を強固なものにしていくために、普段から因果関係に気を付けて勉強することを意識しましょう。
また、問題の難易度自体は、標準的であるため、教科書レベルの問題の取りこぼしを避けるために基本的な用語の復習は、徹底的にやっていきましょう。ここ数年は、出題されていませんが、2019年度までは、記述式の出題も見られ、再度出題される可能性もあります。グラフや地図問題に関しては、教科書や史料集に載っているグラフや統計表などから読み取った事柄を歴史的事実と結び付けてるのが重要です。
最後に過去問演習についてです。中央大学経済学部の日本史は、過去数年の出題を見ると、同じ時代の出来事や分野などが繰り返し出題されています。そのため、過去問を最低でも5年分は、解いて傾向を掴んでおきましょう。
オススメの参考書
【金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本】
・この参考書は、あまり難易度も高くないため、日本史初学者でも十分理解できるような内容になっている講義系の参考書です。大学入試で出題される日本史の出来事について、基礎的な事項からそれぞれの出来事を関連づけて丁寧に解説してくれている参考書になっています。教科書やその他の講義系の参考書で理解しきれなかった部分をこの参考書で補っていくのがオススメです。また、そこまでの量はありませんが、確認用に問題もついているため、それも活用していくとよいでしょう。
【「元祖 日本史年代暗記法」】
・この参考書は、日本史の出来事とともに年号が配列されていて、その年号1つ1つにゴロがついており、非常に年号を暗記しやすい参考書となっています。また、この参考書は年号以外の出来事の流れもコンパクトにまとまっていて、非常に汎用性が高いです。時代の流れを効率的におさらいしていくことができるので、普段の勉強だけでなく、直前期に日本史の全体像を改めて把握し直したい時にも非常に便利です。
まとめ
今回の記事では、中央大学経済学部の日本史の傾向と対策、そしてオススメの参考書について書きました。長々と書きましたが、日本史は徹底的な復習が非常に重要なので、今日の記事を参考にして何度も何度も復習してください。今回の記事が受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです!
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