こんにちは!
武田塾神戸湊川校です!
大阪市では、大学は学問を勉強する場でありながらも、市内に人々が行き交うようになるための重要なインフラ設備だとしています。
しかし、少子化の影響や競合する数多くの大学との関係もあり、大阪府立大学と大阪市立大学では経営状況が芳しくない状況が続いています。
そこでこの2校を統合して新たな大学として新設することで、さらなる大学としての価値の上昇と経営の見直しを図っています。
今回はそんな2022年に新たに新設された大阪公立大学について詳しく解説していきます。
大阪公立大学とは
大阪公立大学は、2022年4月に140年という歴史を持つ大阪府立大学と大阪市立大学の2つの大学を統合することで新しく設置された公立の大学です。
大学のキャッチフレーズは「総合知で、超えていく大学。」としており、個々の「専門知」を深めて他領域との融合を行うことで「総合知」で挑むことが重要と考えている大学です。
そのキャッチフレーズの通り、12学部・学域、大学院15研究科を設置しています。
学部・学科について
下記12学部が設置されています。
学部・学域 |
学科数 |
現代システム科学域 |
4学科 |
法学部 |
1学科 |
商学部 |
2学科 |
工学部 |
12学科 |
獣医学部 |
1学科 |
看護学部 |
1学科 |
文学部 |
4学科 |
経済学部 |
1学科 |
理学部 |
6学科 |
農学部 |
3学科 |
医学部 |
2学科 |
生活科学部 |
3学科 |
大阪公立大学の魅力
新設されたばかりの大阪公立大学にはどんな魅力があるのでしょうか?
ここからは大阪公立大学の教育・就職・キャンパスライフの観点から解説していきます。
1. 教育内容の充実
大阪公立大学は教育内容の充実という点で在学生から支持を得ています。
少人数指導やサポートに力を入れており、同じ志をもつ学生同士が近い距離感で学び合える環境が充実しています。
また、大阪市立大学と大阪府立大学の合併であることから、両大学の良いところを補い合っており、国際教育にも力を入れているため、これからの社会や世界で活躍できる人を目指すことができます。
さらに、学部によっては学科・コース選択が1年生の終わりにあるため、どんな分野に興味があるのかをじっくり考えたい学生にとっては魅力的なカリキュラムとなっています。
2.就職に有利
大阪公立大学はよく神戸大学とも比較されることが多いですが、就職においては引けを取らない実績を持っています。
総合商社への入社実績は多少神戸大学よりも劣っていますが、上場企業への就職率は同程度となっています。
さらに合併による知名度の上昇と、公立大学として企業からの評価が非常に高いことは魅力といえるでしょう。
3.知名度の高さ
元々の大阪市立大学と大阪府立大学の知名度は歴史も深いこともあり非常に高いといえます。
さらにこれらの大学が合併することによる注目度も高いため、知名度の高さも魅力の一つでしょう。
大阪公立大学の難易度・偏差値
大阪公立大学は比較的偏差値の高く、入試の偏差値は57~75、共通テスト得点率は64~84%となっています。
学部・学域 |
偏差値 |
現代システム科学域 |
59~67 |
法学部 |
67~75 |
商学部 |
67~68 |
工学部 |
59~69 |
獣医学部 |
67 |
看護学部 |
60~64 |
文学部 |
69~75 |
経済学部 |
66~71 |
理学部 |
58~65 |
農学部 |
58~61 |
医学部 |
57~73 |
生活科学部 |
61~65 |
大阪公立大学の入試について
大阪公立大学では、一般選抜と特別選抜があります。
1.入試形式
・一般選抜
共通テストで指定された教科・科目を受験し、大学で個別学力検査等を実施する方法になります。
全部で前期日程・後期日程・公立大学中期日程があります。
工学部のみ公立大学中期日程での受験が可能のため、別日程の国公立大学との併願が可能となっています。
・特別選抜
大阪公立大学の特別選抜は、外国人留学生特別選抜、社会人特別選抜、帰国生徒選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜などといった様々な特別選抜も用意されています。
2.受験者数・合格者数・倍率について
2022年の前期試験の結果をもとに学部ごとの「受験者数・合格者数・倍率」を以下の表にまとめました。
学部・学域 |
受験者数 |
合格者数 |
倍率 |
現代システム科学域 |
628 |
176 |
3.6 |
法学部 |
353 |
165 |
2.1 |
商学部 |
324 |
216 |
1.5 |
工学部 |
854 |
282 |
3.0 |
獣医学部 |
121 |
39 |
3.1 |
看護学部 |
149 |
88 |
1.7 |
文学部 |
363 |
129 |
2.8 |
経済学部 |
312 |
192 |
1.6 |
理学部 |
434 |
216 |
2.0 |
農学部 |
287 |
98 |
2.9 |
医学部 |
200 |
112 |
1.8 |
生活科学部 |
330 |
114 |
2.9 |
最も倍率が低かったのが「商学部」で、最も倍率が高かったのは「現代システム科学域」でした。
倍率的に高すぎる学部もなく、工学部に関しては日程の異なる国公立大学にも併願可能なため要チェックです。
大阪公立大学の試験対策
大阪公立大学では2022年度の一般入試問題を公表しており、問題・解答例・出題意図をそれぞれ確認することができます。
ここからは大阪大学の試験の特徴と対策について解説していきます。
1.英語
大問は全3問で、試験時間は100分です。
大問1・2は学部・学域共通の問題で長文読解となり、大問3は学部ごとに異なる和文英訳問題の出題となっています。
難易度的には標準レベルの問題ですが、100分という時間に対しての問題量が多いので、時間配分に注意しておく必要があります。
対策方法としては、基本単語・熟語の反復学習に加え、長文読解のトレーニングをしておく必要があります。
いかに試験時間内に問題を解ききるかが重要となってくるため、パラグラフごとのタイトルづけの習慣化や精読・速読に重きをおいた対策が効果的です。
2.国語
文学部の受験者は大問3題で120分の試験時間となっており、看護学部・生活科学部の受験者は大問のいずれかから2題を選択し、90分の試験時間となります。
上記以外の学部は全て前半の大問2題について試験時間90分で解答する必要があります。
2022年度の問題では、評論、評論、古文の出題となっているため文章量が多く、解答も内容説明が多いので、試験時間内に的確にまとめる力が必要です。
古文に関しての対策方法としては、基礎知識を問われる内容のため、基本語句や文法は日頃から反復学習してしっかり身に付けておきましょう。
わからない語が出てきてもある程度覚えた単語から文章を類推することが可能のため、単語・文法の暗記に重きをおいた対策が効果的です。
3.数学
理系学部では「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」が試験範囲で試験時間が120分となっています。
一方、文系学部では「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B」が試験範囲で試験時間が90分となっています。
大阪市立大学の入試問題の文系数学においてはベクトル問題が頻出といわれていましたが、大阪公立大学入試でも2022年度に出題されています。
理系数学・文系数学のどちらも大阪市立大学の出題内容と似ているため、大阪市立大学の過去問を一通り解けるようにしておきましょう。
また理系数学においては数学Ⅲからの出題がメインで、小問ごとに順を追って解答していく形式のため、確認ミスや計算ミスをないようにすることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大阪公立大学は、伝統ある大阪市立大学と大阪府立大学が統合して新設されたまだ歴史の浅い大学です。
しかし、知名度のある2大学が統合していることもあり、非常に注目度が高くなっています。
そのため少人数教育が受けられる環境が整っていることもあり、入学したいと思う受験生も多くなってきています。
しっかりと受験対策を積んで、大学でのキャンパスライフを目指しましょう。
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個別指導塾では講師の先生に生徒のカリキュラムを丸投げしていることが多いです。
教室長の受験知識や教務知識が高い場合はひとりひとりのカリキュラムを設定していることも
あるのですが大半の場合は講師の先生にすべて任されてしまっています。
アルバイト講師が全て自分でカリキュラムを決めるなんてこともよくあります。
この方法ですと自身の経験のみを元に作っているため非常に危険ですよね?
しかし武田塾では志望校に応じてカリキュラムが決まっておりそれをもとに
講師の先生が指導しているため講師の先生に依存することはありません。
ここまでをまとめると武田塾と他の個別指導塾の違いは
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③カリキュラムを全体で管理している
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