「大阪大学の物理はどんな参考書でどんな対策をしたらいいの?」
「現時点ではE判定だけど阪大に逆転合格したい!!」
今回はこのような方々へ向けての記事となっています。
こんにちは!武田塾神戸湊川校です!
今回は前回に続き、
旧七帝大の1つ、
大阪大学の理系科目
について書いていこうと思います。
今回の内容は、
第2弾 物理編です!
阪大に合格した経験と、
あとは武田塾での参考書の進め方をベースに
どのような対策を取っていけば良いのかを
伝授していけたらなと思います!
それではまず傾向から見ていきましょう。
神戸湊川校では自学自習の徹底管理・サポートで、
早稲田、関関同立、旧帝大、神戸大、医学部医学科など数々の合格者を輩出した
教務、講師陣が合格へと導きます!
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二次試験概要と物理の傾向
難易度は旧帝トップクラス!設定に惑わされないことが大事!
阪大の物理は、
例年大問数3の試験時間が理科2科目で150分なので、
単純計算で、1問あたり25分となっています。
これは時間的にはかなり厳しく感じるでしょう。
難関旧帝に恥じない、見たことのないような設定から考えさせる問題が多いことが特徴的で、
「典型問題を確実に」からさらに発展させて考える力が要求されます。
上記の表から、
大問1:力学(2017は電磁気も一部含まれているがほとんどが力学の内容)
第2問:電磁気
第3問:波動、電磁気、原子から2つ以上の分野(大問内で3A、3Bに分かれている)
と出題傾向が見て取れます。
上で大問3つと書きましたが、実質4題と言えるでしょう。
新課程導入になって以来、
2018年に初めて原子が出題されて以降2019年も二年連続の出題となりました。
また、以前は少なかった波動からの出題も近年増加傾向にあります。
したがってどの分野からも出題される可能性は大いにあるため、
総合的に応用力を養っておく必要があります。
配点について、
基本は理科2科目合わせて250点満点で、物理のみで125点です。
合格ラインの目安としては大体70/125点なので、
60%は取れる力を身に着けたいところです。
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頻出分野を分野別に徹底解説!
力学
電車の運動や車が塀を飛び候える運動、パラシュートなど、
見慣れない設定での出題は特に力学で顕著です。
しかし、実態はきちんと見たことのある知識で解ける問題なので、
1,正確に状況を見抜き、
2,正確に力を図示し、
3,正確に式を立てる
ことができれば得点源としていけるでしょう。
問題は力学的エネルギーや運動量保存則、単振動などを複合的に考えさせるようなものが多いため、
力学の中でも単元横断的に考える訓練をしておく必要があります。
電磁気
電磁気は力学とは異なり、参考書で見たことのある設定での出題が多い傾向にあります。
そこにネオン管など、見慣れないようなものがたまに挟まれる程度です。
なので、こちらは標準的なものから応用レベルのものまでの問題集を繰り返し解き、
その中で出てくる問題を確実に解けるようにしておくと良いでしょう。
また、電磁気は狙われやすい単元がより分かりやすく、
コンデンサー、直流回路、コイル、導体棒の運動は頻出単元です。
回路の問題ではスイッチの切り替えからどこが保存するかを正しく見抜いたり、
導体棒では棒の動きや力のかかり方、終端速度などの考え方をマスターしておきましょう。
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熱力学
熱力学ではピストン内に閉じ込めた気体を様々な条件で変化させ、
その運動やグラフから熱サイクルを考える問題が良く出ています。
等温、等圧、等積、断熱変化とそのグラフ、
またこれらと組み合わせて気体が仕事をしたのかされたのか、を熱力学第一法則を用いて求められるようにしておきましょう。
この分野自体は押さえるべき公式は少ないので、設定の易しい前半部分はしっかり点を取りたいところです。
一方で後半になってくると問題がどんどん複雑になり、見たことない条件が出てくることも多いため、
1つ1つの状態変化を上記の4つのうちから正しく選び、慎重に経過を追いましょう。
ポアソンの式を用いた問題の出題もあり、その際には問題文で与えられていましたが、
今後は証明から絡めるようなものも出るかもしれないため受験生として対策は必須でしょう。
阪大合格のための物理勉強法と参考書
しっかりと盤石に基礎を固め、
標準~応用レベルの参考書で演習量をこなしながら実力を伸ばしましょう。
基礎固めの際には公式の暗記だけでは思考力が磨かれないため、
考え方や原理に目を向け、人に教えられるレベルに理解度を高めておきましょう。
対策①:まずは徹底した基礎固めから
「千里の道も一歩から」
基礎なしにして応用問題を解くことはできません。
まずは各分野の各単元に細分化して勉強を進めましょう。
この段階での武田塾的オススメ参考書は
「物理のエッセンス」
になります!
これらの参考書では問題を解く前に押さえるべき知識や考え方がまとめられており、
それらと問題を対応させて進めることで初学者でもどこが大事かがわかり、きちんと要点を身に着けることができます。
この参考書を進めれば重要な考え方や、解法を身につけることができます!
これらに加えて、講義系参考書の活用も基礎固めに有効です。
「漆原の物理」
がオススメ参考書です!
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対策②:身に着けて考え方を実践で活かして入試問題にchallenge!
基礎固めができたらここからはどんどん演習を積みながら典型的な問題に対する紐解き方、考え方を身に着けましょう。
基本的には①が終わった時点で、今後問題で使う公式の9割以上には目が通っているはずなので、
問題を解きながら適宜基礎の参考書に戻って取りこぼした部分を何度も復習しましょう。
また、標準レベルの問題が最終的に初見で解けるようになるかどうかは、
どれだけ解説の隙間に隠された言葉を自分で補えるか
にあります。
ある式が思い浮かばなかった時にその答えをなんとなく覚えただけでは、同じ問題は解けても類題は解けません。
大事なのは、既視感のある類題がきちんとできるようになることです。
どういう設定で、どういう条件が与えられ、何を求めるのか、という部分から逆算して方針を立てることを意識しましょう。
このレベルでの武田塾オススメ参考書は、
「良問の風」です!
全148題と量も豊富で、一通りの典型問題をこの1冊で押さえることができるため、
地方国公立まではこの参考書さえ固めればいけるとまで言われるほどです。
物理のエッセンスと並行で、この参考書でアウトプットを進めていきましょう。
各分野で1つの単元に焦点を絞った問題から複合問題まであり、レパートリーが豊富なのもこの参考書の特徴です。
この参考書にあるような問題は見たら一瞬で解法がなんとなく思いつくようになるまでやりこみましょう。
対策③:複雑な設定の応用問題に挑戦!
ここからは力の図示がややこしかったり、回路が複雑化したりと一筋縄ではいかない問題が増えてきます。
典型問題まできちんと解けるようにしたこの段階では、いかに見たことある形に帰着できるかが勝負です。
また、この段階の問題では様々な物理現象についてハイレベルで正確な理解力が求められます。
少しでも不安要素のあるものはしっかりと解説に目を通し、完璧な状態に仕上げていきましょう。
この段階での武田塾的オススメ参考書は
「名問の森」シリーズです。
この参考書はじっくり考えないと解けないような難問が多数集まっています。
また、このレベルに達した人向けに内容も書かれているため、解説もかなり詳しく書かれています。
出来なかったものだけでなく、解けた問題の考え方にさらに肉付けすることにも役立つこと間違いなしです!
対策④:いよいよ過去問に挑戦!
ここまで培った実力をもとにどれだけ過去問で戦えるか試してみましょう。
各大問で典型問題や名問で見た問題は落とさないよう丁寧に点を取り、誘導を意識して解き進めながら、
自分の磨いた感覚で初見設定問題をどこまで処理できるか実践を通して学びましょう。
阪大の物理は過程を書く部分はなく、答えのみ解答用紙に書くため、
本番と同じように採点するようにしましょう。
↓↓↓阪大と同じく、関西の人気大学である神戸大学の物理に関する記事はこちら!
まとめ
ここまで阪大物理の傾向とその対策について具体的に使う参考書を挙げながら述べてきました。
難易度に比べて時間が短いため、その中で6割をしっかりとることはかなり難しいです。
これを達成するために最も重要なのは、
参考書の1問1問で解説よりも詳細に自分で説明できるようにすることです。
どれだけ問題をこなし、その時解けるようにしてもその解説に載っている範囲の内容でしか理解していなかったら、
他の問題を解いたときに思考過程に綻びが生じます。
大問丸々が誘導になっている物理では、1つ分からない時に連鎖的に点数を落としてしまうため、
最大限の点数を取るためにも基礎のうちから理解力を蓄積しておきましょう。
③になっていきなりやろうとしてもわからないことだらけで取り返しがつかなくなるので、ここはしっかりコツコツ納得できるまで詰めましょう!
武田塾では生徒1人1人に合わせてペース管理をし、1週間の確認テストでそのやりこみ度も判定しているため、
この思考時間と復習についても一緒に考えながら参考書を進めていくことができます!
「自分でいきなり上手くやれる自信がない」という方も安心して取り組むことができますので、
ぜひ気になった方は受験相談へ足を運んでみてください!
↓↓↓第1回の阪大理系数学の対策ブログはこちら!
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武田塾について
勉強されている中学生、高校生、既卒生の皆さんは
「これで勉強が出来るようになっているのか不安」
と思ってしまうこともあると思います。
武田塾ではその不安を「確認テスト」と「個別指導」で無くします!
<確認テストと個別指導>
武田塾では1週間に1度「確認テスト」と「個別指導」を行います。
テスト内容は宿題の問題と全く同じ問題なので
しっかりこなせていれば満点を取ることが出来ます!
そのため毎日頑張って勉強しないとやっていないことがバレるのです。
また、確認テストで80点以上を超えないと次に進めないため
志望校合格までの道を進んでいくことも出来ないのです。
こうして武田塾では確認テストで「勉強をサボれない」仕組みを作っているのです。
ずる賢い人や要領の良い人はここまで聞くと
「解答の丸暗記をすれば良いし楽勝♪」と
思ったかもしれませんがそれは絶対に出来ません!
それには2つ理由があるので説明していきます。
①宿題の量が丸暗記出来ない程多い
そもそも武田塾の宿題はどの科目でも丸暗記することが不可能な量です。下の表が実際に出される1週間の宿題量です。
例えば、英文法の問題集ネクステージは9~16章で全部で数百問あります。
これを全て丸暗記することは不可能だとは思いませんか?
②個別指導の時間で口頭チェックがある
武田塾の個別指導の時間では一般的な個別指導塾のような
問題解説や新しい事項の説明をすることはほとんどありません。
本当に問題が出来るようになったのか、暗記になっていないか
口頭でチェックさせてもらっています。
この口頭でのチェックでは「答えを答えるのではなく何故その答えを選んだのか」
その根拠や理由を講師の先生に説明してもらっています。
武田塾の目的は参考書の問題が解けたり確認テストで点数を取ることでは当然ありません。試験や入試で得点できなければ意味がないので、そのために根拠の確認をしていくわけです。
これを続けていくことで
「自分で考えて理解する力(思考力)解法やプロセスを説明する力(表現力)」
が養われていくのです。
今挙げた2つの力は大学入学共通テストにも必要な力です。
一般的な個別指導塾では授業中に進んでいくことが講師の先生に求められるため、
「生徒が本当に分かっているか」「明確な根拠があって答えられているか」
まで見ることはほとんどありません。
また、そのほかに確認テストの結果や生徒のノートを確認と
生徒へのヒアリングを行うことで1週間の勉強のやり方や
学習時間が適切かどうかをチェックし状況に応じて
アドバイスしていきます。
例えば、今週英単語が中々覚えられず
確認テストで8割を切ってしまった生徒の場合は
どのように英単語を覚えて来たのか、時間は毎日取れていたか
2日間の復習日でもしっかり取り組めていたかとノートを確認し、
その上で効率の良い正しい単語の覚え方を指導します。
ここまで講師の先生から手厚く見てもらえるのが武田塾の個別指導です!
③カリキュラムを全体で管理
もう1つ武田塾と普通の個別指導塾の違いは「カリキュラムを塾全体で管理」していることです。
個別指導塾では講師の先生に生徒のカリキュラムを丸投げしていることが多いです。
教室長の受験知識や教務知識が高い場合はひとりひとりのカリキュラムを設定していることも
あるのですが大半の場合は講師の先生にすべて任されてしまっています。
アルバイト講師が全て自分でカリキュラムを決めるなんてこともよくあります。
この方法ですと自身の経験のみを元に作っているため非常に危険ですよね?
しかし武田塾では志望校に応じてカリキュラムが決まっておりそれをもとに
講師の先生が指導しているため講師の先生に依存することはありません。
ここまでをまとめると武田塾と他の個別指導塾の違いは
①授業をしない
②毎週やってきた範囲の確認テストと個別指導
③カリキュラムを全体で管理している
の3点です。
武田塾神戸湊川校への問い合わせについて
神戸市兵庫区にある
武田塾神戸湊川校では自学自習の徹底管理・サポートで、
早稲田、関関同立、旧帝大、神戸大、医学部医学科など数々の合格者を輩出した
教務、講師陣が合格へと導きます!
ホームページからのお問合せ・受験相談をお申し込みの方は、
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