こんにちは、武田塾神戸湊川校です!
1⃣現代文問題(評論中心だが小説がたまに出ます)75点
2⃣古文問題 75点
関西学院大学の国語は、読解と基礎知識を問う問題の両方が出題されます。
現代文と漢字と語句の意味、古文は古文常識、現代文古文共通して文学史も勉強しておく必要があります。
それを知ったうえで国語のステップを現代文と古文それぞれご紹介していきます。
~現代文ステップ1~ 読解のポイントをおさえろ!
よく読解は本をよく読んできた人が有利だと言われておりますがそれは違います。
読解は練習次第で力を大幅に伸ばすことができます。
では、どのようにして伸ばすことができるのか?
それは、読解のポイントをしっかり理解することです。
武田塾では入試現代文へのアクセス基本編(河合出版)を現代文の学習の手始めとして推奨しており、私自身も受験生の時に使っており、現代文の読み方が変わりました。
この参考書では、とっても使える読解のポイントがまとめられておりますのでこの参考書を元に解説をしていきます。
・読解のポイント
①本文の全体構造を意識する
➁対比構造に注目する
➂先入観を排除して、本文を読み進めていこう
④難解な表現や用語であまり立ち止まらず、先に読み進もう
⑤具体例とその説明をまとめよう
⑥同じような内容の言い換えに注目しよう
⑦小説では場面設定に注意しよう
⑧小説では登場人物の心理を読み取ろう
⑨小説は特徴のある表現に注意しよう
⑩難しい熟語も一字一字の漢字から意味を推しはかろう
⑪小説ではリード文に目を通すことを忘れないようにしよう
~現代文ステップ2~ 正解のポイントをおさえろ!
読解のポイントをある程度意識できるようになったら、正解のポイントを押さえましょう!
読解のポイントを意識するだけでは残念ながら問題を解けるようにはなりません。
設問によって癖があるからです。
その癖を克服して正解へ導くための正解のポイントを見ていきましょう。
・正解のポイント
①常により良い答えを求めよう
➁設問をよく読み何が問われているのかを正確に掴もう
➂マス目の解答欄では、冒頭の一字を開けたりせず、句読点や記号にも一マス用いること
④傍線や空欄の問題では、その傍線や空欄の問題では前後の文脈をよく確認し、解答の方向をみきわめよう
⑤記述問題では、筋の通ったわかりやすい答えを作るように心掛けよう
⑥「・・・の違いを述べよ」という問題では、二つを対比させて答えよう
⑦空欄補充問題では、解答しやすいところから入れていこう
⑧指示語の問題では、前後の文脈をよく考えて、解答候補は一度指示語の部分に代入して確認しよう
⑨とらえどころのない問題では、本文全体の主旨に即して解答を考えよう
⑩選択肢の問題では、消去法を活用しよう
⑪脱落文は、まず脱落文自体の内容に注目し、前後の文脈を論理的に推測してみよう
⑫傍線部と同じ話題や語句が出てくる箇所に着目しよう
⑬記述問題の答えは中身の濃いものを
⑭問われていることと無関係なことを答えないようにしよう
⑮解答に確信が持てないときには、べつの方向から考えてみよう
⑯記述問題では、重要な内容から優先的に答えていこう
⑰傍線部を言い換えている箇所に着目しよう
⑱小説では必要以上に深読みしないようにしよう
~現代文ステップ3~ 現代文の基礎知識を習得せよ!
現代文の基礎知識ってなんの事だと申しますと、それは漢字、語句、文学史ということになります。
ステップ3という書き方をしましたが、読解の練習と並行して進めて欲しいです。
漢字で武田塾が推奨しておりますのが、入試漢字マスター1800+(河合出版)です。
漢字と一緒に覚えて欲しいのが語句の意味です。
漢字の読み書きを覚えると同時にその漢字の意味や対義語があれば何が対義語なのかをしっかり学習すると語句の学習と漢字の学習を同時に行うことができます。
文学史の勉強は結構軽視されがちです。
関学は文学史が出る年と出ない年があって、出たとしてもせいぜい1問か2問ぐらいで、
配点としてもそこまで高くはないものの毎年「あと1問や2問が正解していたら・・・」と惜しくも不合格になってしまう人がいます。
そういう人たちに見受けられるのが、文学史の学習不足です。
文学史は基本覚えれば対処できる問題なので出題されたラッキーだと思いましょう。
文学史は作品が書かれた時代の背景を捉えながら学習するとつながりができて覚えやすくなります。
私のオススメは頻出!日本文学史(河合出版)です。
頻出!日本文学史(河合出版)は文学史の背景知識までをも網羅する非常に詳しくわかりやすく文学史をまとめている参考書です。
~現代文ステップ4~ 問題演習をしよう!
現代文の基礎を詰めたら問題演習をしましょう。現代文は解答へ導くいわばプロセスが大事になり、常に正解のプロセスへと導けるよう問題を通して勉強する必要があります。問題演習といってもレベルを段階的に上げていくといいでしょう。関西学院大学へのステップアップは以下の通りです。
・問題演習のステップ
① センタ‐試験レベルの問題演習
↓
② 日東駒専&産近甲龍レベルの問題演習
↓
③ MARCH&関関同立レベルの問題演習(関学レベル)
まず、センター試験レベルの問題から解いていってください。このセンターレベルで8割(80/100) が比較的安定して取れるようになるといいです。センター試験レベルの問題演習を行うのに良い問題集は何か?といった疑問を抱かれるのではないかと思います。武田塾で推奨しているマーク式基礎問題集現代文(河合塾)やセンター試験過去問などがお勧めです。しっかり時間を図って行えるといいです。目安は評論・小説合わせて40分で解けるといいです。
センター過去問で先述の通り8割が安定して取れるようになってきたら日東駒専&産近甲龍レベルの問題演習を行いましょう。武田塾では、日東駒専&産近甲龍の現代文(日栄社)を使用しています。この参考書は、日東駒専と産近甲龍の8大学(日本、東洋、駒澤、専修、京都産業、近畿、甲南、龍谷)の過去問がそれぞれ2題ずつ掲載されている参考書です。日東駒専と産近甲龍の現代文のレベルを知るのにとてもいい参考書です。
日東駒専&産近甲龍レベルの問題演習で7割5分を比較的安定して取れるようになったら、MARCH&関関同立レベルの問題演習へと進んでいきます。
MARCH&関関同立レベルの問題演習には、GMARCH&関関同立の現代文(日栄社)がお勧めです。武田塾でも使用しております。この参考書は、先ほどの日東駒専&産近甲龍レベルの現代文のように大学の過去問が各大学それぞれ2題ずつ出されます。この参考書だと学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政、関西、関西学院、同志社、立命館の過去問が掲載されています。
問題演習の仕方についてお話ししたいと思います。詳細は以下の通りです。
・問題演習の流れ
①問題を時間を測って解く
②採点をする
③正解した問題は根拠があっているかどうか、間違えた問題は自分の根拠とどう違うのかを分析する
④本文中で分からなかった語句をしっかり確認する
⑤その文章が何を言いたかったのかが自分で理解しているかどうかを確認する
以上のようなステップを踏んでください。よく、間違えた問題だけを復習して終わらせてしまう人がいますがこれは良くないです。
自分の問題の解き方、いわばプロセスを確認するために問題演習を行うので自分の解答の導き方が正しいかどうかをどの問題もしっかり確認してください。
次は、古文の対策についてご紹介します。
~古文ステップ1~ 古文の基礎を作る!
古文は日本の昔の言葉とはいえ、現代の日本人にはあまりゆかりが無く読むのが難しく英語と似ている所が多くあります。英語と似ていてまず初めに単語と文法という基礎を磨かないといけません。そこで単語と文法の学習の進め方は以下の通りです。
・単語学習の進め方
①単語帳の赤文字の意味(メインの意味)から覚えていく
②赤文字の意味を覚えたら、黒文字の意味(メインとは別の意味)を覚える
③その単語の関連語句を覚える
④①~③を繰り返す
・文法学習の進め方
①文法の解説書を読む
②解説を読んだ単元の確認問題を解く
③文法の解説書で全部の単元を読んだら、問題演習を繰り返す
単語だと慣用句や敬語の学習、文法だと助動詞の学習が一番大変なところになるのではないかと思います。
武田塾では読んで見て覚える古文単語315(桐原書店)を単語帳として、ステップアップノート30古典文法基礎ドリル(河合出版)を文法書として主に推奨しています。
~古文ステップ2~ 読解問題を解いてみよう!
単語と文法の知識、いわゆる古文の基礎が出来上がって来たら読解の問題にチャレンジしましょう。読解の問題を解くうえで意識してほしいのが主語と述語をしっかり把握するようにしましょう。古文は基本物語文が出題されるので誰がどうしたのか?という主語述語関係をしっかり把握する必要があります。問題演習のステップは以下の通りです。
・問題演習の流れ
①物語の背景をおさえる(あらすじが書かれていることが多い)
➁登場人物をおさえる
➂主語と述語の関係をおさえる
④助動詞にマークする
⑤問題を解く
⑥丸付けをする
⑦解答した問題の根拠が正確かどうかを確認する
⑧本文の大まかな内容を理解しているのか確認する
古典の問題演習もこの流れでセンターレベルからMARCH&関関同立レベルへステップアップしていきましょう。詳細は以下の通りです。
・問題演習のステップ
①センター試験レベルの問題演習
↓
➁日東駒専&産近甲龍レベルの問題演習
↓
➂MARCH&関関同立レベルの問題演習
・センターレベルの問題演習
武田塾推奨は、マーク式基礎問題集古文(河合出版)です!
・日東駒専&産近甲龍レベルの問題演習
武田塾推奨は、日東駒専&産近甲龍の古文(日栄社)です!
・MARCH&関関同立レベルの問題演習
武田塾推奨なのが、GMARCH&関関同立の古文(日栄社)です!
~古文ステップ3~ 古典常識・知識をマスターせよ
読解問題に取り組んでいてあることに気が付くのではないかと思います。それは、「この言葉単語帳で見たことない」とか「そんな言葉聞いたことない」ということです。これ、古文知識が足りていないかもしれません。古文知識とはどういうものなのか?それは、例えば月の異名や十二支などが代表例として挙げることができるでしょう。現代では、1月から12月が月として数えられていますが、昔は別の言い方がなされていたのをご存じでしょうか?
・月の異名
1月=睦月(むつき)
2月=如月(きさらぎ)
3月=弥生(やよい)
4月=卯月(うづき)
5月=皐月(さつき)
6月=水無月(みなづき)
7月=文月(文月)
8月=葉月(はづき)
9月=長月(ながつき)
10月=神無月(かんなづき)
11月=霜月(しもつき)
12月=師走(しわす)
・十二支
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)
古文ならではの知識は、これ以外にも沢山あります。しかも、十二支には時間と方角の表し方もあります。
皆さんは、子の刻、子の方角といわれて分かりますか?
正解は、子の刻が真夜中の12時で、方角は北になります。
このような問題が実は、2020年の関西学院大学の国語の問題で出題されました。ということは、関学の国語では古典常識・知識が必要になってくるわけです。学習の方法については、先ほどの古文単語の学習でご紹介した読んで見て覚える古文単語315(桐原書店)の古典常識のページで学習を進めていくと良いと思います。
古典知識をつけるのに必要なもう一つの学習が、文学史です。古文の文学史も現代文の文学史の学習の際にご紹介した頻出!日本文学史(河合出版)です。
~国語最終ステップ~ 過去問で演習を積もう!
現代文と古文共に関学の問題レベルに十分対処できるぐらいに持っていったら、後は過去問演習を通して学校独自の問題に対処していきましょう。国語の制限時間は全学部と個別学部によって異なります。全学部日程は75分に対して、個別学部日程はなんと、選択科目と合わせて120分になります。個別学部日程では、より一層厳しい時間制限が設けられることになります。この厳しい時間制限内に見直しができる程度にまでもっていかなければなりません。そのために実践的な策を立てる重要なツールとして過去問がございます。時間をきちんと測ったうえで下記の通りに演習を進めて欲しいです。
・国語の過去問演習
①問題を解く(時間を測って)
➁丸付けをする
➂解答の根拠を正しく導きだせているかどうかを確認する
④弱点分野を明確にする
解答のプロセスをきちんと意識したうえで過去問演習を行って欲しいです。そうすることで本番での問題の取り組み方をあらかじめ練習することができます。今年(2021年度)の教学社の赤本にはなんと私の合格体験記が記載されておりますので、赤本で過去問対策をされる際にはぜひ、そちらも読んでただければ幸いです。
武田塾×あのちゃん (無料受験相談)
武田塾について
勉強されている中学生、高校生、既卒生の皆さんは
「これで勉強が出来るようになっているのか不安」
と思ってしまうこともあると思います。
武田塾ではその不安を「確認テスト」と「個別指導」で無くします!
<確認テストと個別指導>
武田塾では1週間に1度「確認テスト」と「個別指導」を行います。
テスト内容は宿題の問題と全く同じ問題なので
しっかりこなせていれば満点を取ることが出来ます!
そのため毎日頑張って勉強しないとやっていないことがバレるのです。
また、確認テストで80点以上を超えないと次に進めないため
志望校合格までの道を進んでいくことも出来ないのです。
こうして武田塾では確認テストで「勉強をサボれない」仕組みを作っているのです。
ずる賢い人や要領の良い人はここまで聞くと
「解答の丸暗記をすれば良いし楽勝♪」と
思ったかもしれませんがそれは絶対に出来ません!
それには2つ理由があるので説明していきます。
①宿題の量が丸暗記出来ない程多い
そもそも武田塾の宿題はどの科目でも丸暗記することが不可能な量です。下の表が実際に出される1週間の宿題量です。
例えば、英文法の問題集ネクステージは9~16章で全部で数百問あります。
これを全て丸暗記することは不可能だとは思いませんか?
②個別指導の時間で口頭チェックがある
武田塾の個別指導の時間では一般的な個別指導塾のような
問題解説や新しい事項の説明をすることはほとんどありません。
本当に問題が出来るようになったのか、暗記になっていないか
口頭でチェックさせてもらっています。
この口頭でのチェックでは「答えを答えるのではなく何故その答えを選んだのか」
その根拠や理由を講師の先生に説明してもらっています。
武田塾の目的は参考書の問題が解けたり確認テストで点数を取ることでは当然ありません。試験や入試で得点できなければ意味がないので、そのために根拠の確認をしていくわけです。
これを続けていくことで
「自分で考えて理解する力(思考力)解法やプロセスを説明する力(表現力)」
が養われていくのです。
今挙げた2つの力は大学入学共通テストにも必要な力です。
一般的な個別指導塾では授業中に進んでいくことが講師の先生に求められるため、
「生徒が本当に分かっているか」「明確な根拠があって答えられているか」
まで見ることはほとんどありません。
また、そのほかに確認テストの結果や生徒のノートを確認と
生徒へのヒアリングを行うことで1週間の勉強のやり方や
学習時間が適切かどうかをチェックし状況に応じて
アドバイスしていきます。
例えば、今週英単語が中々覚えられず
確認テストで8割を切ってしまった生徒の場合は
どのように英単語を覚えて来たのか、時間は毎日取れていたか
2日間の復習日でもしっかり取り組めていたかとノートを確認し、
その上で効率の良い正しい単語の覚え方を指導します。
ここまで講師の先生から手厚く見てもらえるのが武田塾の個別指導です!
③カリキュラムを全体で管理
もう1つ武田塾と普通の個別指導塾の違いは「カリキュラムを塾全体で管理」していることです。
個別指導塾では講師の先生に生徒のカリキュラムを丸投げしていることが多いです。
教室長の受験知識や教務知識が高い場合はひとりひとりのカリキュラムを設定していることも
あるのですが大半の場合は講師の先生にすべて任されてしまっています。
アルバイト講師が全て自分でカリキュラムを決めるなんてこともよくあります。
この方法ですと自身の経験のみを元に作っているため非常に危険ですよね?
しかし武田塾では志望校に応じてカリキュラムが決まっておりそれをもとに
講師の先生が指導しているため講師の先生に依存することはありません。
ここまでをまとめると武田塾と他の個別指導塾の違いは
①授業をしない
②毎週やってきた範囲の確認テストと個別指導
③カリキュラムを全体で管理している
の3点です。
武田塾神戸湊川校への問い合わせについて
神戸市兵庫区にある
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