【都立高校志望者必見】
都立高校推薦入試の作文の書き方
こんにちは!武田塾北千住校です。
今回の記事では、高校受験を控えている中学生に向けて都立高校推薦入試の作文の書き方を紹介します。
過去問を渡されて、急に作文を書きなさいと言われても、何から書いたらよいのか、どんなことを書いたらよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。
また、現時点ではそもそも推薦入試の作文がどのようなものなのかを知らない人もいるはずです。
本記事では、推薦入試の作文の大まかな紹介、600文字作文を書く上で気を付けるポイントをお伝えしていきます。
推薦入試の作文ってどんなの?
都立高校の推薦入試では、多くの高校が小論文や作文による選抜を行っています。
試験において課されるテーマや課題は学校によって異なります。
「都立高校 推薦入試」等で調べると、東京都教育委員会のホームページから、学校ごとの推薦入試の課題一覧を見ることができます。
「推薦も気になってるけど、どんなことが要求されるんだろう?」という方は、まずはこちらを見てみるとよいと思います。
多くの学校では、検査時間50分の中で、与えられたテーマに沿って500-600文字の作文を書くことが課されます。
学校ごとにテーマにも特色があるので、受験する高校が決まったら必ず実際の過去問も見てみるようにしましょう。
600文字作文を書く上で気を付けるポイント
入試で評価される作文を書くには、まずは基本的な作文の書き方がしっかり守れていることが大前提です。
これは、①文章を適切な形で書くこと(形式面)、②筋の通った作文にすること(内容面)の大きく2つに分けられます。
これら2つについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
文章を適切な形で書く(形式面)
ⅰ段落構成
500-600文字の作文や小論文であれば、序論・本論・結論の三段落構成で書きましょう。
各段落に書く内容は以下の通りです。
序論:自分の意見・主張
本論:自分の意見の理由や根拠、自分の体験談など
結論:自分の意見の繰り返し、それを踏まえて今後どうして行きたいか
一般的にはこういった内容になりますが、学校の出題の特色によってはまた違った内容を盛り込む必要もあるでしょう。
文字数の割合としては、序論:本論:結論=1:7:2くらいが目安です。
本論は、2つの話題を書く時などは段落を分けても構いません。
ⅱ.言葉遣い
作文や小論文では、適切な言葉遣いをすることが大切です。
言葉遣いが不適切な場合は減点になることが多いので、できるだけ適切な言葉遣いをするようにしましょう。
まず注意したいのが、文章内の文体をそろえることです。
一般的には作文は「です・ます」調、小論文では「だ・である」調を使って書くとされていますが、重要なのは作文の中で「です・ます」と「だ・である」を混ぜて使わないことです。
また、作文や小論文は入試のために書く文章なので、話し言葉に近い言い回しは避けるのがベストです。
具体的には、「~しちゃった」や「~なんだけど」といった言葉遣いがこれに当たります。
作文や小論文では、「~してしまった」、「~なのだが」という形に書きなおすのが望ましいです。
そして、よくあるミスが文章を「なので~」や「だから~」と始めてしまうことです。
「なので」や「だから」で文章を始めるのは作文・小論文では不適切なので注意しましょう。これらは「したがって」と言い換えるのが適切です。
その他、当たり前かもしれませんが漢字ミスや誤字・脱字にも気を付けましょう。
特に試験では制限時間内で書くことが必要なため、焦って普段しないようなミスをすることも珍しくありません。
たくさん練習して、落ち着いて本番に臨めるようにしっかり準備していくことが大切です。
筋の通った作文にする(内容面)
作文・小論文の内容面で最も大切なのは、筋の通った作文にすること、初めから終わりまで一貫した主張をすることです。
「そんなの当たり前じゃん!」と感じる方もいるでしょう。
そうです。作文や小論文は自分の意見・考えを言うものなので、最初から最後まで意見を変えずに書くのは当たり前のことです。
しかし、いざ作文を書いてみるとこれが意外と難しいのです。
具体的な例を挙げてみましょう。
与えられたテーマ:集団生活に重要なものは何か。自分の経験を例に挙げつつ答えよ。
序論(自分の意見):リーダーシップ
本論(理由・経験談):たくさんの人がまとまらないと、物事を成し遂げることは難しいから。合唱コンクールの実行委員としてクラス全員をまとめた。クラスメイトそれぞれが意見を出し合い協力しあった結果、コンクールでは優勝することができた。
結論(意見の繰り返し):集団生活にはリーダーシップが重要
どうでしょうか?
序論と本論では同じことが言えています。
しかし、本論の経験談の部分が主張したいことと若干ずれているのが分かるでしょうか。
これではどちらかというと、「仲間同士で協力し合うこと」の重要性を主張しているように読み取れてしまいます。
このように、作文や小論文内での意見のねじれというのは案外起こってしまうものなのです。
これは自分では気づきにくいものなので、学校や塾の先生に添削してもらうのが大切です。
特に個別指導の塾の先生は、忙しい学校の先生に比べて添削・解説にたくさんの時間をかけられるのでおすすめです。
もし塾に通っているのであれば、塾の先生にぜひ見てもらいましょう!
おわりに
以上、本日の記事では都立高校推薦入試の作文の書き方を紹介してきました。
作文は、こういった抑えるべきポイントを押さえて書くことが最も重要で、それこそが高得点への近道です。
そして、自分では気が付きにくいミスもあるので、書いた作文は必ず誰かに見てもらうようにしましょう。
ポイントを押さえて練習すれば、現時点で作文に苦手意識がある方でも必ず書けるようになります。
都立の推薦合格を目指している方は、早いうちからコツコツと練習していきましょう!
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