講師が紹介!
第一志望に合格したとある生徒の一年間
こんにちは!
この記事では、執筆者である講師の私が担当した2024年度入試に立ち向かった生徒の一年間を時系列で紹介します。
読者の方のモチベーションアップや、受験生の一年間の過ごし方の参考になると嬉しいです。
関連記事を最後にまとめているので、そちらもあわせて読んでみてください!
生徒の紹介
彼は、現役で6月ごろに武田塾に入塾し、私の担当となりました。
彼の志望校は私立の理系で、入試科目は、数学、物理、英語でした。
特訓を担当したのは数学と英語で、物理は独学で進めていきました。
入塾時の英語の成績としては、基本的な英単語を覚えていて、文法や長文はまだまだでした。
数学は、はっきり言ってしまうとぼろぼろでした。
成績としては不安がありましたが、やる気は十分で、彼ならやれると思わせてくれていました。
生徒の一年間
夏
目標と計画を立てる
入塾してからまずは、目標設定と計画設定を行いました。
武田塾では、志望校のレベルに合わせた参考書のルートが存在します。
彼のルートの標準ペースでは完走まで48週間かかる設定になっていましたが、入塾時点で残された時間は30週間程度となっていました。
また、過去問は早く始めれば始めるほど、いいのですが参考書を進めるのを急ぎすぎては、基礎がぼろぼろのまま受験を迎えることになってしまいます。
つまり
・ルートを完走するには標準の1.5倍以上のペースでやる
・急ぎすぎても意味がなく、身に着けながら進める
ということが必要でした。
効率的な勉強を
どちらの条件もクリアするには、「勉強時間を増やし、勉強効率を最大化する」ということが求められます。
そこで、勉強時間を増やすために生徒と作戦を練り、一日の中で勉強に充てられる時間を隅から隅まで探しだしました。
具体的には、通学時間、食事時間、入浴時間、授業中の内職に加えて、スマホ時間が多い生徒のため、スマホ時間を勉強時間にすることを約束しました。
もちろん息抜きは必要ですが、だらだらスマホは本当に受験の大敵です。
だらだら触るのではなく時間を決めて、好きな動画、ゲームをするようにしました。
勉強効率については、家だとなかなかはかどらないという生徒であったため、特訓のない日でも校舎にきて自習室を利用したり、学校の自習室を利用したりすることを約束しました。
そして、生徒の得手不得手に合わせて参考書の分野によってペースを調整して、ペースと質を上げていきました。
夏の課題と対策のまとめ
課題
時間がない中で、量と質の高い勉強をする必要がある
対策
隙間時間を勉強時間に(量)
勉強場所を集中できる場所に(量)
参考書の細かいペース調整(質)
これらを実践しました。
英語は覚えた文法を忘れてしまったり、数学では理解に時間がかかったりと困難もありました。
しかし、武田塾の4日2日ペースでの効率的な復習を行なったことで、7月が終わる頃には基礎の文法や数学2Bまでの参考書を習得することができました。
秋
未修範囲の見直し
8月からは英語では長文の参考書に入り、数学は数3の基礎の参考書に入っていきました。
長文は、単語ができていたこともあって、割とスムーズに読むことができました。
しかし、数3は授業でまだ習っていないことが主な原因で、ペースを大きく落とすことになりました。
それでも理解できないまま急いでやっても全く意味がなく、理解しながら地道に進めていくしかありませんでした。
そこで、少しでも質を保って数3の勉強ペースを上げるために、未修範囲の勉強方法を見直しました。
初めての範囲である数3では、他の基礎の参考書のようにとにかく問題を解き進めていくのではなく、あせらず学校の教科書と参考書の分野の解説をよく読んで理解していくようにしました。
また、読んでもわからないところについては、私は授業をしないので学校の先生を頼るようにしました。
ここでペースを落としてでも根本理解をしたことが最終的な第一志望の合格に繋がったと思っています。
数3に苦戦しつつもなんとか身につけて、10月の終わりごろには英語も数学も志望校レベルの参考書に入ることができました。
秋の課題と対策まとめ
課題
数3の未修範囲の勉強が進まないが、しっかりと身に着けていく必要がある
対策
とにかく理解を最優先に(身に着けるため)
学校の先生を頼る(時間をかけすぎないように)
冬
モチベーションの低下
彼は秋まで毎日ほぼ最大限の努力をしてきました、
10月の共通テスト模試でその成果を出すと意気込み、私も成果が出ると信じていました。
結果は、8月のものとあまり変わりませんでした。
この結果に対して彼は大きく落ち込んでしまいました。
彼の学校の友達の成績がかなり上がっていたのも原因の一つでした。
結果を見てから、武田塾の宿題も十分にやってこられなくなってしまいました。
モチベーションの低下です。
モチベーションの低下に対して、講師の私は目標の再確認で対応しようとしました。
しかし、それではモチベーションを立て直すのは難しかったです。
彼は(このような方は多いと思いますが)そもそも、その大学に対して特別な志望理由はなく、偏差値が高いし就活で強そうだからという理由で目指していました。
この志望理由が悪いというわけではなく、特別な理由がある人はモチベーションが下がった時に立て直しやすいのではないかと私が考えているだけです。
「淡々勉強」
そこで、モチベーションの低下を課題として考えるのではなく、勉強量と質の低下を課題として考え、モチベーションに依存しないで勉強を進められる方法を考えました。
名付けて「淡々勉強」です。
名前の通り淡々と勉強していくために、やるべきこととやり方をきっちり決めて、頭で考えるのは目の前の問題だけというモチベーションに関係ない勉強方法です。
これは今までの長時間勉強が体に染みついていないとできない勉強方法です。
まず、家にいると勉強できないため、学校帰りに塾の自習室に来るのをルーティンにさせました。
そして、毎日の宿題はもちろん、それをやる順番まで決めました。
勉強のやり方として、どこまで考えてわからなかったら解答を見るのかを再確認しました。
淡々勉強の成果もあってか勉強量と質も徐々に回復していきました。
量と質が回復していけば自信もついて、結果としてモチベーションのアップにつながりました。
冬の課題と対策まとめ
課題
モチベーションの低下による勉強量と質の低下
対策
淡々勉強
その後はモチベーションを乱すことなく過去問演習を行って、受験に挑み、第一志望に合格することができました。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログで伝えたかったことは、人によって課題は異なり、その課題を効果的にクリアする対策の重要性です。
受験までの時間は大体の人が短く、効果的に課題解決をしなければ、合格ラインまで成績をもっていくことは難しいと思います。
武田塾北千住校では、生徒一人一人に合わせた勉強計画建立て、課題や疑問点の解消、受験の相談等、様々な形で受験生はもちろん、定期テスト対策などもサポートしています。
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