早稲田志望必見!
現役早稲田生が語る早稲田の英語対策!
皆さんこんにちは。武田塾北千住校です。
今回は早稲田大学に四学部(商学部、社会科学部、文学部、教育学部)の合格を果たした筆者が早稲田大学を受験する方々のために早稲田大学の英語の特徴について説明していきます。
慶應と並んで私大の雄といわれるだけあって簡単ではありません。
しかし、基本的には基礎が固まっていればそれほど難しいものではありません。
また、私立大学であることもあり、国立大学とは違って長い記述問題も多くはありません。
早稲田に関する他の記事を最後にまとめているので、そちらもあわせて読んでみてください!
学部ごとの特徴
政治経済学部
特殊な融合問題
まず、早稲田の看板学部である政経です。
こちらは入試方式が変わってから「英語」としての問題ではなく、現代文と複合したかのような特殊な問題が出題されます。
そのため今回は説明を割愛させていただきます。
商学部
会話問題が頻出
商学部は基本的には1つ目の大問で会話文問題が出題されます。
ただ、会話文問題とはいえ会話文の形にしてあるだけの長文問題です。
まれに会話独特の表現が問われることがありますが設問自体の難易度は易しめです。
この会話文問題はできるだけ失点をしないようにしましょう。
特別会話表現の勉強に力を入れる必要はありません。
長文はオーソドックス
2つ目から5つ目の大問までは標準的な長文問題です。
商学部の長文の傾向として、整序問題が出題されます。
こちらは「Vintage」や「Nextage」など文法の網羅系参考書をやりこんでおけば問題ないです。
また、1文に下線が引いてあり、日本語訳をする設問が出題されます。
このタイプの設問は基本的な英文解釈の参考書に取り組んでおけば容易に解答可能です。
この設問の注意点として、英文を忠実に日本語訳することを心掛けるべきであるといえます。
ある単語を訳出し忘れたなどは論外です。確実に満点を狙いましょう。
社会科学部
勝負は正誤問題
社学の英語は1つ目の大問で文法の正誤問題が出題されます。
他学部の文法問題と比べてこちらは非常に難易度が高くなっています。
「Vintage」や「Nextage」で取り組んだはずである文法事項も正誤問題という形になると急に解きにくくなるものです。
社学の正誤問題では下線AからDの中で間違っている下線部を探すのですが、間違いがない「No error」という選択肢があるため非常に厄介です。
正誤問題に特化した問題集で反復練習を行いましょう。
また、間違えた正誤問題を切り抜いて小さなノートに貼るなどして次回以降同じミスを無くすという対策も有効です。
ぜひ試してみてください。
近年の社学の英語は2つ目以降の大問は標準的な難易度の長文問題になっています。
文学部・文化構想学部
併願がおすすめ
文、文構は英語の問題形式が同じです。
そのため過去問演習も量をこなしやすいので併願することをお勧めします。
序盤の大問は内容一致問題が出題されます。
英検2級や英検準1級のReadingの問題に似ています。本文自体も長くはなく難易度は高くありません。
合否を分ける脱文挿入問題
ネックはこの次です。
複数の脱文を空欄に挿入して1つの正しい長文を完成させるというものです。
合否を分けるのはこの大問といっても過言ではありません。
順番を1つ間違えると必然的に他の箇所もドミノ倒し的にずれてしまいます。
そのためこの大問は必然的に点数の差が開きやすいのです。
対策としては普段の長文演習で本文全体の構造に注意を向けるということにつきます。
解く際のポイントは時系列に注意したり、パラグラフ初めの接続詞に注意したり、パラグラフ同士の対立関係に注意したりすることです。
本文全体の構造に注目しましょう。
教育学部
急激な難化傾向
教育の英語はここ数年で難易度が急激に上がっています。
他の学部と比べて偏差値が低いとはいえ油断しないようにしましょう。
特徴として、基本的には標準的な長文が出題されるイメージです。
注意してほしいのは、共通テストの英語を数段進化させたような大問が出題されるということです。
この長文では表の読み取りや読み取った結果予想される結果を解答しなければならない設問が出題されます。
この大問は一般的な長文の問題集では対策することができません。
落ち着きつつも時間配分に注意して読み取ることが本番にできるように、数少ないこの形式の過去問をじっくりと研究しましょう。
人間科学部
標準的な問題
人科の英語は全体的に標準的な問題が出題されます。
商学部の英語と形式が似ており人科と商学部の過去問は早稲田を受験する生徒が最初に取り組みやすいものとなっています。
大問二に前置詞を選ぶ空欄補充問題が出題されますが、難しいのであまり差がつきません。
熟語帳をやり込むことと前置詞の理解を深めることを意識して勉強すれば合格ラインには届くでしょう。
大問三は正誤問題ですが、こちらは前述の社会科学部の対策を参考にしてください。
国際教養学部
Writting対策もしっかりと
さて、この学部は他学部と形式が大きく傾向が異なります。
その理由として、他の学部はReadingが主であるのに対し、この学部ではReadingと同じ分量のWritingが出題されるからです。
Readingの大問が三つ、Writingの大問が三つのためどちらもバランスよく対策しないと合格できません。
国際教養学部のWriting対策としては過去問のみならず英検などのWriting問題を利用することが有効です。
難易度的には準1級のWritingが書ければ問題ないレベルというイメージです。
Writingに関しては英語担当の先生に毎回添削してもらいましょう。また、文法事項や誤字脱字に注意しましょう。
法学部
標準的な長文とトリッキーな英作文
法学部の英語は長めの文章が多く、法学部というだけあってかための内容の文章が出題されます。
他学部と比較して長文自体の難易度は高くなっていますが、過去問演習を繰り返し行えば慣れてきます。
設問形式は商学部や人間科学部と同様あまり奇をてらったものは出題されない傾向にあります。
国際教養学部のReading問題と出題傾向が似ているため、練習としてやっておくと良いかもしれません。
Writtingが出題されることが少し厄介です。
絵を見てそれに関する意見を述べるといった少し変わった問題になっています。
過去問をやり込んでいち早く形式に慣れましょう!
基幹・先進・創造理工学部
難問だが差はつかない
早稲田理工の英語は難易度が非常に高いことで知られています。
そのため、あまり点の差は開きません。数学と理科で他の受験生と差を付けましょう。
長文の構成は、短い本文、中ぐらいの本文、長めの本文の順番になっており、それぞれに設問が出題される形式になっています。
また、この3つの長文は内容が関連しているので3つの長文すべての内容に関して問われる設問も出題されます。
3つ目の長文を読み終わったときに前2つの長文の内容を忘れないようにそれぞれの長文を読み終わったら短文で要約を残しておくのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は早稲田の学部ごとの英語の特徴をお伝えしてきました。
早稲田を受験するにあたって大学受験レベルの単語、熟語、文法を完璧にしておくことは必須です。
他大学の受験生よりも基礎に力を入れてください。
単語に関しては他大学に比べて難易度が少々高いので英検準1級レベルの単語帳まで完成させておくことをお勧めします。
また、早稲田の英語は何と言っても経験値がものをいいます。
直前期は1日1年分の問題演習と復習を完了させるイメージを持っておいてください。
早稲田は学部ごとに傾向が大きく異なるので志望学部の過去問演習を怠らないようにしてください。
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