【学部紹介】　〜〜法学部って、どんなところ？？〜〜

【学部紹介】　

〜〜法学部って、どんなところ？？〜〜

みなさんこんにちは！！武田塾北千住校です。

新学期に入って志望校や気になる学校を探す機会が多くなってくると思います。その中で重要になってくることの1つが学部になります。

折角たくさん勉強して大学に合格したのに、いざ入ってみたらやりたい事が全然できなかったという人も残念ながら一定数います。また大学は高校に比べて4年間と1年間長く興味のない学問に当たってしまうと苦痛でしかありません。

そのためこの時期からそれぞれの学部でどのような事が学べるのかについてリサーチしておく必要があります。

今回は4年間法学部に通った自分が法学部はどのようなところなのか、またどのような人が向いていてどのような人には向いていないのかという点についてお話ししていきます。

学部紹介

法学部は受験生の方なら1度は聞いたことがあると思います。それくらい多くの大学に併設されている学部になります。学部の中で法律学科と政治学科に分かれており基本的にその2つを軸にして4年間勉強する形になります（場合によっては政治学部が独立している場合もあるので志望校別で調べてください）

さて法学部と聞いてみなさんはどのようなイメージを持っているでしょうか？

恐らく多くの方が「なんか硬い学問」「つまんなそう」「難しそう」というイメージを持つと思います。また絶対に法律系の仕事につかなければいけないのか？という疑問を持った方もいると思います。

4年間在籍して自分が正直に思ったのは確かに難しいです。しかしながら難しいの質が受験勉強のものと違いある前提を抑えた上で思考する難しさという方面になります。そのためみなさんが思っているより硬くもないしつまらなくもないはずです。日頃生きていて社会のルールに疑問を持ったり考えたりする延長線上のイメージです。

また将来的に起こる可能性がある様々な事象に対応することができます。例えば家の相続の事で揉めたとなったら民法の相続分野が出現してきますし、もし起業するよという方がいれば確実に会社法の分野と隣り合わせになります。

将来の職種については法律系縛りという事ではありません。大学通信オンラインの調査によると法学系の実就職率は87.6%となっています。なんとなく弁護士や検察官といった方面に進む人が多いイメージだと思いますがほとんどが就職の道に進むことになります。また自分の大学では公共法務コースというものが存在しており公務員を目指して勉強している人も多いです。

つく職種に関しては様々です。自分の通っている学校では情報通信業に携わっている人が多いですが割合的にはほとんど僅差で金融業や製造業も続いていきます。民間企業の法務部門などで4年間学んだことを活かしているO B O Gの方が多い印象です。

どんな人が法学部向き？

さてここまでで法学部の説明を1通りしてきました。皆さんのイメージ通りだったところ、逆に意外だったところもあったと思います。ここからはどのような人が法学部に入学するといいのかについて説明していきます。

考えるのが好きな人

先程も説明しましたが法学部の勉強は丸暗記するだけでは成績を取ることができません。前提条件を活かした上でなぜこのような結果になるのかということを考えなければいけません。そのため常日頃から様々なことを考えるのが好きな人の方が法学部には向いていると思います。

自分自身受験生の時に比べて、疑問を持ち思考するというマインドはだいぶ身についてきたと思います。そういう能力が否応でも身につくので思考力を身につけたいという方もおすすめです。

また発信する能力も必要になってきます。ゼミや少人数の授業に関しては話し合いの時間があったりグループワークが行われる場合も多いです。その中で自分の意見をしっかりと構築した上で要点をわかりやすく喋る能力は必須です。

数学がとことん苦手な人

皆さんは文系に進学した＝数学とはおさらばだと思っていませんか？

残念ながらそうではない学部も非常に多いです。商学部や経営学部や経済学部では、マーケティングの授業だったりミクロ経済などを勉強しなければならないので数学を切り離す事ができません。自分も数学が苦手で文転したため、もしそれらの学部に入っていたら絶望していたと思います。

法学部はその点においては安心していただいて結構です。資格勉強のために自主的に簿記などの勉強をする人はいますが大学を過ごしていく中では数学ができなくて困ったことはありません。

本を読むのが好きな人

皆さんはどの程度本と向き合う機会があるでしょうか？あまり本を読むのが得意ではない方に関しては法学部は適さないかもしれません。

法学部で勉強していく上では過去の判例だったり学者の方が作成した論文をしっかりと読み込むことが必ず必要になってきます。文体も難しい可能性もありますし、何回も読み込まないと理解できない内容になってくるので活字が好きではない人に関しては4年間相当な苦労があるでしょう。

朝弱めな方、、、

これは真面目なお話ではありませんが法学部の法律系の授業は出席がないことが多いです。簡単に言うとテスト1発勝負で成績が決まってしまうというものです（語学系は確実に出席はあります＋法律系のものでも出席がある場合があるのでシラバスで確認してください）もちろん親御さんに学費を払ってもらっている以上出席をするのは前提です！！しかしながらたまには寝坊してしまうこともあると思います。そういう時に比較的助かりやすいのが法学部です。

反面テスト1発で単位認定が決まってしまうという側面もあります。テストというのが高校までとは違い莫大な範囲の中から出されるものになります。授業に出ていない分は補講をしてくれる訳ではないので自己責任です。自分で補う自信のない方や、プレッシャーに弱くテストで点数を取れる自信がない方はお勧めしません。

法曹の道を目指している人

これは言わずもがなかもしれませんが法曹の道（弁護士や検察官）を目指している方は法学部に行ってください。確かに他学部に進学しても予備試験の合格や大学院の入試から法曹の道は目指せます。しかしながら4年間法律をある程度学んでいる人に勝つのは簡単な話ではないですし、今現在3＋2制度といって大学3年間通ったら院に進むことができ最短で5年間で司法試験に臨むことができるコースもあります。そのため法曹を目指す人は遠回りしないでも法学部に進学した方が吉です。

 終わりに

ここまで読んで頂き法学部が大体どのような学部なのか？どのような人が法学部向きなのか？といった事が少し分かったのではないでしょうか。

地獄の法などと呼ばれることもありますが将来に直結するという点では学部の中でも上位に行くこと間違いなしです。

是非法学部への興味を持っていただけると筆者としては嬉しいです！！

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