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時間がない私立文系必見!!優先順位をつける得策!

時間がない私立文系必見!!

優先順位をつける得策!

 

こんにちは!武田塾北千住校です!

今回は私立文系志望の受験生がいかに優先順位を作り出すかについて解説していきます。

 

前提

今回の記事の対象者はあくまで時間がない受験生です。

この記事は優先順位の工夫を利用して、勉強開始時期を遅れさせることを推奨する意図はありません。

あくまでも勉強開始時期がより早いのが最善です。

あくまで今回お勧めする方法は間にあわせの方法と思って読んでください。

グラフ的思考のすすめ

時間がない受験生は勉強開始時期と受験本番の間で得られる点数を最大化する方法を考えることです。

そのためにはそれぞれの教科→分野→…というように細分化して、その期間における伸び率を考えます。

私立文系受験生は暗記科目(特に社会科目)の伸び率が高いと勘違いしがちですが、それは短期的に見た場合の話です。

英語は指数関数に近いグラフになったりするなど、それぞれの教科の伸び方にも違いがあります。

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暗記系社会科目は一次関数のグラフのイメージ

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英語は指数関数のグラフのイメージ

とはいえども、自分の伸び方が分かるわけではないので、ある程度は自分の伸びのグラフを予想する必要があります。

この予想方法は大きく分けて2つあります。

1つ目は一般的な教科分野ごとの勉強時間に対する伸び率を参考にしてグラフを予想することです。

もう1つがネットや人脈を駆使して、状況(スタート位置・勉強の得意さ)にマッチした受験経験談を探し、参考にすることです。

この方法は勉強方法も取り入れられるのでおすすめです。

これらの方法で大体の伸び率グラフが見えてきます。

これによって取捨選択を行いましょう。

 

期待値のパラドックスとリスク管理

ただし考え方としてはリスクを避けることを心がけてください。

期待値(得られるだろう値に確率をかけたもの)が最も高い方法で必ず取り組むのは間違いです。

なぜなら受験という試行は1回です。

あくまで確率は十分に試行回数があってこそ意味があります。

そういった点では期待値が高くても確率があまりにも低い場合は安全択を取ることを心がけてください。

漢文・古文は捨てるべき論争の正解

漢文・古文は私立文系の教科の中でも受験には不要という意見があります。

その理由としては以下3点が挙げられます。

 

・慶應義塾大学は一律で古文・漢文が課されない

・漢文はない大学がほどほどにある

・古文漢文の配点比が低い

 

確かに慶應義塾大学では古文・漢文がありませんが、受かる確率があまりにも高い方や、滑り止めとして慶應大を受験する以外の方は、多くの方が早稲田大や明治大、法政大などの漢文・古文がある大学を志望するでしょう。

確かに法政大学多摩キャンパスの社会学部は古文・漢文ともにありません。

しかし仮にし私大上位の社会学部に行きたいと仮定した場合、偏差値的には慶應義塾大学と法政大学の間に受けられる大学は4つほどあり、いずれも古文ありです。

※全学部受験を除く

さらにより偏差値の高い大学に行きたいと仮定した場合、偏差値的には慶應大と法政大学多摩キャンパスの間には古文を利用する大学の学部がいくつも入ってきます。

このように、古文を捨てると慶応大に落ちた場合の落差が激しくなります。

また明治・青山・立教・中央・法政で受けられる学部がかなり減ります。(手の指で数えられるくらい。)

そういった面でも古文は捨てるべきではありません。

一方でMARCHと呼ばれる層の中では、漢文が課される大学学部は半々に別れます。

めすので漢文を捨てるか否かについては、行きたい学部や学校で判断しましょう。

漢文を捨てると1日で浮く時間は40分程度と仮定すると、その40分を利用して人よりも

他教科で点数を伸ばせるかは一般的な判断はできません。ケースバイケースでしっかりと考えましょう。

傾向を揃える

志望校の過去問の傾向は統一すればするほど勉強範囲や演習方法が統一されて効率が上がります。

例えば法政大学の英語と明治大学の英語は長文メイン、下線部意味、似たような空欄補充など傾向が比較的近いです。

 

つまり法政大学と明治大学は相性がいいといえます。

このようにして自分の受ける教科の出題範囲や出題形式を照らし合わせて、併願校または受験校を選ぶと効率があがります。

ただし絞りすぎて受ける大学を極端に減らすという戦略は愚策です。あくまでも数は打てるように保っていきましょう。

 

社会科目の強弱

各大学が出題する社会科目には一定の傾向があり、出題範囲にムラがあることは過去問を解いたことがある皆さんであれば周知のことでしょう。

日本史で例えると、ある大学では縄文時代以前が出題される頻度が極端に少ない。

またある大学では現代史だけ聞かれる内容が浅い。

また昭和以降の文化史が出ない大学など千差万別です。

 

これだけ聞くと、出題範囲以外はノータッチでいいのではないかと誤解してしまう受験生がいます。

しかし、実際のところ、要項に記載がない場合は出題される可能性は十二分に考えられます。実例でいうと、2023年慶應大学文学部の日本史では、文学部としては異例の現代史が独立問題として出題されました。

ネット上では出ないなどのコメントがあってもそれは、一般人の一意見にすぎません。

そして匿名発言の彼らはなんら責任を負っていません。

ネットの情報は鵜呑みにせず、リスクを取らない形で、時間がない場合は取り組む範囲にそれぞれ強弱をつけて勉強するようにしましょう。

 

現代文の取捨

現代文は日本語であるので勉強がいらない。

これは一部の語彙力や読解力が、日常生活の習慣により高い水準を維持している方に該当することです。

その水準に達していない方は、現代文の勉強が必要になります。

ですが、闇雲に演習をするのは得策とはいえません。

開発講座などで要約や読み方などの練習をしてかつ語彙力を上げてから演習をするようにしましょう。

また現代文は一定の水準まで達すると伸びが頭打ちになる傾向があります。

そういったときは勉強時間を減らして、他教科に回しましょう。

まとめ

長い文章のご拝読お疲れ様でした。

受験生は情報をネットや友人から仕入れて、言語情報として受験計画を考えがちですが、数字やグラフに置き換えたり、紙で図式化して考えると、矛盾点を発見できます。

リスク管理を徹底して、適切かつ冷静な判断を心がけて、時間がない中でも最後まで諦めず合格を掴み取ってください!

 

 

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