こんにちは!武田塾北千住校です。
受験生の皆さん、英語の成績を上げる演習として、音読は行っているでしょうか?
長文の参考書でおなじみの「ポラリス」や「The rules」など多くの長文問題集には音読のやり方が乗っており、音読をすることが英語の演習の中で効果的なものであることに気付いている受験生も多いでしょう。
一方で、実際に毎日の受験勉強で音読に取り組んでいる方は多くないように思えます。
確かに声に出して読むとなると図書館や自習室では周りの迷惑になってしまいますし、また学校や学習塾では音読の宿題は滅多に出ないため、他のやるべきことに手いっぱいで音読はやらなくてもいいか、と思ってしまいがちです。
この記事では、音読の効果や効率の良い音読の仕方に加え、忙しい受験生におすすめの音読の取り入れ方を紹介します。
英語の成績に悩んでいる方はもちろん、英語が得意な方も、ぜひこの記事を参考にして音読を毎日の学習に取り入れていってください!
1.音読の効果
英語を音読することにはどのような効果があるのでしょうか?
音読をすることによって期待できる効果はたくさんありますが、多くの受験生が必要としている効果をピックアップして取り上げると、以下の3つが挙げられます。
①リスニング力の向上
②読むスピードが速くなる
③英語的な感覚が身に付く
ここからは、それぞれの項目について軽く説明していきます。
1.リスニング力の向上
これは英語の音読と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
英語の音読は、英語のリスニング力を大きく向上させる効果があります。
英語の音読は、英語の音声と文字、そしてその意味を結びつける力を養います。
すなわち、音読をすることでリスニングにおいて重要な、音声を聞いて意味を理解する力も身に着けることができるのです。
多くの受験生は、共通テストの受験でリスニングが必要になると思います。
リスニングの対策としてできることは決して多くはありません。すなわち、共通テストのリスニングは差のつきやすい科目なのです。音読を続けて、安定して高得点を狙えるようにしていきましょう!
これは余談になりますが、リスニング力の強化に絞った練習方法でいえば筆者のおすすめは「英語の歌詞の歌を聴くこと」です。
中でも、ネイティブスピーカーによる、できるだけ発音がきれいなラップの曲が効果的です。これに関しては特に発音できる必要はなく、曲を聴きながら歌詞を見て追いかけるだけで大丈夫です。もちろん、一部だけでも歌えるようになるとなおよいです。
筆者はこれで共通テストのリスニング模擬試験の平均値を20点ほど上げることに成功しました。楽しく練習できるので、勉強の息抜きにぜひやってみてください!
2.読むスピードが速くなる
実はこちらが音読を行う上で一番効果が期待できるものになります。
音読を続けることで、英語を英語のまま理解し、使えるようになっていきます。
英語の長文読解を行う上で、
[英語の文章を読む→意味を日本語に置き換えて理解する] でははく、
[英語の文章を読む→意味を英語のまま理解する] となっていくのです。
これは実質、英語を読むと同時に意味を理解できることであり、意味を理解するために一度読んだ英文をまた後ろから戻って日本語に訳すといった時間を大幅に削減することができます。
3.英語的な感覚が身に付く
これはどういうことかというと、一言で言えば「勘が当たりやすくなる」ということです。
音読の効果としてはいわばおまけのようなものですが、受験の場では案外こういった力が頼りになります。
繰り返し音読を行い多くの文章を何度も声に出すことで、英語のだいたいの文章の構造
や単語の配置がなんとなくわかるようになってきます。
したがって、例えば並び替え問題で確信のある答案が作成できなかった場合には少なくとも読んで不自然ではない文章に並び替えることができるようになりますし、空欄選択問題でも発音して違和感のない単語を選ぶことができるようになっていきます。
2.効果的な音読の仕方
ここまで、音読によって期待できる効果をお伝えしてきました。
ここからは、これらの効果を最大限に実感するにはどのように音読をすればよいかを説明していきます。
このブログの最初にも言いましたが、音読のやり方というのは様々な参考書で紹介されています。
持っている参考書の中で、音読のやり方が乗っているものがあれば見てみましょう。
多くの参考書では、一つの長文につき10回、多いと30回の音読が奨められていると思い
ます。参考書に載っている音読の方法は、もちろん参考書を執筆・編纂した先生が研究した
結果進められているものなので、その通りにやれば間違いなく効果は出るでしょう。
しかし、受験生というのは忙しいものです。英語ばかりに時間を割けるわけではなく、他の
教科の演習に時間を割きたい方も多いと思います。
そこで、本記事では最低限これだけやっておけば大丈夫!という方法を紹介します。
〈音読の流れ〉
①聞き取り
②目で追いかける
③通して音読
音読は一つの文章につき最低3回で大丈夫です。
まず1回目では、音声を流しながら何も見ずに意味を聞き取る練習をします。長文問題で使用した文章を使って音読をする場合には、読み取った情報がいつ言われているか、また文章ごとの細かい内容にも注意して聞き取りましょう。初めての文章を使ってリスニングをする場合には、意味(内容)に集中して、どの程度理解できるか確認しましょう。
2回目は、文章を見て音声に合わせて文を目で追いかけます。単語の発音や、読むスピードや緩急に気を付けて、声に出して読む準備をしましょう。
3回目で、やっと声に出して音読します。音声に合わせて、同じスピードで読めるようにしましょう。ただ声に出すのではなく、同時に文章の意味も思い浮かべながら読むようにしてください。音読していて意味が頭に入ってこないところは、集中して何度も音読するようにしましょう。
以上のことに気を付けながら、最低でも3回は音読しましょう。
また、大切なことは毎日続けることです。筆者の経験からすると最短で2週間で効果が出
てくるので、手近な文章を使って毎日続けてみてください。
3.音読の取り入れ方
主に学校や塾の自習室や図書館で勉強している受験生は、音読ができるタイミングが非常
に限られます。それゆえに、音読をなかなか始められないでいる方もいると思います。
そこで、私がおすすめするのは朝に音読をすることです。
朝起きて、一番最初の勉強として音読をしましょう。
朝に音読をすることを進める理由は、音読がウォーミングアップの勉強としてちょうどよいからです。計算や読解といった演習ほど頭を使いませんし、声に出して読むので眠気覚ましにもなります。
2で紹介した音読のやり方では、①と②は声に出さなくてもできるので前日の夜に自習室等で行い、翌朝に③に取り組むといった方法もお勧めです。
ぜひ朝の勉強に音読を取り入れてみてください
本日の記事では、効果的な音読の仕方について紹介しました。
音読は続けると本当に効果が実感できるものなので、この記事を読んだ方は音読を始めてみましょう!
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