大学受験英語におけるチャットGPT活用法
受験生の皆さんこんにちは!武田塾北千住校です。突然ですが、皆さんはチャットGPTを使ったことはありますか?
最近何かと話題のAIなのですが、実は、大学受験英語においてチャットGPTは強力な武器になるんです。
ここでは、GPTを大学受験英語に活用する方法を、具体的なステップと共に紹介します。
そもそもChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAIが開発した、自然な会話ができるAIです。
実際に使用してもらえばわかると思いますが、本当に誰かとラインをしているかのような感覚で質問等に答えてくれます。
GPTは膨大な量の文章とコードを学習しているので、具体的には以下のようなことができます。
雑談
質問に答えたり、指示に従ってタスクを実行したり、雑談をしたりできます。
文章作成: 小説、詩、脚本、記事、メール、レポートなど、様々な形式の文章を生成できます。
翻訳
100以上の言語間で翻訳できます。また翻訳精度も高く、文脈も読み取ってくれるので誤訳が少ないのも特徴です。
コード生成:
コードの生成、修正、デバッグなど、プログラミング作業を支援します。
使用方法
OpenAIのサイトにアクセスし、アカウントを作成、またはアカウントをすでに作っている方は、ログインして使用できます。スマホの場合はアプリがあるので、アプリ上で同様の操作をします。
(アプリ版の方には会話機能が搭載されています!)
1単語、熟語の学習
1.1. 単語・熟語の意味・用法の理解
まずは覚えたい単語・熟語をリストアップします。
次に、各単語・熟語について、GPTに以下の質問をしてみましょう。
例:engageという単語の意味や使い方を教えて
実際の回答:"engage"は複数の異なる意味で使用される動詞です。以下にその主な意味や使い方をいくつか挙げてみましょう。
- **従事する・参加する:**
- *例: She decided to engage in the project despite her busy schedule.*
- *訳: 彼女は忙しいスケジュールにもかかわらず、そのプロジェクトに参加することを決定した。*
- **注意を引く・関心を引く:**
- *例: The speaker's stories were so captivating that they fully engaged the audience.*
- *訳: 話し手の話は非常に引き込まれるもので、聴衆は完全にその話に夢中になった。*
- **約束をする・婚約する:**
- *例: They got engaged last summer and are planning to get married next year.*
- *訳: 彼らは去年の夏に婚約し、来年結婚する予定です。*
- **関わる・協力する:**
- *例: The company decided to engage with local communities for better collaboration.*
- *訳: その企業はより良い協力のために地元コミュニティと関わることを決定した。*
- **機械や装置をかみ合わせる:**
- *例: Make sure the gears engage properly to avoid any issues with the machinery.*
- *訳: 機械のトラブルを防ぐために、歯車が適切にかみ合っていることを確認してください。*
他にも、
意味と用法の違いは何ですか? 類義語・対義語は? よく使われる例文は? 発音とアクセントは? 語源は?
といった質問をすることで、GPTの回答を参考に、単語・熟語の意味と用法を簡単かつスピーディーに理解することができます。
1.2. 単語・熟語の定着
GPTに日本語で例文を作ってもらうことができます。
例: "「自由」を使った例文を5つ作ってください。"
生成された例文を音読し、シャドーイングする。
また、例文を日本語に訳し、意味を理解したり、例文を参考に、自分でオリジナルの例文を作ってみることも大切です。(オリジナルの文をGPTに添削してもらうことももちろん可能です)
2.英文読解
2.1. 文法構造の理解
読解したい英文を用意して、GPTに以下の質問をしてみましょう。
この英文の主語と述語は何ですか?
修飾語と被修飾語の関係は?
この英文の文法構造を分かりやすく説明してetc….
実際の会話例
質問:Make sure the gears engage properly to avoid any issues with the machinery.
この文章の文法構造を説明して
解答:
主語(Subject):
"Make sure"(確認してください)が主語です。これは命令形の表現であり、「you」が暗黙的に含まれています。
述語動詞(Verb Predicate):
"Make sure"は主要な述語動詞で、これに続く「the gears engage properly」が具体的な行動を示します。
"engage"が主要な動詞で、これは「歯車が正しくかみ合う」という具体的な行動を指しています。
目的語(Object):
"the gears"(歯車)が目的語として機能しています。これは「engage」される対象です。
副詞句(Adverbial Phrase):
"properly"(正しく)が副詞句として機能しています。これは「engage」する方法を修飾しています。
目的語補語(Object Complement):
"properly"は動詞 "engage" の補語として機能しています。これは動詞がどのように行われるべきかを補完しています。
不定詞句(Infinitive Phrase):
"to avoid any issues with the machinery" が不定詞句で、動詞 "make sure" の目的や理由を説明しています。
"to avoid" は不定詞 "avoid" の形です。これが目的語補語として機能しています。
"any issues with the machinery" は "avoid" の目的語です。
この文は、主語が "Make sure" であり、その後に続く動詞 "engage" が目的語 "the gears" を取り、不定詞 "to avoid" が目的語補語 "any issues with the machinery" を修飾しています。全体として、歯車が正しくかみ合うことを確認して、機械に関する問題を避けるようにしてください、という指示を表しています。
またGPTでの学習後は、文法書などを参考にして、再度自分の手で文法構造を復習することが大切です。
2.2. 内容理解
内容理解のためには以下のステップをおすすめします。
- 英文の内容を日本語に要約してもらう。
- 要約を参考に、英文の内容を理解する。
- 分からない単語や表現を調べ、意味を確認する。
- 英文全体を精読し、詳細な内容を理解する。
2.3. 長文読解問題対策
まずは自分で、過去問や問題集の長文読解問題を解きましょう。
その後、間違えた問題について、GPTに以下の質問をしてみてください。
- なぜ間違えたのか?
- 正解の根拠は?
- 同じ間違いを繰り返さないためには?
最後に、GPTの回答を参考に、問題を解き直す。
余裕があれば類題も解き、理解度を確認することが大切です。
3.英作文
3.1. 英文構成
伝えたい内容を日本語で書き出し、GPTに日本語の内容を英語に翻訳してもらうことができます。
具体的には以下のステップで、生成された英文を参考に、英文の構成を考えることもできます。
- 適切な接続詞や語彙を使用する。
- 論理的な流れを意識する。
- 文法的に正しい英文にする。
3.2. 表現力向上
表現力を向上させるために、GPTに以下の質問をしてみましょう。
- この英文は自然な表現ですか?
- より良い表現方法は?
- もっと具体的な表現にするには?
- よりフォーマルな表現にするには?
GPTの回答を参考に、英文を修正・編集することができます。
また、文章中の類義語や対義語などを調べ、表現の幅を広げることもできます。
3.3. 英作文問題対策
過去問や問題集の英作文問題を解き、間違えた問題について、GPTに以下の質問をしましょう。
- なぜ間違えたのか?
- 正解の英文は?
- 同じ間違いを繰り返さないためには?
GPTの回答を参考に、問題を解き直し、それをノートなどにまとめ見返せるようにすると、入試の直前などに効率的に弱点の確認をすることができます。
4.リスニング、スピーキングの練習
会話の開始:
アプリの画面下にあるマイクボタンを押して、会話したい内容を英語で話します。
解答してくれる英語の音声は現在5種類から選択可能です。
スピーキング速度や発音に自信がない場合は、ゆっくりと話しましょう。
AIの応答:
AIがあなたの発話を認識し、英語で応答します。
聞き取れなかった部分や理解できなかった部分は、AIに質問しましょう。
フィードバック:
改善点やアドバイスをメモしておくと、後で復習するのに役立ちます。また、会話のログはすべて記録されるため、あとから会話を復習し改善点を見つけることも簡単にできます。
注意点
GPTはあくまでもツールであり、学習の主体は自分自身です。
GPTを過信せず、積極的に学習に取り組むことが大切です。
GPTは常に進化しており、最新の情報を確認することが重要です。
GPTの利用には、インターネット接続が必要です。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。GPTは、大学受験英語の学習を効率的に進めるための強力なツールです。
個人的には、他の教科の学習にも生かせる部分がまだまだあるのかなと思います。
皆さんも今回紹介したステップ解説を参考に、GPTを効果的に活用し、英語力向上を目指すと共に、他の勉強やタスクの補助的なツールとして使ってみてください。
また、武田塾北千住校では他にも英語の学習法に関するブログを投稿しています、ぜひそちらもチェックしてみてください!
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ここで差をつけよう!!夏休み最強の英語勉強法!! | https://www.takeda.tv/kitasenju/blog/post-257630/ |
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