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英文法の勉強の取り組み方 〜効率アップの鍵とは??〜

英文法の勉強の取り組み方

効率アップの鍵とは?

 

こんにちは!

武田塾北千住校です!

今回は英語の核となる英文法について、どれだけの質でどのように取り組むのが最も効率が良いのかについて、一般論及び筆者の経験に基づいてお話しさせていただきます。

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文法の重要性

文法は英文法を読む上で解釈を投影する上で、極めて重要な役割を果たします。

例えば 

She is no more happy than he is

この文章を読む時、我々が意識しなければいけないのはいわゆるクジラ構文ですね。

この文章はA is no more B than C is (D) で「AがBでないのと同様にCはDではない」と訳出されることから、「彼が幸せではないのと同様に彼女は幸せではない。」と訳出されるわけですね。

これは紛れもなく文法を知らなければ解けないわけです。

また、名だたる多くの大学が文法の独立問題または、長文読解において文法知識を問う問題出題しています。

そうである以上文法の重要性は言うまでもありません。

 

文法の重要性が限定される場合

文法の参考書にはビンテージをはじめとする、網羅系の分厚い参考書がありますが、これらは覚えておくに越したことはありませんが、必ずしも全てが必要な知識であるとは限りません。

文法の独立問題が出題されない学校は少なからずあります。

また長文読解中で問われるにしても、平易であったり範囲が限定的である場合もあります。

このような条件下においてかつ時間に余裕がない場合は、英単語に比重を置く方が効率的な場合もあります。

しかし全く文法知識が直接的に問われずとも、長文読解において読めないという事態を未然に防ぐためにも、文法ポラリスをはじめとする薄い網羅系の参考書は完璧に固めておくと良いでしょう。

 

文法の勉強方法

一般化をしよう

rob a of b

これは単なる熟語に思えるかもしれませんが、これは一種の文法と言っても過言ではありません。

受験生の中にはこれを暗記している方も少なからずいることでしょう。

しかし実はこれ自体を暗記することで1を知ることはできますが10を知ることはできません。

我々が10を知るためには「一般化」を行わなければならないのです。

今回の場合は1から10に通ずる法則を導くために、rob a of b に対してheal a of bなどの似たような例をあげて、そこからrob と healの共通点である奪う系の動詞というグループにまとめます。

すると奪う系の動詞+a of bでaからbを奪うという訳になるという、10に通ずる法則が発見できます。

また stripe a of b や deprive a of bにも同様の法則を導き出せるので暗記量が減っていることが伺えますね。

一般化すればするほど知識の適用囲は広がるため、勉強効率が上がっているといえます。入試に出てくる問題は一般化された内容を問うための具体例に過ぎません。

そういった意味では問題を解くことは一般化の適切さや具体化の巧拙さを図るための行為であって、その問題自体を解けるようにすることに意味がないケースがあります。

その問題だけを解けるように暗記することは、模試で満点を取るために模試の問題を丸暗記しているのと似た行為であるということを留意してください。

 

暗記の手順

文法は一般化によって、暗記量を減らすべきだという前提は前項でも述べましたが、とはいえ暗記が不要であるということでは全くをもってありません。

結局のところ一定量の暗記が必要になりますが、ではどのように暗記するのが効率が良いと言えるのでしょうか。 

暗記では網羅系の問題集を活用する場合は、問題を見た瞬間に一般化された法則を言えるようにしましょう。

そしてそれをもとに問題を解きましょう。

そしてできない部分を繰り返すのが最も効率的といえます。

しかし同じ問題ばかりでやっていると、一般法則を具体化する練習に欠けますので、別の問題集での演習も時間があれば取り組めるとなお良いです。

それが無理な場合は、似たような法則が通ずる問題を頭の中で作って解く練習をしながら暗記するのも良い手だといえます。

 

過去問分析

文法には大きく分けて語法分野、文法分野、話法分野などと分かれており、さらに文法分野は助動詞や前置詞といった分野へと裾野が広がっています。

やはり確率論的な側面はあるかもしれませんが、ある程度出題形式や出題範囲に偏りが見られる場合もあります。

そういった面ではヤマを張るのはリスク管理の観点から何としても避けるべきですが、時間のない状況下では強弱をつけて薄く取捨選択をすることは賢明といえます。

過去問を研究して、自分なりの優先順位をもとに勉強してください。

 

絶対的に重要な項目

大学の入試では長文を読ませられる形式の問題は必ずといっていいほど出題されるといえます。

その前提で考えると絶対に外せない分野は「助動詞」「前置詞」「接続詞」です。

ふと長文を見ていただけるとわかると思いますが、他の分野と比べるとこの分野の文法は一つの長文あたり必ずといっていいほど使われていて、さらには複数回出てきます。

この3分野は絶対に外せません。

せめてこの3分野だけは完璧にするように心がけましょう。

 

最後に

今回は文法の勉強方法や工夫策について展開しました。

しかし、実際にはその文法を使っていかに英文を正しく解釈するかという英文解釈という上級分野もあります。 

この分野に苦労がないようにするには文法のにおいて盤石な土台を築く必要性があることは否定のしようがありません。

時間のある受験生は今一度、どのように勉強にしたら志望校に受かるのかを考えて工夫して小手先だけにならない文法力を身につけてください。

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