どう勉強すれば良い?
1,2年生に向けた世界史の勉強法
こんにちは!武田塾北千住校です。
高校3年生の受験がひと段落しつつあり、現2年生のなかで受験を意識し始める方が出てくるころだと思います。
本記事は、その中でも「受験で世界史を使うぞ!!」と決めている方や、推薦を狙っていて「学校の定期テストでいい点を取りたい!」という方に向け、効率的な世界史の勉強方法を紹介していきます。
1.定期テストの勉強をしっかりとする
受験勉強の際にはよく、「自分の勉強と定期テストのどちらを優先すべきか」ということが問題となります。
多くの科目では、受験期には自分の勉強を優先すべきなのですが、世界史は定期テストの勉強が受験勉強に直結する科目です。
また、まだ受験期ではない1,2年生であれば「自分の勉強=テスト勉強」という方も多く、自分の勉強を定期テストの範囲に合わせられることが大半だと思います。
通常、定期テストは教科書に準じた問題が多く出されます。
よって、基礎的な知識がきちんと身に着いているかの確認にぴったりなのです。
2.教科書を使って勉強する
定期テストでいい点を取るためには世界史をどう勉強するのが効率的なのでしょうか?
それは、教科書を読み込むことです。
まずはその理由を説明した後、次に具体的な勉強法を紹介していきます。
世界史の勉強で教科書を使うべきなのはなぜ?
世界史にも、他の教科と同様にたくさんの参考書があります。
書店に行くと、世界史をよりやさしい言葉で説明しているものや、目を引く色やデザインを用いて紹介しているものなど、教科書以外にも多くの参考書を目にすると思います。
いざ、気合を入れて勉強するぞ!という時にはつい書店で新しい参考書を買いたくなるものですが、世界史の勉強法としておすすめなのは学校で配られた教科書を使うことです。
なぜ教科書がよいのか、理由は知識量がほどよいからです。
世界史の教科書は、基本的に初めて世界史を学ぶ人が読んでも理解できるように書かれています。
したがって、学校で授業を受ける前に読んでもある程度は流れを把握することができますし、授業中に寝てしまっていたとしても教科書を読めば復習にもなります。
参考書ではだめなのか
「何のために今世界史を学ぶのか?」これにはいくつかの理由があるとおもいますが、おそらく大半の受験生の中では「受験で使うため」という理由が大きいと思います。
教科書レベルの知識を身につけておけば、共通テストに必要な知識は余裕でカバーできます。
私立大学で言えば、MARCHレベルの大学に合格することも可能です。
教科書レベルに対して、書店で売られている参考書の中には、詳しすぎて何度も読まないと流れが理解できないものや、専門的な用語が説明もなく使われているものなど、ある程度世界史を知っている人でないと難しいものもあります。
やる気のある初めのうちはそれでも食いついていけるかもしれませんが、難しすぎる参考書で勉強を継続することはかなり大変なことです。
逆に、参考書が簡単すぎるのも問題です。
やさしい口語調で説明されている参考書や、イラストが多く乗っている参考書では知識が足りない可能性があります。
参考書によっては、やさしい書き方でも受験に必要な知識をカバーしている場合はあるのですが、そういった場合は大抵、参考書が何冊かに分かれるのでかさばります。
定期テストの勉強であれば、基本的に一分野の勉強となるのでそれでも良いのですが、勉強が進んでいくと、頻繁に見返すことが必要になってきます。
自習室等で勉強する場合に参考書を何冊も持ち歩くのは大変ですし、見返すにしても一冊の方が探している部分を見つけやすいです。
もちろん使い用によっては、教科書よりも参考書の方が効率的に勉強できることもありますが、参考書の比較、難易度からルートを考えて、その通りに実践するなど、受験、勉強歴の浅い生徒には難易度の高いものとなっています。
まとめると、教科書は知識のレベルが適切かつ程よくわかりやすい文章で書かれているので世界史の勉強に是非使ってほしいのです。
※高一高二向けの勉強法の関連記事
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教科書を使った世界史の勉強法
いよいよ具体的な勉強法の紹介になります。
教科書を使った勉強法のモットーは、「教科書を自分のものにすること」です。
言い換えれば、必要に応じてたくさん書き込んだり、マーカーを引いたりしてほしいということです。
これを念頭に置いた上で、まずは定期テストの勉強のしかたを順番に紹介していきます。
① まずは普通に教科書をよむ
まずは書き込みはせず、教科書を通して1回読みます。
ここで、大まかに内容を把握しておきます。
② 問題集に取り組む
学校で配られている問題集があれば、該当範囲に取り組みましょう。
間違えた問題で出来事の内容や順序が曖昧な部分は、教科書に戻って必ず確認しておいてください。
③ 教科書に書き込みをしながら読む
問題集で間違えた問題で、教科書で太字になっている部分に暗記ペン(赤シートで隠れる緑色のペン)を引いておきましょう。
また、問題集や授業ノートに載っている知識で教科書にないものを書き込んでおきましょう。
書き込みを終えたら、暗記ペンの部分を赤シートで隠しつつもう一度通して読みます。
④ 再度、問題集に取り組む
もう一度問題集に取り組みます。
前回と同様、間違えた部分は教科書に戻って確認しておきましょう。
①から④は、休みの日などのまとまった時間を作って一日で終えられるとより効果的です。
日にちを分けるなら、①と②を同じ日に、③と④を同じ日に取り組みましょう。
また、後日もう一度問題集に取り組み、「問題を解く→間違えた部分を教科書で確認」を繰り返すとより知識が定着します。
受験での世界史の勉強法
では、受験勉強としてはどのように勉強を進めるのがよいのでしょうか?
受験勉強も、基本的には「教科書を読む→問題を解く」の繰り返しになります。
インプットとアウトプットの繰り返しです。
受験勉強では、そのアウトプットの方法が学校の問題集ではなく、志望校に合ったレベルの問題集や過去問になってくるのです。
また、必要な情報はどんどん教科書に書き込んでいきます。
覚えたい用語は太線でなくても、注釈の部分でも暗記ペンを引いていきます。
こうして、入試のころには完全に自分用の教科書が出来上がっているのです。
※受験での本格的な世界史勉強法の関連記事
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最後に
今回の記事では、主にこれから世界史の勉強を始める1,2年生に向け、世界史の勉強法を紹介しました。
世界史にはたくさんの用語が登場しますが、バラバラの用語をそれぞれ覚えないといけないわけではありません。
世界史の用語は他の用語と意味的なつながりを持っていることがほとんどだからです。
したがって、教科書を読んで理解しながら覚えることができると難易度は一気に下がります。世界史の暗記量にビビらず、学習に取り組むようにしましょう!
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