はやく解くのが苦手な受験生の戦い方
〜文系編〜
こんにちは!武田塾北千住校です!
そろそろ本格的に過去問演習に入っていく時期だと思います。
そこで皆さんは志望校や共通テストが時間内に時終わりますか?
今回は問題を早く処理することが苦手な人が、文系受験で戦っていく方法について言及していきます。
今、時間内に解き終われないことに不安を抱えている受験生は是非この記事を最後までチェックしてみてください!
本当に早く解くのが苦手?原因を探ろう
受験生の皆さんの中には時間内に問題が解き終わらない。
そんな悩みを抱えている方が多くいるかもしれません。
この事象が発生する原因は大きく分けて2つあります。
1つ目としては勉強が不十分であり、問題処理に慣れていないケースです。
2つ目は物事を素早く処理する力。いわゆる情報処理が遅いケースです。
この2つの原因の一方、もしくは両方が影響して問題処理に支障をきたします。
では原因がわかれば、この事象に対する対応策を考えていきましょう。
原因に沿った解決策
勉強が不十分で問題処理に慣れていない場合
これは根本的に勉強時間が足りていないことと、アウトプットに不慣れであるという点が挙げられます。
勉強時間に関してはこれからもっと勉強をすればいい話ですが、アウトプットに不慣れである場合はどうしたら良いのでしょうか。
理系科目は問題のパターンは多様であるため、問題を解くことによりパターンの習得が必要です。
しかし、文系はパターンが理系ほど多くなく、インプットをする際、同時に想定されるアウトプット形式を把握できます。
例えばendure は耐えるという意味の単語ですが、この単語から出る問題としてはどういうパターンが想定されるでしょうか。
恐らく私大の入試であれば「endureの類語を選びなさい。」というアウトプット形式が想定されますね。
この場合はput up withなどの類語を結びつけて覚えておけば、本番のアウトプットに時間を要することはありません。
文系はアウトプット形式が把握しやすいとはこのようなことです。
文系はパターンが限定的なため、理系よりもパターン暗記がしやすいです。
物事の情報処理が苦手な場合
脳の情報処理速度には個人差があり、生来あまり変わることがないという研究が多々上がっています。
つまりは根本的な処理能力は上げることは現実的ではありません。
これを踏まえたうえでどういう解決法を取るべきか。筆者の経験を踏まえて記述します。
1. 志望校選択で工夫
日本の入試制度では多くの人に機会を与えるため、さまざまな形式が用意されています。
例えば法政大学と学習院大学では問題の形式が大きく異なるわけです。
法政大学の英語は長文が四題でますが、
学習院大学は長文二題、文法一題という形式をとっています。
この場合、学習院大学の方が問題数が少ないため情報処理速度が速くない人にとっては有利といえます。
また、慶應義塾大学の文学部では120分で難しい長文を読ませ、解答させる問題が出題されていて、
問題数自体は少なく、情報処理は苦手でもじっくり考えれば難しい問題も解けるという方におすすめです。
このように自分の得意不得意に合わせた入試制度を選択することが重要となってきます。
共通テストなどは基礎的な問題を大量に処理しなければならないという戦いのため、情報処理が得意でない人にとっては不利な戦いを強いられるでしょう。
2. パターン化し、それを暗記する
これは奥の手といってもいいでしょう。
本来ならアドリブで考えて解かなくてはいけない部分でも、パターンで覚えておけば速く解けます。
例えば英語の問題で、この並びで来たらこの訳し方になると覚えておくなど、対策はできます。
このパターン暗記を増やすには、多くの時間を反復学習に費やす必要があります。
英語であれば音読をひたすらこなすなどの方法があります。
どんなに速く解けなくても、時間さえ費やせば解けるようになります。
どうしても受かりたい志望校があれば挑戦してみましょう。
3. 凡ミスが発生するときの傾向を押さえておく
問題を解くのが遅くなる原因として、回答が間違っていないかを確認して正確性を意識しすぎるがあまり時間が無くなってしまうということがあります。
確かに情報処理が不得意な人が早く解こうとすると、凡ミスが多発する傾向はあります。
しかしその凡ミスをしらみつぶしに探していてはとても時間が足りません。
そのためどのような問題パターンでどのようなミスが発生するのかを演習時点で事前に押さえておく必要があります。
例えば長文の中で not を見逃して意味を取り違えがちなどです。
この場合は not が出てきた時に印付けをする習慣をつければいいわけです。
このようにどのような場合に自分がどのような凡ミスをしやすいのか把握しておけば、しらみつぶしにせずとも正確性は担保できます。
4. 集中しやすい環境で試験を受ける
近年では様々な大学で、配慮が必要な受験生に対する合理的な配慮が認められています。
例えば、物音に敏感で集中が途切れやすいという方は、事前に大学に申請すれば(医師の診断が必要な場合もある)耳栓をつけることを許可される場合もあります。
このように、遅くなる原因が環境によって改善するケースがあります。
現代文が最も解くスピードを上げにくい
文系入試では社会科目や英語などはパターン化をすれば、ある程度問題処理速度を加速できます。
しかし、現代文はパターンが膨大なため、その場で1に近い点から思考する必要があります。
そのため時間を要することは目に見えています。
そのため抽象的なパターンを見出すことが必要です。
このパターンを見出すためには、膨大な時間をかけて膨大な量の問題を解き、答えが文書中のどこにあったかというデータを頭に蓄積したうえで、その傾向を分析しながらパターンを掴んでいきます。
英語や社会科目とは異なり明確なパターン(具体的)は存在しませんが、抽象的なものは存在するので、自分だけの公式を編み出してください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
情報処理が不得意だと、なかなか成績が伸びずに周りと自分を比べ、いたたまれない気持ちになるかもしれません。
しかしそのような人ほど、パターンを一度覚えてしまえば、ある点から指数関数的に伸びていきます。
そのときを待って、真っ直ぐに勉強を継続してください。
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