ミスを減らすための勉強法
みなさんこんにちは。武田塾北千住校です!
受験生にとっては、本格的な入試が始まっていると思いますが、怪我や病気なく万全な体調で入試を終えられるよう、より一層体調の変化には気を使いましょう。
さて、今回は「テスト中でのミスの減らし方」について話していきます。
問題を解けないこと以外の要因で失点してしまうともったいないので、防げるミスは予め対策しておきましょう。
そのためにも、この記事を読んで本番に万全な状態で挑めるように準備しましょう。
テスト中で起こりうるミスとその対策
実際に起こる可能性のあるミスとそれを防ぐ方法を簡潔にまとめると下のようになります。ミスを減らすための具体的な流れに関しては次のテーマで紹介します。
問題の見間違え、見落とし
比較的どの教科でも問題文を見間違えたり、必要な情報を見落としてしまいがちです。
例えば、英語の似ている単語 "adapt"と"adopt"を混同して、全く違う文章として訳してしまったり、
数学の問題文にある" a > 0 "という条件を見落として、違う範囲を解答してしまうことがあります。
このようなミスは本番では絶対に避けなければいけません。
このようなミスを減らすためには、時間が限られている中でも注意深く問題文を読み、必要な部分に線を引いたり、大問の中に小問が複数ある問題は小問ごとに問題文を読み直すなどすることでミスを減らすことができます。
計算ミス
計算ミスは数学や理科など理系の科目で誰もがやったことのある、よくおかしがちなミスです。
問題を解いている間は気付けないのに、いざ間違えたことが判明すると、なぜこんな簡単なことでミスをしたのか不思議に思うことが多くあります。
ですが、自発的に何の対策もせずに、次は注意して計算すればいいなどと考えているといつまで経っても計算ミスを起こすことになります。
これに関しては、過去問や問題集を解く際に計算を省略したりせず、しっかり解き切ることが大切です。
普段からしっかり対策していないと本番でも計算ミスが起こってしまいます。
また、行った計算を簡単に計算し直すことが大切です。
それを検算というのですが、1回行った計算方法以外で計算したり、ある程度答えを予想して計算を実行するなどして検算を行えば間違えに気づきやすいです。
マーク、書き写しミス
共通テストなどのマーク式の試験で特にやりやすいミスですね。
これに関しては、いろんな対策がこうじられます。
自己採点しやすいように問題用紙に答えを書きこむと思うのですが、問題用紙の答えを確認してからマークしたり、ページを跨ぐ前に問題番号とマークの番号を見比べるとミスを減らすことができます。
また、問題を飛ばした時などは空欄にせずに何かしら印をつけておくと番号がずれにくくなります。
一方、解き終わる前までマークせず問題用紙にのみ答えを書き込み、解き終わってから一斉にマークするなど方法はいくらでもあります。
本番までに自分に合ったやり方を探してそれを実践しましょう。
ミスを減らすための勉強法(検算と確認)
ここでは具体的にミスをしないようにするために、どういった考えを持って何をすればいいのかを紹介していきます。
試験では普段の勉強よりも集中して解くし、何回も見直しをするからミスはなくせると思いがちですが、いざ本番になれば普段からやりがちなミスは試験本番で必ずしてしまうと断言できます。
そもそも、解答の一つ一つを、時間をかけて精査したり、何回も見直しをしている時間は、時間の限られた入試ではありません。
そのため、最小限の手間でミスを効率的に減らしていく必要があります。
数学編
1 .「 7 × 8 × 6 × 5 =? 」という計算をするときにどうやって計算しているでしょうか。
左から順に掛け算をしてもいいのですが、どちらかというと「 8 × 5 = 40 」と「 7 × 6 = 42 」をしておいて掛けた方が楽に計算できるためそうやって計算する人が多いと思います。
これも計算の工夫なのですが、その計算を間違えってしまう可能性があるため、もう一度計算をする必要があります。
その時に同じように計算することもできますが、「7 × 8 = 56」 と「6 × 5 = 30」をしてから計算するような、初めにやった計算と違う方法で計算し直した方が、値が違った時に計算のミスを気付ける可能性が高まります。
また、この計算の答えは 1000 を超えてくることやそもそも正の値になること、さらには偶数になることなどを予想して計算できます。
このようにただ計算し直すだけではなく、ある程度答えを絞ってから計算することでイレギュラーな値が出た時に立ち止まって計算をし直すことができます。
2 . 最初の例は簡単な計算でしたが、「 7x^2 + 6x + 9x^3 + 6 + 9x = 4x^3 + 2x - 4 」のような方程式はどうでしょうか。
この式を適当に整理するのであれば、特に工夫しなくともミスすることはないし、最悪このままでもよいのですが、この方程式を根拠にさらに解答を進めていく可能性が高いため、できるだけ使いやすい形で計算したいところです。
そのため、「5x^3 + 7x^2 + 13x + 10 = 0」のように各項の次数を大きい順に左辺にまとめることで扱いやすくなります。
また、問題次第では「(5x^2 + 7x + 13)x = - 10」のように変数と定数項でまとめて掛け算の式にしてしまえば、左辺の()内の式とxのどちらかが2か5で符号にマイナスがつくことがわかります。
この式はxの値を出した時の検算にも役立ちます。
ここでは簡単な式でしたが、より難しい式を扱うときにこのように工夫して計算、検算していけば、その効果は絶大です。
このような計算はなるべく効率化しましょう。
物理編
「密度が一様で長さが L の〜」や、「質量 2m の小物体A が質量 3m の小物体B に〜」というような問題文があったときに、どう解き始めているでしょうか。
基本的には図があればそこに書き込んだり、自分で図を書いたりして問題を解いていくと思います。
しかし、問題文の情報を1つの図にすべて落とし込むことは困難なので、必ず情報の欠落があります。
そのため、問題文の重要部分にあらかじめ線を引いたり、問題内で使われている文字に丸をつけて強調しておくと問題文の見落としや見間違えを減らすことができます。
特に物理では単位や予め示されている文字などが複雑になりやすいので、目印をつける癖をつけるようにすると効果的です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「テスト中でのミスの減らし方」について話しました。
問題が解けないわけではないが、計算ミスなどをして点数が思うように取れない場合は解説をただ読むだけでは、なかなか成績を上げていくことはできません。
普段の勉強をしているときから検算や確認をすることで、テスト中でも早く正確にミスをしているかの判断、ミスのリカバリーができるようになり、自然と得点を上げることができます。
武田塾では、問題の解説だけではなく、テスト中のテクニックから1週間の勉強スケジュールまで個人に合ったアドバイスを毎週受けることができます。
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