【入試方式の変更点】
上智大学の入試方式はどう変わった?
こんにちは!武田塾北千住校です。
今回は上智大学の入試方式についてご紹介します。
上智大学は2021年度に入試形式を大きく変更しました。そして、皆さんが受験される2023年度の入試にも変更点があるのをご存じでしょうか?
上智大学は入試形式が多様化している分、受験のチャンスが多いと言えます。
一方で、入試形式をしっかりと整理できていなければ、せっかくの機会を逃しかねません。
今回の記事では上智大学の入試について簡潔にまとめているので、上智大学を受験しようと考えている受験生の方はぜひ参考にしてみてください!
昨年度までの変更点
2020年度までは「TEAP利用型」と「学科別」の2つの方式で入試が行われていましたが、2021年度からは「TEAPスコア利用型」「学部学科試験・共通テスト併用型」「共通テスト利用型」の3つの方式へと変更されました。
こちらの方式は、国際教養学部・理工学部英語コース・SPSF(英語による学位取得プログラム)以外の全学部・学科で実施されます。
また、3つの方式をそれぞれ組み合わせて併願することも可能です。
※神学部神学科・総合人間科学部教育学科・総合人間学部看護学科はすべての方式において二次試験として面接が課されます。二次試験には一次試験に合格した受験生だけが進めます。
TEAPスコア利用型
本方式では、TEAPもしくはTEAP CBTと学部学科試験の受験が必須になります。
なお、スコアの有効期限は2年間(2021年度・2022年度に受験したもの)です。
提出されたスコアは、各学科が設定する英語の配点に応じて換算して合否判定に利用されます。
また、こちらの方式は別名「全学同一日程入試」のため、指定された受験科目が共通している場合には一度で複数の学部・学科を併願できます。
学部学科試験・共通テスト併用型
本方式では、大学共通テストと学部学科試験の受験が必須になります。
また、外国語外部試験のスコアを提出した場合、CEFRレベルA2以上の外国語学部検定試験結果は、CEFRレベル(*)ごとに得点化し、大学入学共通テストの外国語の得点(200点満点)に加点されます。
ただし、加点後の得点は大学入学共通テストの外国語の満点が上限となります。
※外国語外部試験のスコアを提出する場合にも、大学入学共通テストの外国語科目の受験は必須となっているので注意してください。
(*)…CEFRレベルついての詳細はこちらの6ページをご参照ください。
英語で利用できる外部試験は以下の通りです。
ケンブリッジ英語検定・実用英語技能検定1級~3級・GTEC(CBT/Advanced/Basic/Core)・IELTS・TEAP・TEAP CBT・TOEFL iBT
例えば、実用英語技能検定では準2級以上を所持している場合加点の対象になります。
ぜひ、ご自身が取得されているスコアと照らし合わせてみてください。
学部学科試験では各学部学科への適性を問う問題が出題され、文章理解力・論理的思考力・表現力が総合的に測定されます。
出題形式はマーク式だけでなく、記述式も導入されたのがポイントです。
学部学科試験を共通問題として実施する学科であり、各学科が指定する大学入学共通テストの受験科目を満たしていれば、一度の試験で学部内併願/別日程の学部・学科の併願が可能です。
共通テスト利用型
本方式では、共通テストの結果のみで合否が判定されます。
外国語外部検定試験結果の提出は基本的には不要です。
ただし、CEFRレベルB2以上の外国語外部検定試験結果を提出した場合、大学入学共通テストの外国語において、見なし得点として利用可能です。そのため、実際に合否判定に採用されるのは「大学入学共通テストの外国語」と「外国語外部検定試験」のいずれか高得点のものになります。
各学科が指定する大学入学共通テストの受験科目を満たしていれば、複数の学部・学科の併願が可能です。
こちらに関しても、外国語外部試験のスコアを提出する場合にも、大学入学共通テストの外国語科目の受験は必須となっています。
2023年度からの変更点
変更があったのは、3で説明した共通テスト利用型入試です。
昨年度までは、全ての学部・学科で4科目の受験が必須でしたが、2023年度からは3科目で受験できる学部・学科が設置されました。
この変更は、数学などの理系科目を受験する必要がなくなったため、私立文系の方にとっては大きなチャンスとなります。
4教科型を実施する学部・学科はこちら、3教科型を実施する学部・学科はこちらをご参照ください。
上智大学の入試に向けたポイント
入試方式からも読み取れるように、上智大学は英語に力を入れている大学です。そこで、受験生の皆さんに取り組んでほしいのは、やはり「外部試験の活用」になります。
外部試験のスコアを所持していなければ受験できない方式があるのは一見ハードルが高いように思えます。
しかし、考え方によっては「高得点が出るまで何度でもチャレンジできる」状況だとも捉えられます。
他大学では入試当日の一発勝負になることが多いですが、外部試験がある限り高得点を目指して何度も受験できることはメリットです。
利用可能な外国語外部検定試験の中で、2023年度の出願締め切りまでに受験できるものはまだ数多くあります。ぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
上智大学には様々な入試方式があることを紹介してきました。
1つ注意してほしいのは、各方式の定員が極めて少ないということです。そのため、どれだけ高得点を取っていても、油断は禁物です。
常に高みを目指して勉強を進め、できるだけ多くのチャンスを掴めるようにしましょう!
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