【早稲田志望必見】早稲田の世界史対策講座!
皆さんこんにちは!武田塾北千住校です。
そろそろ過去問に取り組む人が増え、自分の課題が分かってきた時期ではないでしょうか。
第一志望の大学に特化した対策も始めるような頃だと思います。
そこで今回は、早稲田大学の世界史の対策についてお話ししようと思います。
早稲田の世界史は大学共通の特徴や学部ごとの傾向が強く出るため、しっかりと対策すれば合格に近づくことができると思います!
ぜひ最後まで読んでみてください!
早稲田の世界史の特徴
まずは全学部共通の特徴についてお話します。
1.難易度
もちろん、早稲田の世界史は難しいです。
問題形式としては、年代整序問題や正誤問題などが多く出題されています。
ただし、難しい用語をたくさん知っていればよいというわけではありません。
早稲田の世界史で重要なことは、通史の本質的な理解と基礎用語に関する情報量を増やすことです。
例えば年代整序問題では、通史の流れを理解していれば解ける問題が出題されることがあります。
また、有名な情報を隠して基礎的な単語を答えさせる問題なども、早稲田では多く出題されます。
これらの二点については「合格するための勉強法」のパートで詳しく解説しますが、ここで伝えたいことは、早稲田の世界史は難しい用語を知らないと解けないから難しいわけではないということです。
2.頻出テーマ
上記二点の重要ポイントを押さえたうえで、テーマ別の対策も必要になります。
なぜなら、早稲田の世界史には特有の頻出テーマがあるからです。
主な頻出テーマは以下の通りです。
・ポーランド、北欧史
・中央アジア史(遊牧民族)
・東欧史
・東南アジア史
・現代史(特に冷戦終結後)
これらを見てわかるように、他の大学ではメインテーマとして出題されにくい範囲が多く出題されている。
これ以外にも学部ごとの傾向などもあるので、次のパートで紹介します。
学部ごとの傾向と対策
次は学部ごとの傾向と対策を紹介します。
尚、政治経済学部と国際教養学部は世界史の試験として共通テストが課されるため、今回は解説を省きます。
1.法学部
法学部の特徴は大問5に論述問題があることです。
字数は250字以上300字以内と私立大学の論述問題にしてはかなり多く、キーワードが4つから5つ程度指定され、それらを用いて論述するという形式です。
出題範囲に傾向があるわけではないので、幅広い範囲の深い理解が必要になります。
対策としては、普段から通史のアウトプットをするようにしましょう。
教科書や参考書を読んだ後に、学習したことを自分で説明できるどうか確認しましょう。
何も見ずに説明できるようになれば、自ずと論述も書けるようになっていきます!
2.商学部
商学部でも論述問題が出題されますが、法学部の論述とはまったく別物です。
特徴は、字数が100字以内と短めであることと、ある程度の出題傾向があることです。
商学部の論述は近世以降の範囲から出題され、その中でも20世紀以降の内容であることがほとんどです。
内容としては、経済史関連や時事的なテーマから出題されることが多いです。
世界恐慌やEUなどの経済史を重点的に対策するほか、日ごろからニュースを見て時事問題にアンテナを張っておくことも対策になります。
3.文学部・文化構想学部
この2つの学部は形式や傾向がほとんど同じであるため、一緒に解説していきます。
特徴は、大問数が多く広範囲から出題されることと、文化史の独立した大問があることです。
文化史の大問については、図版を用いた絵画の問題が頻出で、印象派の絵画が出題されやすいです。
絵画の以外にも各大問で文化史の問題が出題されやすく、文学史や建築などジャンルは様々です。
そのため、文化史については他の学部よりも一歩踏み込んだ対策が必須になります。
絵画や建築などは資料集で写真を見ながら覚えると良いと思います。
また、ほぼ毎年オリエントの問題が出題されているため、そちらの対策も効果的です。
4.社会科学部・教育学部・人間科学部
この3学部にはこれといった特徴があるわけではありません。
そのため、次のパートで紹介する勉強法を実践すれば、そのまま成績が上がると思います!
ただし、社会科学部は早稲田の中でも難易度が高く、細かい知識を要求されることもあります。
教育学部と人間科学部は標準的な難易度であることが多く、他学部志望生の練習題にもなると思います。
合格するための勉強法
ここからは、早稲田の世界史で合格点を取るための具体的な勉強法を紹介します。
通史の勉強を終えている前提で話を進めるので、基本的な勉教方を知りたい方はこちらの記事を参照してみてください!
https://www.takeda.tv/kitasenju/blog/post-228406/
早稲田の世界史の対策において重要なことは以下の5つです。
- 流れを完璧に理解する
- 基礎用語に関する情報量を増やす
- 用語集の活用
- 地域史・テーマ史対策
- 他学部の過去問の活用
順を追って説明していきます!
1.流れを完璧に理解する
世界史の流れとは因果関係のことです。
この流れを押さえることで、年代整序問題などで細か年号が分からなくても、「この出来事の後にこの事件が起きるはずがない」といったように、選択肢を絞りやすくなります。
事件や戦争などの出来事はただの暗記にせず、「なぜ起こり、その結果どうなったのか」まで覚えるようにしましょう。
2.基礎用語に関する情報量を増やす
早稲田に限らず難関大の入試では、基礎用語を有名な情報を伏せて問うことがあります。
例えば、カエサルは第一回三頭政治に参加したことが有名ですが、ガリア戦記という著作も残しています。
また、彼はユリウス暦という暦も作っています。
難関大はガリア戦記やユリウス暦からカエサルを答えさせるような問題を好みます。
用語を覚える際は、このような基礎用語の周辺知識から知識を増やすようにしましょう!
3.用語集の活用
早稲田入試は山川出版社の世界史用語集を参考にして作られています。
というのも、早稲田の正誤問題などの選択肢には山川の用語集の文章がそのまま使われているということがあるのです。
つまり、山川の用語集を極めれば最強です!
しかし、用語集は詳しすぎて時間の無駄になることもあるので、隅から隅まで読むのではなく、過去問で出会った単語や知っているけど意味が曖昧な用語を調べるのに使うのがおすすめです!
4.地域史・テーマ史対策
前述したように、早稲田には頻出テーマがあります。
それらは教科書や講義系の参考書などにまとめてあることは少ないので、ノートなどにまとめると理解しやすいでしょう。
ただし、細かくきれいにまとめすぎて時間を使いすぎないように注意しましょう!
5.他学部の過去問の活用
自分が受ける学部だけでなく、いろいろな学部の過去問を解くことをお勧めします。
早稲田の難易度になれることができるほか、早稲田頻出テーマの問題演習にもなります!
他学部で出題された問題が次の年に自分の学部で出るなんてこともあるので、しっかりと演習を積んでおきましょう。
特に教育学部の問題が練習題としてちょうどよい難易度になっていておすすめです!
最後に
ここまで読んでくれありがとうございます!
今回は早稲田の世界史の対策について紹介しました。
今回の記事を、受験勉強に役立て、皆さんの受験が良い結果になることを願っています。
何かわからないこと、疑問がある場合は、ぜひ無料相談を活用してください!
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