逆転合格!化学の勉強法
こんにちは武田塾北千住校です。
受験生にとっては何を勉強し、目標のどこまで達成しようと、また違った意味でスケジュールを立てている頃だと思います。勉強法や使う参考書に迷ったまま、夏休みに入り、中途半端に夏休みを消費してしまわないようにまずは情報収集をする必要があります。
そのため、今回は「化学の勉強法」について話していこうと思います。理系の学生の多くは、受験に使う教科だと思うので、この記事を参考にして勉強の計画を立てましょう。
化学ってどんな教科?
共通テストでは、理科は基礎科目と発展科目に分かれており、受験する大学によって基礎科目から2科目選択したり、発展科目から2科目選択するなど自分で選択する形となっています。一般的な高校では、ほとんどの学生が化学を勉強するため、発展科目を選択する際は化学と物理または生物を選択することが多いと思います。そのため、理科を受験する際には欠かせない科目となっています。特に薬学系の大学だと、化学選択必須の場合もあります。
化学は大きく分けて、理論化学、無機化学、有機化学というカテゴリーに分かれています。
「理論化学」は、基礎的な範囲が広く浅く出題されます。知識だけではなく、簡単な計算も含まれます。
「無機化学」では、理論化学から発展した知識が出題されます。反応や物質は暗記が必要なものが多いため、ある程度の得点を取るために時間がかかります。
「有機化学」では、化合物の構造決定などが出題されます。暗記量は多いですが、パズルのような問題も多いです。
どのように勉強するのが効率的か
理論化学や無機化学の計算
理論化学や無機化学の計算については、どの分野にも言えることですが、最初の暗記なくしてはなかなか問題を解けるようになることは難しいです。そのため、講義系の参考書で広く浅くできる範囲で、反応や化合物を暗記してしまいましょう。
半反応式を組み合わせて、酸化還元反応式を作る際は、半反応式の反応物と生成物を暗記して、あとは計算方法がわかれば反応式まで作れる、と言われがちですが時間にシビアなテストでは、ゆっくりそのような操作をしていては他で得点を取ることができません。
頻出に出題される、半反応式の電荷や酸化還元反応式の係数などは暗記しておくと大きな時短となります。
無機化学や有機化学の暗記項目
無機化学や有機化学の暗記項目については、ひたすら大量の講義系参考書をめくっていても効率が悪いので、演習の中で解説を読んで詳しく暗記していきましょう。
独立した内容だと思っていたものが、複合問題が出題された時などに関連することを知り、暗記の手助けになることもあります。そのときに今まで使っていた講義系の参考書で復習も忘れずに行いましょう。
年間を通してどのようなスケジュールで勉強を進めるか
化学は中学生の頃から受験期まで勉強を続けている教科であるため、高2、3から急に勉強を始めるものではありません。
しかし、高3の段階で化学の習熟度にはある程度の差があると思います。そのため、まずは自分の化学の知識がどの段階にあるのかを確認してから勉強するのが良いです。
例えば、学校の定期テストで化学がついていけていなかったり、共通テストの過去問を見ても1問も解けないのならば、まずは基本的な講義系参考書を読み込むとよいでしょう。学校で習った範囲内ならば問題を解くことができるならば、講義系の参考書でざっと復習と予習を行い、演習に入るとよいと思います。演習に入ったら暗記に戻れなくなるわけではなく、実践的に解くことで暗記すべきポイントが掴めたり、意外な暗記漏れに気づけると思うので、そのタイミングで講義系の参考書に戻れば良いのです。
以上のことを10月の段階である程度できていれば、受験の1科目としては上出来なので、他の優先すべき教科をやりながら、過去問やよりハイレベルな問題にチャレンジしていくと、直前に焦る必要がなくなります。
夏休みまでに完成すべきだと思っている学生も多くいますが、まずは国数英を夏休みまでに固めることが先決です。
おすすめの参考書
化学は3つのテーマに分かれていると前述しましたが、それぞれが完璧に独立していて、基礎から演習まで別々の参考書で勉強をする必要があるわけではありません。
(関係性としては、化学の土台として理論化学があり、そこから無機化学、有機化学へ発展していくという形となっています。)
そのため、基礎を丁寧に固める際はこれから解説するような3つに分かれているものを使い、演習に入ったら自分が気に入った演習用の参考書を基礎でつかった参考書で復習しながら使っていくと満遍なく得点できるようになると思います。
「鎌田、福間の講義シリーズ」/旺文社 難易度★
黒文字以外は赤青灰色で構成されていて、ページの半分は図やイラストなのでとても見やすい講義系の参考書です。
これから化学を勉強したり、漏れなく基礎を学びたいという学生に適しています。講義シリーズとは別に、理論化学と無機化学、有機化学が1冊に収まった演習用参考書があります。
「化学重要問題集」/数研出版 難易度★★
それぞれのテーマで難易度別に問題が収録されています。
この参考書の注目すべき点は、解説の親切さです。別冊の解説書には、重要な部分は赤文字で書かれており、問題の途中式だけではなく、その問題で覚えておくべき暗記事項がまとめられています。そのため、問題を解きながら、知識のアップデートができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は化学の勉強法を解説しましたが、受験に向けてどう勉強しようか考えていたり、参考書を探している受験生の勉強のヒントになれば嬉しいです。武田塾の特訓では、勉強の内容に加えて、勉強習慣の改善や科目選択、受験校の相談も行っているので、自分の解答の採点の仕方がわからないなど、何か不安があれば気軽にご相談ください。
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