逆転合格!物理の勉強法
こんにちは、武田塾北千住校です。
各教科勉強法シリーズ物理編ということで、今回は武田塾が実際に教えている物理の勉強の仕方をお教えしたいと思います!
はじめに
物理は数学と違い、「見た事がある」問題が出題されることがほとんどです。最難関大学や医学部を受験しない限り、目新しい問題に出会うことはまずありません。ですが受験本番では参考書よりも難しい問題が出題されます。
それは「参考書の問題は試験問題の一部」でしかないからです。
実際の試験問題は1個のテーマに対して2~3個に設定が分かれており、当然それぞれの場合によって使う知識も異なります。その「流れ」をくみ取りながら問題を解くには「物理現象の理解」が不可欠と言っても過言ではありません。
物理の勉強法
まず、いきなり問題集に取り掛かることはやめましょう。
ある程度のレベルの問題までは、問題集を解き進め、問題に慣れることによって解けるようになっていきます。しかしGMARCH以上の大学を狙うのであれば、この方法では受験レベルにたどり着くことはできません。
上位の大学では「物理現象を理解し、定式化することで問題解決する能力」を問うてきます。つまり、「この問題はこうやって解く」といったパターン化が通用しないような問題が出題される可能性があるわけです。
ステップ1
そのような思考力で解ける問題に対応するためには、まず教科書や講義付き参考書から勉強を始めましょう。
例えば「漆原晃の物理基礎・物理」という参考書は「力学・熱力学」「電磁気学」「波動・原子」の三冊に分かれており、それぞれ相当な厚みがあります。一度手に取っていただけるとわかると思いますが、物理現象の捉え方や公式の扱い方がかなり詳しく記述されていて、あの厚みも納得できる参考書です。こういった解説付きの参考書を読み込んで理解することが第一のステップになります。
ステップ2
次のステップでは問題演習に入りますが、ここでも注意点があります。
使う問題集は自分のレベルにあったものにしましょう。
英語の勉強を想像してください。英単語の暗記と文法の解説を読んだ後に突然「スピーチ用の自己紹介文を作ってくれ」と言われて用意できるでしょうか?
おそらく単語も文法も知識として頭に入ってはいるものの、実用するには程遠いのではないでしょうか。
これは物理の勉強でも同じで、ステップ1が終わった段階では知識として頭に入っているだけに過ぎません。ここでいきなり志望校のレベルに合わせた参考書を解いているようでは時間を無駄にしているのと同じことです。
時間の無駄遣いを避けるためにも、まずは自身のレベルに合った参考書選びをしてください。
問題演習の方法
さて本題の問題演習ですが、
1.問題を解く |
が基本の勉強方法になります。
「一般的な勉強法と同じではないのか」と思うかもしれませんが、実はここにも違いがあります。
問題演習となると①を重要視しすぎていませんか?
今一度参考書を使う理由を考えてみましょう。
それは「物理を学ぶため」ではないでしょうか。
決して「問題を解くため」ではないはずです。
では「物理を学ぶ」というステップはどこに存在するでしょうか?
それは②と③です。①では身に着けた知識の確認とアウトプットの練習をし、②と③で自分の解答と実際の解答がどう違うのかをすり合わせていきます。このすり合わせこそが物理の思考力を養うための大切なカギです。
ステップ1,2では一単元ごとに進めていくことをお勧めします。一単元分の解説を読み、該当箇所の問題演習を進め、まず全範囲を満遍なく学習しましょう。
ステップ3
最後にステップ3ですが、ここでは応用問題の演習と過去問演習を含みます。
基本的な勉強の仕方はステップ2の②と③ですが、ステップ3では「記述式解答」に焦点を当ててみてください。問題を解いていく中で、式の組み方や公式の扱い方を論理的に記述できるようになるまで②と③を繰り返しましょう。
ここまでできるようになれば、受験で出題されるほぼすべての問題に対して自信を持って解答することができるようになります。
何度も言いますが、物理の勉強において大切なことは「物理現象の理解」です。なんとなく問題を解いている人は是非ステップ1を参考に勉強を始めてみてください。
おすすめの参考書
解説付き参考書と問題演習におすすめの参考書を紹介します。
解説付き参考書
漆原晃の物理・物理基礎が面白いほどわかる本 難易度★
この参考書の特徴は圧倒的な「厚み」です。厚さのある参考書は内容が高度で理解しづらいというイメージがあるかもしれませんが、この参考書はイラストが分かりやすく細かな疑問にも対応しているので、「独学で物理を勉強したい」、「学校の勉強よりも先を学びたい」という方にお勧めです。
物理のエッセンス/河合塾 難易度★★
この参考書は「漆原晃の物理・物理基礎」とは対照的に、実際の問題をテーマにした解説が豊富に掲載されています。「学校の勉強と並行して進めたい」」、「今まで学習した箇所の復習をしたい」という方にお勧めです。
問題集系参考書
漆原の明快解法講座/最強の99題 難易度★★
この参考書のポイントは解説が手厚いところです。一つ一つの問題に対してポイントとなる知識がピックアップされており、解説付き参考書と合わせて用いることで、勉強の効率化間違いなしの参考書となっています。また、「明快解法講座」で基礎を固めた後に「最強の99題」にも取り組むことでGMARCH合格相当の力を身に着けることも可能です。
物理重要問題集/数研出版 難易度★★
理系の学生には言わずと知れた名著です。基礎的な問題から応用問題まで幅広く対応しており、中盤から終盤まで活躍してくれること間違いなしの参考書になります。
最後に
武田塾の紹介する物理の勉強法はいかがでしたでしょうか。
高校に入学すると数学ではすぐに問題集が配られ、問題を解きながら覚えていく習慣をつけてしまっている人も多いのではないでしょうか。
残念ながら数学と物理とでは今まで勉強してきた時間が異なります。大半の方は高校に入って初めて「物理」という分野に触れることになります。当然数学と同じ勉強方法では伸びに限界が来ます。
武田塾では学生一人では気が付くことができない、実現できないような画期的な勉強を実践しています。
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