日本史勉強法の極意
こんにちは!武田塾北千住校です!
7月に入り暑くなる日が多くなってきましたが、皆さん元気に勉強できているでしょうか?
夏休み直前ですがこのままいい流れで休みに入れるように頑張っていきましょう!
さて、今回のブログですが日本史の勉強法について紹介したいと思います。
なんとなく「なんとなく日本史を選択したけど暗記がつらい!」「年号や単語は暗記しているけど成績が伸びない…」など悩んでいる方は是非参考にしてください!それではさっそく内容に入っていきましょう!
必見!日本史の勉強法
大きな流れを意識して勉強しよう!
日本史と聞くとみなさんどんなことを想像するでしょうか?多くの人が「暗記科目でしょ?」「単語をたくさん暗記した人が成績伸びるんでしょ?」と思っていると思います。
しかし、勉強している人なら感じていると思いますが、最初から知らない単語を丸暗記するのはかなりしんどいですよね?
それもそのはずで、頑張って覚えた単語も次の日に確認してみたら全くわからない!なんて経験あると思います。これはいわゆるエビングハウスの忘却曲線が関わっています。これについてはこちら!
そのため、人間は単純に暗記していくだけは限界があり効率が悪いからなんです!
なかなか、覚えられない時は、以下を意識してみてください!
「細かい用語は後回しにして、まずは全体像と流れをつかんでいく」
つまりどういうことかというと、初めのうちは単語にこだわらず、流れを優先的に覚えていこうということです!日本史は歴史の積み重ねです。何も誰かが勝手に作り上げたお話ではありません。歴史上の人物たちにも感情があり、すべての歴史にはその原因があります。その原因”なぜ”と流れをつかむことを意識することで日本史が一つの物語としてつながっていることが分かるようになります。
具体的にはどういうこと?
具体的にどういうことを言っているかというと、例えば「応仁の乱」は足利将軍8代目足利義政の後継者争いが原因で勃発しました。
室町幕府8代目将軍・足利義政とその正室・日野富子は、子宝に恵まれないという問題を抱えていました。後継者となるお世継ぎがいなければ、室町幕府は滅亡してしまいます。そこで義政は、出家していた弟・義視を養子として迎え、後継者にすることを決めました。しかし、寛正6年(1465年)に義政と富子の間に息子・義尚が生まれたことで事態は一変します。富子は、息子である義尚に跡継ぎを譲ることを望み、義政も「義尚を9代目将軍とする」とお世継ぎの変更を申し出ます。もちろん、これまで跡継ぎとされていた義視はこれに反対します。そして、将軍家は「義視派」と「義尚派」の2派に分かれ、応仁の乱へと発展するのです。
このように応仁の乱だけをみても“後継者争い“という物語が裏には存在します。単語だけを暗記しようとするのではなく、初めは足利義政の後継者争いなんだ!とかもう少し覚えられそうな人なら義視側と義尚側が対立したことが原因なんだなどと具体的に事例の流れを覚えていくとよいと思います。
具体的に何を使って勉強すれば良いの?
ここまで日本史の暗記には物語の流れを意識したほうが良いと書いてきましたが、具体的に何の参考書を使って勉強したらよいかわからないという人もいると思います。それもそのはずで学校では教科書、資料集、一問一答、問題集、用語集など日本史だけでもたくさんの参考書が配られると思います。正しい使い方で気を付けないとこれらの参考書は非効率的な勉強につながってしまいます。初めにこれらの参考書についての使い方について紹介したいと思います。
学校からの配布教材の勉強法
山川日本史教科書
みなさんも持っているのではないでしょうか?一番メジャーであり内容はとても濃い教科書になっています。
分厚くて読む気にならない!なんて人もいるかもしれませんが、大切なことはこれを全部覚えることが重要なわけではありません。この教科書の主な使い方は流れをつかむことです。
先ほど紹介した応仁の乱なら、後継者争いが原因だということを教科書を通じて理解すればよいのです。教科書は細かい単語を暗記していくものではありません。
日本史一問一答
みなさん一問一答やっていませんか?受験生が大好きな一問一答ですが間違った使い方をすると逆に成績が停滞する要因にもなってしまいます。
この参考書の目的は自分の暗記した単語がどのくらい定着しているのかを確かめる参考書です。ここに乗っている単語を全部覚えようとする受験生がいますが効率が悪いのでやめたほうがいいです!
演習系問題集
日本史は暗記科目ですが、問題演習が大切な科目です。
なぜなら、相手がどんな形で単語を聞いてくるかを理解できるからです。敵がどんな問題を出してくるのかを知らずに単語を覚えていくのは非常に効率が悪いので、問題演習を重点的に行うことで間違えた単語を中心的に覚えていくとよいと思います!
資料集/用語集
これらの参考書はサブ的な扱いで必要に応じて使っていく必要があります。資料集は資料問題やイラスト問題が出てきたと起用の対策に使うものなので覚えておいてください。用語集は問題演習や教科書を読んでいく中でわからない単語が出てくると思います。そんな時に解説を見るときに主に使う参考書になります。
個人的なおすすめ参考書
前章で述べた通り流れと大枠をつかむことが大事で各参考書の使い方も大体わかったと思います。流れをつかむのに最適と紹介した教科書ですが人によっては難しく感じることもあると思います。
そんな時は東進ブックスから出版されている「日本史 なぜと流れがわかる本」 金谷俊一郎著 がおすすめです! 初学者にもわかりやすく書かれているため教科書で難しいと感じた時には手に取ってみてください!
文化史はどうする?
文化史はどうするの?→過去問をまず初めに見てみよう
先に結論を出すと、残念ながら文化史に物語や流れはありません。逆に言えばイメージ通りの暗記が必要な分野です。それ故に苦手にする生徒が非常に多いです。文化史は初めから完璧にしようとしなくてもよいので、苦手意識を作らないようにコツコツと消化していってください。
暗記が必要といった文化史ですが、残念ながら大学入試でも頻出分野になっています。どこの時代がよく聞かれるのかは過去問などを見ることで確認してみてください。
そして過去問ですが、なるべく早い段階で見ておくことが大切です。その時に気を付けてほしいのは問題を解く必要はないということです。何の目的があるのかというと敵を早く知るということです。どんな問題形式なのか、文化史は出るのか、資料問題は出るのか、一問一答形式が多いのか、正誤問題が多いのかなど見るべきことはたくさんあります。ゴールを見据えた勉強をすることで今やっている勉強も効率が上がるのでなるべく早く確認しておいてください。
まとめ
ここまで日本史の勉強法について書いてきましたがなんとなくイメージはつかめてきたでしょうか?
もちろん暗記が必要な科目に変わりありませんが、考え方や、やり方次第で効率を上げることが出来る科目です。みなさんも問題演習や教科書を読むことで、歴史の本質的な物語性に迫りながら楽しく勉強してほしいと思います!
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