こんにちは、武田塾北千住校です!
今回は慶應義塾大学の文系学部(経済学部・文学部・商学部・法学部)の紹介をしたいと思います。
慶應義塾大学の文系学部は、日吉キャンパスと三田キャンパスにあります。
早稲田大学とは異なり学部ごとではなく学年ごとに設置されているため、主に1年生と2年生は日吉キャンパス、3年生と4年生は三田キャンパスに通っています。
基本的には日吉キャンパスでは基礎科目や、総合教育科目と呼ばれる学部の必修とは別の一般教養科目を履修し、三田キャンパスでゼミや専門科目を履修することになります。
文学部だけは2年生から三田キャンパスになるので、一足早く三田キャンパスに通うことができます!
次に、学部ごとにもう少し詳しく紹介をしていきたいと思います。
慶應義塾大学学部紹介
法学部
法学部には法律学科と政治学科の、2つの学科が設置されています。
法律学科
法律学科ではただ法律を学ぶだけではなく、社会現象を法律的にとらえる能力を育てることを目標にしています。
そのためまずは1,2年生で憲法、民法、刑法の基礎を学んで、3年からは会社法、民事訴訟法、刑事訴訟法などより専門的な法律学を学びます。
政治学科
1年生と2年生のうちは、日吉キャンパスで「政治学の基礎」「政治思想基礎」「政治思想基礎」などのように、政治学の基礎を学びます。
その後、3・4年では自分の専門分野について学びます。「政治理論史」「政治過程論」「現代政治理論」だけではなく「現代ラテン・アメリカ論」「比較地域研究論」「マス・コミュニケーション論」のような授業もあり、その種類は多岐にわたります。
法律学科より政治学科の方が幅広いため、法律を専門とするよりは幅広く勉強したいという方は政治学科がおすすめです。
経済学部
経済学部は入試科目が地理・歴史選択か数学選択で選ぶことができ、そのまま1年と2年の履修形態もわかれることになります。
受験時に数学を選択した場合は、「微分積分」「線形代数」を必修科目として履修し、受験時に地理・歴史を選択した場合は「日本経済概論」「歴史的経済分析の視点」などを必修科目として履修することになります。
それぞれのコースで経済学的思考の総合的能力の基礎を身につけ、3・4年生のときは合流して同じカリキュラムのなかで専門科目を履修します・
三田キャンパスの専門課程では「経済理論/計量・統計/学史・思想史/経済学/産業・労働/制度・政策/現代経済/国際経済/環境関連/社会関連」の10分野にわかれています。この中から3分野以上の科目を履修することによって、専門分野を深めるだけではなく幅広い知識を身につけることができます。
商学部
商学部は以下の4つのフィールドにわかれています。
経営学:企業や非営利団体の経営・運営を対象に研究する
会計学:経済活動の結果をお金の側面からとらえた測定・測定・評価する
商業学:企業の創造する生産物やサービスが消費者にたどり着くまでの過程を研究する
経済産業:社会の経済活動全体を対象に研究する
この4つのフィールドを柱に「経営/会計/商業/産業史・経営史/国際経済/計量経済/労働・社会/交通・公共政策・産業組織/金融・保険」という9つの分野があります。
このように非常に幅広く授業が展開されているため、自分が勉強したいことを専門的に学ぶことができます。
文学部
文学部は入学の段階では専攻にわかれず、1年間日吉で語学や総合教育科目を勉強します。2年生からは三田キャンパスで下記の17個の専攻にわかれて、専門的な勉強をしていくことになります。
哲学系:哲学専攻・倫理学専攻・美学美術史学専攻
史学系:日本史学専攻・東洋史学専攻・西洋史学専攻・民族考古学専攻
文学系:国文学専攻・中国文学専攻・英米文学専攻・独文学専攻・仏文学専攻
図書館・情報学系:図書館・情報学専攻
人間関係学専攻:社会学専攻・心理学専攻・教育学専攻・人間科学専攻
ちなみに人気の専攻(社会学専攻・人間科学専攻)に進みたい場合、1年の春学期の成績が必要になるため、入学当初から気を抜かずに勉強する必要があります。
キャンパスの関係上1年生で2年生の専門科目をとることはできませんが、特論と呼ばれる1年生が専門科目を理解するための授業が開講されているので、1年かけてどの専攻に進みたいのかをじっくり考えることができます。
もちろん他専攻の科目を履修することも可能なため、自身の専攻にとらわれずに幅広く学ぶことができます。
また2年生の語学(基本的には英語と第二外国語)は、一つでも単位を落としてしまうと留年してしまう「即留科目」になるので、かなりしっかり語学を学習する必要がある…というところも慶應義塾大学文学部ならではの特徴です。
入試の特徴
慶應義塾大学は、特に経済学部で英語の点数によって足切りされるという噂があります。どれだけ小論文に自信があっても英語の点数が基準を越えないとみてもらえない可能性があるので、英語の得点が合格のカギとなります。
文学部の英語は、紙辞書が2冊持ち込み可能という特徴があります。紙辞書で引くことに慣れる必要があるので、練習をしておきましょう。
また日本史では経済学部は近代以降の出題、文学部では100字前後の論述が出題されるなど、かなり学部によって特徴が異なります。
早めに過去問に取り掛かり、受験学部の問題形式に適した対策をしましょう。
慶應義塾大学まとめ
今回は慶應義塾大学の文系学部について紹介しました。
どの学部も1年と2年で基礎を学び、3年から専門科目を履修することで学びたい分野をしっかり学ぶことができます。
みなさんが慶應義塾大学に合格できるよう応援しています。
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