こんにちは、武田塾北千住校です。
日に日に寒さも厳しさを増して、いよいよ受験シーズンが近づいてきましたね。体調管理にだけは気を付けて最後まで走りぬきましょう。
さて、今回は共通テスト対策の生物パートについて書いていこうと思います。
1.共通テスト生物 基本情報
受験生のみなさんが実際に受ける事になる、2022年度(令和4年度)共通テスト生物について見ていきたいと思います。
【日程】令和4年 1月15日(土)、1月16日(日)
【基本情報】 令和4年度入試情報|大学入試センター
共通テスト生物 配点 試験時間
こちらはセンター試験と特に変わりがなく、変わった点は大問選択なし、全問必答になりました。
【配点】100点
【試験時間】60分
【解答方法】全問マーク式(大問選択なし)
センター試験では、「大問7題(大問1~5:必答、大問6~7:選択)」という形式でしたが、共通テストでは大問5~6題が必答でした。
なお、共通テストはセンター試験と比べて大問数は減ったものの、問題文が増え、ページ数も増えていた点に注意しましょう。
2.共通テスト化学 特徴
共通テストの特徴といえば、以前のセンター試験と比べて、単なる知識の暗記だけでは解けず、思考力や判断力が試されることが第一に挙げられると思います。その趣向は生物にも色濃く反映されており、グラフやデータの量が圧倒的に増加し、データから読み取れることを考察し、そこから何が言えるかを試す問題が増えました。
センター試験では、1問1答形式での暗記でも対応できていた問題も存在していたかもしれませんが、共通テストは前提知識があった上で新しく見せられるデータを考察しなければいけなくなりました。逆に言い換えれば、重箱の隅をつつくような細かい知識は必要なく、その分野の核となる知識を網羅的に理解できているかを試される試験になったと言えます。
3. 共通テスト生物 対策を始める時期 進め方
対策を始める時期
生物の共通テスト対策は12月には始めましょう。
生物の共通テストは、「基本的な知識があれば解ける」のです。そして、やりこめばやりこむほど問題に慣れるため、素早く解けますし、高得点をとれる可能性が高まります。そのため少しでも早く対策を始めておくことで、高い得点を狙うことが可能になり、二次試験においての対策にもなるのです。
対策の進め方
1.まずは教科書で図を用いて基礎知識を理解して覚える
2.基礎知識同士を結び付ける
3.実践問題を解いて形式に慣れる
の3点に尽きるでしょう。
順序にこだわりはありません。基礎問題精巧に図解や青字を最初にインプットしなおしてから実践問題に移行しても良いし、あるいは最初に実践問題を解いて苦手分野を洗い出してから、分野別に教科書や参考書で復習しなおしてもよいでしょう。
また実践問題を解いてみて、時間が足りないとか、グラフが読み取れなかったと感じた人向けに個人的におすすめの勉強法を紹介します。
おそらくそういう人は基礎知識がまだ完成されていないことが原因だと思います。知っている知識でもいざ問題で出てくると詰まってしまうことがタイムロスの一番の原因だと考えられます。
2021年共通テスト第一問を具体例に説明していこうと思います。
【参考】 大学入試センター 令和2年度 本試験
この実験2の文章は5行ありますが、素早く情報を読み取ることができますか??
要約すると、調節タンパク質Yはアクチベーター(転写を促進するタンパク質)として機能しており、Tを含む配列が転写活性が高く、ラクターゼ遺伝子を発現しやすいということです。言っていることは至極当然で簡単だと感じる人が多いと思いますが、この5行を読んだときに真核生物の転写やオペロン説の図解のイメージ出てきた人はどれくらいいるでしょう??そのイメージが出てきた人はこの一見すると長い文章を短時間で理解することができるでしょう。
生物の勉強において、最も大事なことは文字でインプットするのではなく、図や絵でインプットすることです!「調節タンパク質」や「転写調節配列」、「プロモーター」などの単語を断片的に暗記するのではなく、それらがどのように繋がって転写が行われているのかを理解してこそ、真の理解を得られるのです。
共通テストで試される力は、重要単語を結びつける力であり、現象がどのようにして起こっているのかを図や絵を用いて説明できる力です。
断片的な理解になっている人はぜひ教科書や基礎問題精巧に載っている図解をインプットしなおしましょう。ゆえにちょっとでも詰まった単語があれば、印をつけて、その単語周辺の知識を網羅的に復習を行い、元の問題には参考書のページ数を記載しておくことをおすすめします。
共通テスト生物 おすすめ参考書
基本的な事項を学ぶ参考書
生物(生物基礎・生物)基礎問題精講
武田塾に通っている生徒なら1度は解いたことがある問題集だと思いますが、あえてこの問題集をおすすめします。この問題集は名前の通り「基礎」問題を集めたものですが、「基礎」とはやさしいという意味ではなく、その単元を理解するため、マスターするためにどうしても必要という意味であり、同時に、毎年必ずどこかの大学入試に出題される内容、という意味でもあります。この問題集を完璧に解けるようになれば、共通テストレベルであれば、問題なく対応できるでしょう。
完璧とは、掲載されている問題が解けるようになることはもちろん、青字で書かれている語句は抜けなく覚え、さらに一問一答形式で丸暗記するのではなく、その語句を様々な角度から説明できることです。苦手な分野を中心に受験の最後まで利用できるおすすめの1冊です。
生物 必修整理ノート(文英堂)
『生物 必修整理ノート』は、穴埋め形式で共通テストの生物の知識を定着できる暗記系の参考書です。
各章ごとの練習問題で、生物の基礎知識を身につけられる構成になっています。大学共通テストの生物をこれから対策する人が、基礎知識を定着させるのにおすすめします。類似の問題集に比べて分量が少なく、演習をこれから始める受験生にとっても最適な参考書と言えます。
早期に『生物 必修整理ノート』を完成させて、よりレベルの高い問題にステップアップしてください。
アウトプット型 実践問題集
共通テスト過去問研究 生物/生物基礎(2022年版共通テスト赤本シリーズ)
共通テスト独特の思考力や考察力を身に着けるにはやはり実践あるのみでしょう。もちろん青本や黒本でも構いませんが、マークシートもついており、一番本番を想定できる赤本を押しておきます。これを使って短時間で情報を読み取り、データを考察する力を養いましょう。時間を測って本番と同じ条件で取り組んでみることをおすすめします。
2021年用共通テスト実戦模試 生物(Z会)
会の実戦模試をおすすめします。
河合塾の総合問題集と並ぶ人気の問題集ですが、河合より難易度の高い問題が収録されています。余裕がある人は、二冊とも仕上げておきましょう。
特に苦手な単元は様々な予備校の問題集で実戦を積み重ね、苦手意識を克服していきましょう。
直前にすべきこと
実践問題集を解いては、詰まった知識を教科書や参考書で復習しましょう。そして、ノート1冊用意してもいいと思うので、自分で書いた図解をまとめておきましょう。直前期はそのノートを再復習すれば、自分の弱点を完全につぶすことが出来ます。また、一度解いた実践問題集を2~3回は解きなおすことが極めて大切です。特に思考問題は解いたアプローチを他人に説明するつもりで解きなおすと、より理解が深まり、それが新しい問題を見たときの対応力につながっていきます。
12月末から直前にかけては、今まで解いた問題の解きなおしを何回もしてみましょう。
共通テスト化学 まとめ
生物の共通テスト対策はいかがでしたでしょうか?
とにかく、問題の数をこなすことで、知識の定着を行い、しっかりと復習をする。これに尽きると思います。試験前にできることはやって、あとは雰囲気にのまれないように自信を持つ。ここで高得点を狙って、合格をつかみ取りましょう!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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