こんにちは武田塾北千住校です。
日に日に寒さも厳しさを増して、受験シーズンが近づいてきました。体調管理にだけは気をつけて最後まで走り抜きましょう。
さて、一番最初に訪れるといえば、共通テストです。今回は、共通テストの数学について、紹介していきます。
1. 2022年度共通テスト数学 基本情報
受験生のみなさんが実際に受ける事になる、2022年度(令和4年度)共通テスト数学について見ていきたいと思います。
【日程】令和4年 1月15日(土)、1月16日(日)
【基本情報】 ↓公式サイト↓
令和4年度入試情報|大学入試センター
共通テスト数学 試験時間
Ⅰ・Aの試験時間は、従来の60分から70分になりました。
Ⅱ・Bの試験時間は、60分のまま変更はありません。
共通テスト数学 問題量
約4割ページ数が増加し、これに伴って文章量が増加しました。
センター試験よりも読解力が問われます。
共通テスト数学 問題形式
共通テストでは、選択肢を選ぶ形式の問題が大幅に増加しました。それぞれの選択肢が文章になっていることもあり、さらに読解に時間がかかります。
また、誘導のついた問題が多く出題されるのことも共通テストの特徴の1つです。
これらの問題はうまく誘導に乗ることができればスムーズに問題を解くことができる一方で、誘導の理解に詰まってしまうとなかなか先に進めないことがあるので、しっかりと事前に形式に慣れておくことが重要です。
2. 昨年共通テスト数学 難易度
結論から言うと、難易度は標準レベル、もしくはやや易化したと言えます。
【平均点】
2021年度共通テスト数学 | 2020年度センター試験数学 | 前年度比 | |
数学 Ⅰ・A | 57.68点 | 51.88点 | +5.8点 |
数学 Ⅱ・B | 59.93点 | 49.03点 | +10.9点 |
しかし、易化したとはいえ、来年も例年通りとは限らないのだ。
理由としては、以前から、新テストや新形式の施行された年は、易化する傾向があるからである。
そのため、油断せずにしっかりと対策していこう。
3.共通テスト数学 対策を始める時期と進め方
共通テスト対策の始める時期は、私個人としては夏の間までに一度完璧にしておきたい! その理由は、共通テストは基本問題が全般だからです。 しかし、中には他科目との兼ね合いで、夏までに難しいという方もいると思います。
そんな方のためにも共通テストのための対策は、直前でも大丈夫な簡単なステップを紹介します!!
共通テスト数学 対策ステップ
センター試験および共通テストの出題範囲は広く、ほとんど全ての範囲から満遍なく出題されているといってもいいでしょう。
そのため、まずは全ての分野を網羅的に勉強し、基本的な公式を暗記した上で、重要な公式についてはその証明にも注目してみてください。
証明できるようにしておくメリットは、本番の緊張している舞台で、公式を求めることができるのは安心感があり、数学的思考能力も高くなるでしょう。
共通テストでは特に思考力が重視される傾向があり、公式に対する深い理解が聞かれることもあるかもしれません。余裕があれば自分で公式を証明できるようになっておきましょう!
焦って基本事項に対する理解が不十分なまま共通テスト形式の問題集に進んでしまったり、最初から共通テスト形式に慣れることで手っ取り早く対策を行おうとする受験生もいますが、共通テストに関しては未だ出題傾向が定まっておらず、何がどのように出題されてもおかしくありません。
どのような問題が出題されても動揺せずに高得点をとるためには、基本的な力をしっかりと身につけることが不可欠です。
共通テスト対策において非常に重要で不可欠なステップである一方で、ここに時間をかけ過ぎる必要はありません。
具体的には、その時点での学力にもよりますが、受験直前の冬から本格的に始める程度で十分です。なぜなら、しっかりと基礎が身についた状態でなければ思うように解けず、焦りが生じてしまうからです。
自分の状況を客観的に見極め、自分に合ったステップに移行してみてください。
4.共通テスト数学 おすすめ参考書
1.数学力をつけるための基本的な参考書
問題を解くために必要な知識を養うためにおすすめな参考書を3冊紹介します。
1つ目は定番参考書
『チャート式数学』シリーズです。
チャート式には様々な種類がありますが、共通テスト対策として特におすすめなのは、難易度の易しい方から、
・白チャート
・黄色チャート
・青チャート
の3種類です。
ご自身のレベルに合わせて、白〜青のどれにするか選んでみてください。
そして2つ目は
『FocusGold』です。
チャート式はレベル別に参考書が分かれている中で、FocusGoldは一冊で共通テストレベルから早慶レベルの数学までは網羅できていると私は思っています。
また、コラム欄が数学好きにはもうたまりません笑
そして3つ目が
『基礎問題精講』です!
数学の問題集は分厚くて演習量の多いものが多かった中で、この問題集は厳選した問題のみを掲載しています。
『数学 基礎問題精講』の構成は、まず基礎問題あり、その次に説明部分の『精講』問題の解答解説、ポイントのまとめ、演習問題になります。
厳選された問題で短時間で基礎を学べる、一周するのにかかる期間が明確なため計画を立て易いというメリットがあります。共通テスト対策には打ってつけの一冊と言えると思います。
2.共通テスト形式に慣れるための参考書
共通テスト形式の問題集は、大手出版社や予備校から多数出版されています。 基本的に予備校では、河合塾<駿台<Z会という難易度になっています。 直前期でも良いので、必ず一冊は解いてみることをおすすめします。
【おすすめの取り組み方】
・毎回マークシートを用いる
時間配分を考える際に忘れがちなのがマークに要する時間です。特に、本番はマークミスに対して特に慎重になり、想定していたよりもマークとその確認に時間がかかってしまうことがあります。
普段からマークシートを用いて演習を行うことで、上記のようなトラブルを避けることができます。
・時間内に解き切れなかった問題も、時間をとって考えてみる
最初は問題形式に慣れていないので、時間配分がうまくいかないことも多々あるかと思います。このとき、時間内に終わらなかったからといってすぐに答えを見るのではなく、納得のいくまで取り組んでから答えを確認することをおすすめします。
他の教科の勉強もある中で、問題形式に慣れるためだけに共通テスト形式の問題集を何冊も行うのは得策とは言えません。各回の演習で得られる知識を最大化し、短期間で効率よく共通テスト対策を行っていきましょう。
5.直前ですべきこと
直前ですべきことは2つに分かれます
【一ヶ月前~】
上記で示した「共通テスト形式に慣れるための参考書」を解いていきましょう!
この期間で対策をすることで、自信にもつながり、実際の試験のような緊張感で取り組むことができると思います。
【試験直前】
これは試験直前の対策は、人それぞれでいいと考えています。
理由は人それぞれ緊張のほぐし方があると思うからです。その中で、何個か紹介します。
・公式や証明を見直す時間にする
・大問一個程度用意しておいて、直前に解く
・トイレや好きなものを使って気持ちを落ち着かせる
実際、私は2つ目の直前にも解くことを実践していました。最初の方に多く計算ミスや手が止まってしまうことがあったため、頭を数学の思考に慣らすために、行っていました。実際計算ミスは無くなりました。
実際にルーティーンを日々の模試などで決めておくと本番気持ちを落ち着かせることができると思います。
6.共通テスト対策 数学まとめ
これまで、共通テスト数学の対策法をご紹介してきました。
①基礎的な数学力を身につける
②共通テストの出題形式・時間に慣れる
③自分の試験前ルーティーンを見つける
以上の三点を大事にしっかりと対策し、高得点を目指しましょう!
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