こんにちは武田塾北千住校です!
入試の天王山とも称される夏が終わった今、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ばっちり勉強できましました!という方もいれば、不完全燃焼で秋を迎えている方もいらっしゃるかもしれません。しっかりと勉強できた方はこのままの調子でペースを崩さずに受験まで突っ走って行きましょう!ただ、そのような方も、夏で頑張ったからと言って秋、冬でたるんでしまう方が一定数いらっしゃいます。そのようにならないように気を引き締めていきましょう!もちろん、この夏は不完全燃焼だったという方は、秋、冬、そして入試の直前まで追い上げていきましょう。
さて、今回もレベル別に物理の参考書や問題集を紹介していきたいと思います。実は、恥ずかしながら、筆者は物理の偏差値は初め40~45でした。苦手な部類だったと思います。そんな私も1年で偏差値70まで上げました。ですので、苦手な方はそこからの逆転、そうでない方も偏差値を上げるのに参考になるかと思います!
物理レベル別参考書 初級編
まだ物理基礎を終えたばかりで、物理を始めたばかりの方、基礎から物理を見直したい方にお勧めの参考書は次の通りになります!
①宇宙一わかりやすい高校物理シリーズ 学研プラス
②秘伝の物理講義シリーズ 学研プラス
③リードlightノート物理基礎 / 物理 数研出版
宇宙一わかりやすい高校物理/秘伝の物理講義
どちらの参考書も非常に解説が丁寧で、大変わかりやすくなっています。文章に加えてイラストも充実しているので視覚から理解することができます!物理は紙面上の式や言葉だけでは捉えづらい概念が存在します。概念や公式、その現象が起こる仕組み、理由などを理解するためには図や絵による解説は非常にわかりやすいです。特に初めのうちは式を見ただけではさっぱりわからず、なにをやっているのかわからない、そんな方もいらっしゃると思います。そのような状態から物理の理解への道を開くとすれば、これらの参考書で物理に出てくる公式の概念を学び、物理の基礎を築いていくことをお勧めします!
これら二つの参考書などで物理の基礎や現象の仕組み、概念を学んだら実際に解いてみましょう。学んだことを実際に使えるようにするには実践あるのみです。
リードlightノート物理基礎 / 物理
学んだことをどれだけ理解しているかを「リードlightノート物理基礎 / 物理」で確かめてみましょう。とはいえ、リードlightノート物理基礎 / 物理」は問題のみが載っているのではなく、①簡単な解説、②それを利用した簡単な例題、③例題よりも難しい基礎問題、④基礎問題よも難しい応用問題の4種の部門から構成されています。「力学」、「電磁気」といった各分野において、この4段階の問題演習がなされていて、段階を踏んだ問題演習が可能です。
物理レベル別参考書 初級編まとめ
・①と②で物理の概念を学べるため、初心者におすすめ。
・①と②で基礎を築き、③の問題集で、演習を繰り返しながら知識の定着や概念の理解を促していく。
物理レベル別参考書 中級編
ある程度慣れてきたけれど、いまひとつ成績が伸びない、完全に理解できているわけではない気がする、そんな方にお勧めの参考書は次の通りです!
①漆原の物理 明快解法講座/旺文社
②大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本シリーズ/KADOKAW
③物理のエッセンスシリーズ/河合出版
④良問の風 物理頻出・標準入試問題集/河合出版
漆原の物理 明快解法講座/物理基礎・物理が面白いほどわかる本シリーズ
どちらも言わずと知れた非常にわかりやすい参考書となっております。どちらも同じ先生が書かれた本で、イラストが非常に多く書かれている参考書となっております。入試で出てくるような問題の基礎がイラストメインで解説されています。
「漆原の物理 明快解法講座」は一冊ですべての分野を扱っています。ただ、薄めの冊子にすべての分野を詰め込んでいるため、問題数が多いわけではありません。非常に重要な問題のみを厳選して、問題とイラスト付きのしっかり解説がセットになっている参考書です。
「大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本シリーズ」は同じようにイラストを交えて詳しく説明されていますが、「力学・熱力学編」「電磁気編」「波動・原子編」の3冊に分かれています。その分、問題数が多いので、この教科書をやり切るころには、応用問題や入試問題に爪痕を残すことできるでしょう。
物理のエッセンスシリーズ/良問の風
どちらも河合出版から出版されている王道の参考書となります。物理を勉強している方なら一度は聞いたことがあるかもしれません!
「物理のエッセンスシリーズ」が解説メインの参考書となっており、解説に続いて例題や練習問題が収録されています。
「良問の風」は問題集となっていて、非常に解説が丁寧です。よって、ある程度知識のある方ならば、「良問の風」だけでも理解できます。ただ、先ほど紹介した漆原先生シリーズよりもイラストが少なく、使っている色も少ないため、それらの参考書よりは難しいものとなっております。また、これはともに入試頻出の問題が多数収録されていて、問題が厳選されています。問題数は決して多くないので他の問題集とも併用することをおすすめします!
物理レベル別参考書 中級編まとめ
・①と②はいずれもイラストが多く、図や絵などの視覚を通して理解できるため、理解度が深まりやすい。
・③と④はイラストこそ多くないが、入試頻出問題が多数収録されていて、解説も丁寧。持っておくと役に立つことがある。
物理レベル別参考書 上級編
難関国公立、医学部を受験される方にお勧めの参考書は以下の通りです!このレベルまで学習している方ならば、ある程度知っている問題集も多いかと思います。
①名門の森 物理シリーズ/河合出版
②実践 物理重要問題集 物理基礎・物理/数研出版
名門の森 物理シリーズ /実践 物理重要問題集 物理基礎・物理
正直、どちらの参考書も入試問題や、その改題を多く扱っているため、難易度は高いです。基本的な知識はもちろん、ある程度問題に慣れていないと解けない問題も収録されています。
「物理重要問題集」は「名門の森シリーズ」よりも多くの問題を収録しているため、数をこなしたい方は重要問題集がおすすめです。
また、こちらには書きませんでしたが、「難問題系統とその解き方/Newton Press」はさらに難易度の高い問題を扱っていて、東京大学や京都大学の受験を検討されている方にもおすすめです。上級編の参考書、問題集では物足りない方はこちらも試してみましょう!
物理レベル別参考書 上級編まとめ
・①名門の森②重要問題集はいずれも入試問題レベルであり、難易度は高い。
・「難問題系統とその解き方/Newton Press」はさらに難易度が高く、京大・東大受験生にもおすすめ。
物理レベル別参考書 まとめ
まずは、自分が物理をどれだけ理解していて、どのレベルにいるのかを把握しましょう。わからない問題があったらその問題について基礎から丁寧に学びなおす、当たり前かもしれませんが、できていない方も多いのではないでしょうか?自分のレベルを理解して、適切なレベルの問題を何度も解き、徐々にレベルを上げていく。地道で時間はかかるかもしれませんが、確実に実力は伸びていきます。自分のレベルにあった参考書で演習を繰り返すことで、気づかないうちに数か月前の自分が解けない問題も解けるようになっているかもしれません!今回の記事で、あなたの入試のお手伝いが出来たら幸いです!
それでは、また。
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