武田塾北野田校の千葉です。
おそらくこれを見ているのは中学生ではなく、その保護者かそれに類する方でしょう。
塾に通わせている方、そうでない方、私立中学校に通わせている方、そうでない方、多様にいらっしゃると思いますが、どのケースにおいても「定期テストで満足のいく点数が取れる」人はこの記事をわざわざ見に来ないのではないでしょうか。
今回の記事は「定期テストで満足のいく点数が取れない」「受験に向けて早いうちから勉強習慣を身につけさせたい」方に向けて作成しましたので、該当する方については是非最後まで目を通して活用してもらえたらうれしいです。
中学生向け定期テスト勉強法
定期テストの勉強は端的に言えば「習ったことを覚え、練習する」です。
とはいえ、何をどうしたらいいのかがわからない人のために以下に記していきますね。
教科書内容を詰める
よく言われることですね。「教科書の内容がわかればよい」と。
実際その通りなんですが、やり方を教えてくれないんですよね。そのやり方は以下の通りです。
例題、練習問題、章末問題を完璧に
科目によりますが、数学を例にとると、それぞれ授業中に行う例題が記載されています。
授業中に解くときは先生が説明した直後なので解けるでしょうが、テスト前やテスト中に出来ないことが往々にしてあります。
それはなぜか。「完璧になっていないから」です。
「完璧になっている」とは「見た瞬間に解放が浮かび、すぐに計算して正答できる。かつ、なぜそうなるのかを説明できる」状態です。
完璧になるプロセスは
1.正答までの道筋を完全再現できる
2.再現した答案についてひとつひとつ解説が出来る
3.それを覚えている
の3つです。
教科書の問題を完璧にこなせる状態であれば少なくとも欠点は取りません。
最初はここを目標にしましょう。
わからないことは先生に聞いたり、自分がわかりやすいと感じた参考書で補完
とはいえ、教科書を読むだけでは何が書かれているのかさっぱりわからない人も多いことでしょう。
それもそのはず、教科書というものは基本的に先生のためのものです。簡潔にされすぎて、生徒側からするとわからないことだらけなのです。
ではどうするのか。
1.先生に聞く。
当たり前のことですね。学校の先生でなくても塾の先生でもいいです。
とにかく、わからないことをそのままにしない。これに尽きます。
2.自分がわかりやすいと感じた参考書で学ぶ。
これは最後にオススメの参考書を書きますが、なかなか先生に聞けない人やそんな時間が無駄に感じる人には特におすすめです。
また、youtubeの動画の中に中学生向けの勉強チャンネルが数多くありますので、そこから検索してわかりやすい授業動画を見ることもいいでしょう。
ただ、これには注意点が。「自分の趣味の動画を見てしまわないように」してください。ついついオススメ動画をポチっとして見てしまう人が多いので、これについてはお母さんの監視のもと行うなど工夫が必要かもしれません。
ワークの問題、配布プリントの問題を「解いたものは全て出来る」状態にする
基本的に定期テストの問題は学校で配れているワークやプリントの内容をほとんどそのまま出題されることが多いです。
ということは?それを完璧にこなせれば最低でも平均点くらいが取れるようになるということですね?
「提出のためだけにやる」ことをやめる
多くの中学生はワークを日ごろ解くことをせず、定期テスト2週間前あたりで出される範囲表を見て、提出物の中にワークを見つけるや否や必死に解き始めます。
ひどい場合は直前2~3日で答えを写しながら「提出のためだけに書く」という始末です。これで出来るようになると思いますか?
そう、「提出のためだけにやる」のをやめてください。直前にやり始めたら間に合わないことはわかり切っています。早めから手を付けて先述の「完璧になるプロセス」を参照して完璧にしてください。そうしなければ点数は取れません。
他の問題集で様々な問題に触れる
ワークを完璧にするところまでできた人はもう70~80点くらい取れるはずです。(平均点を60点とする)
もっと点数を伸ばすためには何をすればいいのか。そう、色々な問題に触れることです。
色々なパターンの問題に触れて、引き出しを増やす
根本的な考え方はどの問題も同じですが、パターンが変わると途端に出来ないことも多いのではないでしょうか。
テスト当日の応用問題で初見の問題が出てきたときに途端に手が止まり、後の解説を聞いて「なんだそんなことかよー。これならわかったやん」となったこと、ありませんか?
問題それぞれに対する取っ掛かりを掴んでさえしまえばあとは解くだけなので、その”取っ掛かり”を身につけていくことが大事なんですね。
これももちろん、解いた問題については完璧にしていきます。
100点を目指すなら、「自分で問題を作って解く」
最終的にもっとも力がつくのは「自分で問題を作る」ことです。
問題を作るという行為は、テーマとする内容が完璧に理解出来ていないと出来ません。
新しい問題を作れる時点で理解度が高く、特に「いい問題」と言われる問題については、学校の先生でもなかなか難しかったりします。
ここまでこなせるようになったら変なミスをしない限り100点を取れるでしょう。
定期テスト直前以外での心がけ
ここまで定期テスト直前の話をしてきましたが、これを全科目直前の限られた時間だけでやりこなすのは至難の業です。
欠点回避だけならまだしも、平均点や高得点を目指す場合は、このことにも注意していきます。
毎日その日に受けた授業の復習を行う
ノート・教科書の読み直し、例題の解きなおし、その日の内容のワークの問題を解く
いわゆる「頭がいい人」はこれを毎日やっている人が多いです。
そうでない人は、「塾で先取授業をしていて、学校が復習になっている」か「一回聞けばわかるし頭に入るやん」という人です。
みんながみんなそうではないので、ノート・教科書の読み直し、例題やワークの問題を解いて確認するなど、復習を行ってください。
人間の脳はインプットだけを行う場合、頭に入れた情報の1~2割しか残らないようになっています。そこに演習などの復習(アウトプット)を入れることで7~8割残るようになります。これってすごく大きな差ですよね!
別に2時間も3時間もやれとは言っていません。少しの時間でもいいからやるように習慣づけることが大事なんです。
1日30分でもいいからとにかく毎日勉強
ゲームしたいよね、友達とおしゃべりしたいよね。わかる。
でも勉強もせずずっとそれでは勉強はうまくいきません。スポーツと同じで、練習しなければ身につかないから。
寝る前の30分でもいいです。遊びに行く前の30分でもいいです。ご飯食べた後の30分でもいいです。どのタイミングでもいいから1日30分勉強する習慣をまずつけてください。
30分が長い?10分から始めよう。それでも長い?5分からでもいい!
とにかく「問題集や参考書などを開いてそれを読み始める。問題を解き始める。1問でもいいから解く。ここから始めるんです。
「キリが悪いからもうちょっとやろう」
「もう少しでわかりそう」
なんて思って延長し始めたらシメシメ。すこしずつ勉強時間が伸びていくでしょう。
土日どちらか、もしくは両方で一週間分のまとめをする
人間は忘れる生き物
「人間は忘れる生き物である」とよく耳にしませんか?
これは人間には感情があるからともいわれています。
辛い出来事を常に鮮明な記憶として残していると、それがストレスになり健康を害し、やがては死んでしまうかもしれません。それを「忘れる」ことによって回避しています。
人間が幸せに生きるために必要なこの機能、こと勉強に関してはちょっと不利になります。
毎日勉強をしていてもどうしても忘れてしまう
上記のような機能が備わっているために、どうしても忘れてしまいます。
「毎日勉強している(させている)のに成績が上がらない」というのはこれが原因なケースが多いです。
2日前の夕飯は覚えているでしょうか。一週間前の出来事は覚えているでしょうか。詳細までとなると意外と覚えていないと思います。
記録を取り、それを振り返って初めて思い出すことが出来ます。そう、勉強も同じなんです。
土日どちらか、もしくは両方でまとめを
一週間分毎日勉強したとして、そのほかに何もしていなくても定期テストまで覚えていられるでしょうか。答えはNOです。
しかし、問題を解いたノートを残し、学習事項をまとめたものを残し、土日にそれをやり直す読み直すことで思い出すことが出来ます。この「思い出す」という行為が記憶をより強固にします。
「繰り返し思い出す」ことで「記憶の定着」を狙う
人間は繰り返したことは定着するように出来ています。
練習を繰り返す、何度も聞く、何度も読む、など反復することで、人間の脳は「これは必要な事なんだな」と認識し、長期記憶として残します。
毎日何回も耳にする音楽や歌、何回も目にする店の看板や道など、いやでも頭に残りませんか?それと同じことです。
「毎日その日の復習を行い」、「毎週復習を行う」、これがテスト直前より前の時期に行うベストな勉強です。
自学自習のためのオススメ参考書
そうはいっても、「『わからない』と言われ、自分も教えられないしどうしたらいいの」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
そこで、毎日の復習や週末のまとめに非常に役立つオススメ参考書を紹介しますので、参考になさってください。
あくまでも「補助教材」ですので、学校のワークやプリントの問題を解くための前段階、参考資料として活用しましょう。
学研:ひとつひとつわかりやすくシリーズ
中学校学習の入門書
これは「もはや授業内容すら覚えていない人」向け、もしくは「改めて勉強しなおす人」向けです。
非常にやさしい内容から始まっており、左ページに一部漫画やイラストを用いた解説が書かれており、右ページにそれを練習する問題が書かれています。
手を付けやすく、躓きにくい構成になっているため、「勉強が苦手、嫌い」な人にもオススメです。
欠点を回避する、平均点程度を取ることは容易に出来るようになりますので、ここから始めてみてください。
学研:ニューコース・ニューコース問題集シリーズ
基礎内容定着を狙う標準的なもの
ニューコースの内容がすべて頭に入れば、演習量次第で大阪公立高校入試で偏差値60は届きます。B問題を使う高校にはどこでも問題なく合格できるでしょう。定期テストであれば出題される問題や平均点にも依りますが、平均点60点のテストだとして、80点以上取れるようになります。
簡潔かつ細かく丁寧に、フルカラーでわかりやすく解説されていますので、これを見て理解できる子には非常に強い武器になります。
系列問題集がありますが、こちらはニューコースと完全対応となっているため学習がしやすいです。ただ、時間が足りないだとか学校の課題で手一杯などであれば、ワークやプリントを優先してください。
受験研究社:自由自在シリーズ
基礎内容から発展まで網羅
参考書コーナーで物色したことがある方であれば一度は目にしているのではないでしょうか。あの分厚いやつです。
内容は非常に濃く、かつ必要十分です。これさえ頭に入れ理解すれば、あとは問題演習をこなして慣れることで大体どこでも行けます。
自由自在問題集という系列の問題集では3段階で演習をこなすことができ、かなり実戦的な問題が多く掲載されていますので、定期テストの最後の問題でも難なく解けるようになるでしょう。
比較的ハイレベルな中学校の生徒、定期テストで高得点を安定して取りたい子に向いています。
公文:できた!シリーズ
分野別に分けられた問題集
いくら理解していても練習しなければ身につくものではありません。
この「できた!」シリーズでは学年、分野別に分けられた問題集で、練習に最適です。問題量も比較的多めで難しい問題はありませんので、日々の基礎練習に最適です。
学研:やさしい中学国語
中学校の古文学習、なんとなくでやってしまいがちな論説文や小説読解のオトモ
どうしてもなんとなくでやってしまいがちな国語の学習をこれ1冊理解して覚え、練習することで理屈で解くことが出来るようになります。
また、中学校の古文学習は「だいたいわかるっしょ」で進められがちなところを補うべく、「これだけは覚えておこう古文単語100個」「中学校古文を読むために最低限必要な文法事項」が記載されており、これが他の参考書にはなかなかありません。国語が苦手な子、古文がどうしても無理な子にはほぼオススメしているくらいです。実際かなり好評をいただいているので是非お試しください。
学研:まんが攻略bonシリーズ
特に歴史・公民がオススメ
マンガだからといって侮るべからず。歴史、公民については隅っこに書かれていることや1話ごとのまとめなども含めすべて頭に入れてくれれば、基礎内容のほとんどが頭に入るくらいの内容量です。どうしても文字だらけの本を読むのが辛い、続かない人にはうってつけ。
どの科目でも大体ありますので、裏の手として持っておくといいでしょう。
まとめ
毎日時間を取ってその日の復習を行い、週末に一週間分のまとめ
繰り返すことで定着する
教科書内容を詰める→ワークの問題をすべて自分ですぐに解ける状態にする→他の問題集で経験値を増やす
参考書などの補助教材を使って効率化
いかがでしょうか。何をいつどのように何を使って学習するかがわかってもらえたのではないでしょうか。
とはいえあくまで一般論ですので、一人ひとりに合わせてカスタマイズすることが難しい場合もあるでしょう。
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