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学校によってはすでに選択科目調査が始まり、学校によっては終わっているかもしれませんが、「受験を意識した選択科目選び」に関して話してみようと思います。
「数学は嫌いだから文系に行く」
「社会がイヤだから理系に行く」
うん、それもいいでしょう。それも一つの選択です。
しかしながら、「受験を意識する」と選択科目ももう一段階深いものになってきますので、この記事を読んで「実りのある選択」をしてもらえたらと思います。
前提として「行きたい大学に合わせる」
行きたい大学があって、その大学の入試に選んだ科目がなければ無駄になってしまう
まぁ、これは当たり前のことではありますが、一応書いておきます。
「地理が好きだから!」と地理を選択したとして、行きたい大学の受験科目に地理がなかったとしたら。
これは新たに受験のために一つ科目を増やすことになりますので、非常に負担が大きいです。
こんなことする人はいないと思いますが、念のため。
理系であれば「進みたい道に直結する科目」を選ぶ
例えば生物分野の研究がしたい!開発がしたい!と思っているのに物理を選ぶ、工学系の大学に進みたいのに生物を選ぶ、なんてトンチンカンな選択をするのはちょっともったいないですね。
そもそも工学系で生物が選択科目にある大学が少ないですが、基本的にはやりたい方向性に合わせて選んでいきたいですね。
志望大学・残り時間・相性・有利性を考える
このあたりをすべて考えたうえで選べばどの科目であっても最適解となります。
以下オススメ科目について、関関同立、産近甲龍あたりを主に受験する人に向けて話していきます。
文理別オススメ選択科目
文系の場合:(政治経済>)日本史・世界史>文系数学>地理
学校でオススメされることが多いのは日本史・世界史となりますが、これは「歴史を選んでおけば失敗はない」ということが大きいです。
大学入試において文系受験での受験科目に歴史がないことがほぼ100%ないからですね。
ではなぜ政治経済が一番オススメなのかを解説していきましょう。
政治経済がオススメな理由
これはこの前提を満たす人にのみオススメできます。
「一般常識が身についており、高校受験において公民で高得点できた、なんなら満点だった人」
こういう人にはオススメです。
なぜかというと、そのあたりがすでに知識として入っている人にとっては覚える内容が比較的少なくなるから。
政治経済の問題は知識問題はもちろん出ますが、覚えた知識をもとに、図や表などを読み問題を解いていく問題が多く出題されます。
これは練習すれば問題なく出来るものであり、8割9割の得点を比較的早く達成することが出来ます。
社会科目は中央値基準の得点調整が大きいとされていますが、逆に言えば満点近くとってしまえば有利になるとも捉えることが出来ます。
歴史系をはじめとする他の科目よりも達成するための労力が少ないというところで戦略的に言えば政治経済が一番オススメです。
政治経済選択の注意点
行きたい大学の行きたい学部に政治経済がないと元も子もないので、そのあたりしっかりと調べてから選択してください。
また、一般常識、中学校の公民が身についていない人にとっては前提として覚える内容が非常に多く、歴史系と負担があまり変わらないことも注意です。
日本史・世界史がオススメな理由
歴史系が選択科目にない大学が基本的にないことが一番の理由です。
途中で活きたい大学が変わったとしても何も問題ありません。絶対にありますから。
また、覚える分量はどうしても多くなりますが、逆に言えば時間をかけて覚えてさえしまえばその分伸びる科目ということも言えます。
やらなければならない国語や英語そっちのけで歴史ばっかりやってしまう人が続出するのもこのせいだと思っています。残り時間がふんだんにある人には特におすすめですね。
日本史と世界史、どっちを選択するか
多くの場合日本史をオススメされるでしょう。学校の先生とかは特にそうではないでしょうか。
これはそれぞれの科目の特徴が影響しています。
◆日本史の場合◆
1.ひとつの国に限定しているため、歴史の流れをつかみやすい(中学校で頑張っていた人にとっては猶更)
2.偏差値50近辺までは覚えなければならない内容も少な目で取り組みやすい
3.偏差値55を超えたあたりから非常に細かい、濃い内容を覚えなければならない
4.漢字がどうしても多く、難関大学を目指す場合そこまで覚えなければならないので大変
◆世界史の場合◆
1.たくさんの国のことをそれぞれ覚える必要があるため、基礎内容の覚える量が膨大
2.ひとつひとつの国の流れを覚えた後に、国同士での国際的なつながりや同時期に何があったかなどを整理する必要がある。
3.1~2のことから偏差値50近辺までの道のりが大変。逆に言えば、55を超えるような大学を目指す場合は2をより正確に把握することが重要になり追加知識は多くないため、難関であればあるほど世界史の方が労力が要らない
4.中国を除いて基本的にカタカナで覚えるので暗記が比較的容易。しかし、〇〇3世のように紛らわしいものがたくさん出てくるので、そのあたりの整理がうまい人には合っている
つまり、下位層の高校生にとっては日本史の方がやる気を殺ぎにくく、迷子にならない傾向があることから日本史をオススメされることが多いわけですね。
最終的には個人個人の「日本史が好き!世界史が好き!」に委ねることになると思います。
文系数学、地理は基本的にオススメできない
ここ10年足らずで文系数学の問題難易度がかなり上がっており、典型問題のパターン演習だけでは合格点をとることが難しくなっています。
10年前であれば文系数学が一番オススメでしたが、今はそうとは言えません。
地理に関しましては、受験科目として選択できる大学がほとんどないことが一番の理由です。
国公立の社会2科目めであればオススメですが、私立大学の社会科目として選択するのは余程「特定の大学に行きたい」「地理しか無理!地理で行けるところでイイ!」という場合でない限りはオススメできません。
理系の場合:物理>化学>生物 または 化学>物理>生物
数学が得意なら物理、得意とは言えないなら化学
「理系に進んでいるのだからみんな数学は得意だよなぁ!?」
という人もいますが、私はそうは思いません。
「国語がどうしても無理だから、社会がどうしても無理だからしょうがなく理系に来た。」なんて人もかなりの数見てきました。
したがって、「理系なんだから物理」なんてオススメは出来ません。
もちろんそれぞれ利点がありますので、それを考えたうえで選んでくれたらと思います。
物理は数学が得意で文字式から何をしているのかを正確に把握できる人向け
物理は確かに暗記事項が少なく、労力のコストパフォーマンスという意味では一番オススメできます。
最低限の内容を覚え、理解し、あとは地力を使ってゴリゴリ解いていくだけになりますから、最も理系な科目でしょう。
理系を自称するからには物理は出来て然るべきという側面はありますが、高校で言うところの”理系”はそういった意味合いではないため、その点割愛します。
一方、数学よりはるかに多くの文字と付き合わなければいけません。
文字だらけの式をいじくりながら解く必要があります。これに抵抗がなければ物理選択でもいいでしょう。
一部数学的センスがないと難しい単元もあります。
これを考えたうえで慎重に物理を選択してください。
化学は数学がどちらかと言えば苦手で、暗記で何とか大学に滑り込みたい人向け
化学は理論分野は比・割合の概念が理解出来て算数が出来れば問題なく解くことが出来ます。無機分野は100%暗記、有機分野は少々計算があるものの7割がた暗記です。
つまり、覚えてさえしまえばやることは単純化します。
もちろん覚える量は物理に比べたら格段に増えますが、その分やることは単純なので得点が安定するほか、(1)が出来なかったとしてもそれ以降の問題が解ける可能性が高いため数学のような大問1つ全滅がありません。
私自身、明らかに数学が得意であると言い切れる人を除いては化学をオススメすることが多いです。
ただし、個人個人の資質や現状など見極めたうえで判断しなければなりませんのでそこは慎重に行います。
物理が数学的側面が強い一方、化学はどちらかと言えば社会的側面が強い科目です。それゆえ避けてしまう人も多いのですが、もし現状物理に限界を感じている場合は化学も視野に入れてあげると良いと思います。
それらを加味したうえであれば、最終的な判断材料は好きかどうかで決めれば良いでしょう。
生物は基本的にオススメできない
「生物なんか単なる暗記でしょ」なんて思って舐めてかかると大怪我します。
もちろん数学が苦手で化学生物を使って国公立受験をする際には選ばざるを得ないこともあるでしょう。この場合は物理と生物をどちらも1カ月程度触ってからどちらの方が合っているかで決めてほしいレベルです。
というのも、用語暗記では乗り切れないから。
こういった暗記系科目って結構用語暗記に頼りがちですし、学校の定期テストではほとんど用語を答えさせる問題に終始してしまうためそう勘違いしてしまいます。
定期テストでは90点とか取れているのに模試になったとたんに30点、40点になってしまう人はこれに該当します。
用語はあくまで生物体内で起こっている現象を説明するために使用する言葉であり、試験問題はその現象について出題されます。
つまり、単元ごとに「用語を正しく使って」、「最初から最後まで」、「誰にでもわかるように説明が出来る」状態になっていなければ生物での高得点は非常に難しいものとなります。
社会で言うところの歴史系と似た側面があるわけですね。
ただし、偏差値の高くない私立大学や看護学校などではそこまで細かいところは聞かれないことが多いため、好んで選択する人が多いです。この場合はその限りではありません。(もちろんそこまで出来たほうが好ましいですが)
誰にでも当てはまるオススメは存在しない
先々のことを一切考えずに「友達が物理だから折れも物理」「先生が言ってるから日本史」なんて選び方をしていては後々後悔することになります。
友達がどう考えて物理を選んだのか、先生は何を以て日本史と言っているのか、自分が行きたい道はどこにあるのか、自分の得意分野はどこなのか、などよくよく考えて選択してください。それが自分の正解です。
もちろん、当時よく考えて選んだ選択科目が実は違っていた、気が変わってしまった、などのイレギュラーもあるでしょう。
その可能性が高い場合は、文系なら汎用性の高い歴史系を選んでおけば間違いないでしょう。理系は数学的センスの有無によって化学か物理かを慎重に選んでください。
判断がつかない、自分のことがよくわからない、なんて人は是非相談に来てください。現状をよくヒアリングして、正確に分析、その後適切な選択科目をご案内します。
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