こんにちは、北野田駅から徒歩5分、勉強法・管理法を学べる武田塾北野田校です。
進学校では毎月のように模試が、そうでない高校でも3年生になると模試をたくさん受けさせられますよね。
「まぁた模試があるよ…うぜぇ」
「時間を削られて辛い…」
など思ったこと、ありませんか?
そんなことを想われていてもなお行われる模試。この模試ってどんな意味を持っているんでしょうか。
今回は特に「春の模試」について。
超絶進学校の場合はもはや別次元の模試を受けていたりするので今回は例外としますが、いわゆる「普通」の高校の場合で話していきます。
大きく分けて、「模試を受ける意味」「受けた後何をするのか」「春の模試を受ける姿勢」の3点で話を進行します。
ちょっと長めになりますので、「春の模試について」をすぐに知りたい場合は目次から飛んでください。
模試を受ける意味:模試は実力を測る道具
「いきなり何言ってんだ」と思った人もいるでしょう。まぁ聞いてください。
模試=基礎力が身についているかを測るもの
模試というものは、「実際の試験を模したテスト」であり、その多くは「基礎が身についているかどうかを測るもの」です。
身についていないから点数が低く、身についていれば点数は高く出ます。
もちろん、マーク式の模試ではたまたま正解したものもあるかもしれませんから、信用しすぎるのも考え物です。
得点だけでなく、内容までよく見る必要性
得点が出ていればそれでいいんでしょうか。
入試当日はそれでいいです。結果がすべてなので。
しかしながら、高校生春の段階でそれでは「模試を受ける意味がありません」
どんな問題で躓いたのか
どんな間違いをしたのか
どこまでできたのか
これを正確に把握しないことには模試の真価は発揮できません。
つまり、自己分析が必要なんですね。
自己分析が済んだら、それぞれに応じて復習を行う
英語で例えていきましょう。
何が出来なかったのか→何を復習するのか
の順に進めます。
英単語から全然わからなかったor足りなかった→英単語の暗記
これは言わずもがなですね。英単語がわからないのに読めるわけがありません。
英単語の覚え方についてはこちらの動画をご覧ください。
単語はわかるが、文が読めない→英文法の復習
単語がわかっても文章の構成がわからないと難しいですよね。
英文法の学習法はこちらをご覧ください。
単語も文法もわかってるはずなのに読めない文がある→英文解釈の復習
文法までわかっているのに訳しにくく、それが設問に直接かかわってくることも少なくありません。
これについては英文解釈の復習が必要です。
やり方はこちら
英文は読めるけど、設問が解けない→国語力の問題か、英語力の問題かはっきりさせる
読めるけど解けない場合の多くは、「英語を訳すことに手いっぱいで内容が入ってきていない」か「英文の内容はわかるけど、要約したり設問に適した答えを導けない」かのどちらかです。両方の場合もあります。どちらのタイプなのかをはっきりさせることでやるべきことが見えてきます。
〇訳すことで手一杯の場合
まずは長文問題を精読し、文構造と訳が完璧にわかった状態で音読練習をします。
これを行うことで「構造と意味が完璧にわかった状態の英文を頭の中にインストールする」ことができます。
これをある程度の期間行うことで英文に色がついたように塊で読めるようになっていきます。(一朝一夕では出来ませんので根気よく行います)
〇内容までわかるのに解けない場合
内容までわかっているのに解けない場合は、現代文もだいぶ苦手な可能性が高いです。
この場合は現代文の勉強を今すぐやりましょう。
〇両方の場合
まずは英語の方から順番に整えます。
時間さえあれば読めるしとけるのに時間が足りない→読む速度をあげる
「何当たり前のこと言ってんだ、それが出来たら苦労しねぇよ」と思ったかもしれません。
しかし、これは訓練次第で早くすることが出来ます。
〇音声が付録された英語長文問題集を用いて、聞きながら音読練習
ひとつ前のところで説明したことと同じようなものですが、構造・訳が完璧にわかった状態で、「音声を聞きながらそれをマネして音読練習を行う」という意味です。
英文を見ながらでいいので、出来る限り同じ速度で、同じ読み方・イントネーションでマネしてください。(オーバーラッピング)
こうすることで、英文を読むときのリズム、どこまで塊で読むのかがわかり、英文をそのままの語順で理解できるようになっていきます。
これに慣れてきたらシャドーイングを行います。
シャドーイングは「追い読み」で、英文を見ずに聞いた音声をそのままマネします。音声を聞き取ってそのままマネし、さらに理解までしなければなりませんので、非常に難易度が高いです。でもこれをずっと続けていたら、英語で無双できること間違いなしです。リスニングの対策にもピッタリ。
春の模試は「今勉強している内容が出来ているのかを確かめる」もの
模試の使い方を滾々と話してきましたが、いよいよ本題、春の模試についてです。
受験勉強を始めていない場合は「今の自分がどの程度出来るのかを知る」ために受ける
受験勉強を始めていない場合は、そもそも出来ると思ってはいけません。
「何が出来て」「何が出来ないのか」を明確にすることこそが最大の目的になります。
出来ているところはひとまず置いておいて、出来ていない部分をまずは復習なり暗記なりしましょう。
受験勉強を少しでも始めている場合は、「今までの受験勉強で身につけたことが本当に身についているのかを確かめる」ために受ける
受験勉強を始めている人にとっては、日々の受験勉強の内容が身についているのかを判断する一番の機会になります。
「英文解釈までやってきているから、”読む”部分についてはそこまで苦労しないはずだ」
「数学ⅠAについては一通り復習したから、そこについては大丈夫なはずだ」
と確認の意味で模試を受けましょう。
もし、勉強したはずのところで躓いたら。その時はその部分を復習して身につけなおします。そうすることで次に活きてきますし、なにより模試を受けた甲斐があります。
偏差値は気にしない
受験勉強を始めたて、全くしていない時期の模試で偏差値が低かったところで気にしても何も意味がないです。
何もしてないんですよ?始めたてなんですよ?いい数字が出ると思いますか?
基礎力がついてきて初めていい数値が出る。
模試の成績なんてものは「基礎力がついてきて初めて数値として現れる」ものですので、基礎力もつけてないのに何を言ってるんだってもんですよ。
冒頭に言いましたよね。「模試は基礎力がついているのかを測る道具」だと。春の模試はいい数字は出ないと思ってください。
マグレでいい数字が出てしまったときは謙虚に
逆に、うっかり数字が出てしまった。たまーーーにあります。社会科では特にあるあるです。
これについては、「謙虚な姿勢」が必要です。イキってはいけません。なぜなら、次の模試で失敗することが多いから。
最初にいい数字が出ると、人はついつい調子に乗って、「勉強しなくても行けんじゃね」とテングになります。
そうするとどうなるか。春では奮わなかったものの頑張って勉強し続けた他の受験生に、夏~秋の模試の時点でとんでもない勢いで追い抜かれます。
受検勉強というものは助走距離で成績の伸びが大きく変わって来るもの。春から助走をつけて頑張ってきた人の伸び方は尋常ではありません。焦って追いかけたところで追いついたり追い抜いたりは難しいのです。
あくまで「今回はたまたま取れたけど、どうせ当てずっぽうが当たっただけだからしっかり勉強しなおそう」と謙虚な姿勢で臨んでください。
まとめ
模試は自己分析の道具であり、必ず復習を行う
春の模試は今の立ち位置を知り、勉強するところを明確にするために受ける
春の段階での偏差値は無意味
どうでしたか?
おおよそわかったのではないでしょうか。
今回は英語に焦点をあてて話をしてきましたが、他の科目ではどうなのか、受けたけどよくわらなかった、などありましたら、お気軽に受験相談にお越しください。入塾の如何に関わらず全部教えますよ。
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