北野田駅から徒歩5分!逆転合格でおなじみ、武田塾北野田校です!
前回は医学部合格に必要な情報の基礎編でした。この記事はそれの後半パートになりますので、まだ読んでいない人はそちらから読んでください。
さて、今回は実際にどういう勉強の仕方を実践すれば医学部合格に近づくのか、合格率があがるのかを書いていきます。
もちろん今回も私の失敗談も併せてどうぞ!
医学部は「総合力」の勝負
医学部を受験する受験生のレベルは非常に高いということは前回お話ししました。
全科目が非常に高い水準で、ほとんどミスがない状態になっていないといけません。
「得意な科目で苦手な科目をカバーしよう」なんて考えは捨ててください。
私は受験生当時その考えを持ってしまって失敗しています。
なぜその考えでは失敗してしまうのでしょうか。
他の受験生は皆「基礎が完璧になっている」状態での戦い
全員がとはいいません。合否に関わる可能性がある受験生は必ずこの状態になっています。そして受験科目全てにおいてその状態でバランスが良いです。
ということは、「自分もその状態になっていないと土俵にすら立てない」ということですね?
具体的にどういう状態になっていないといけないかというと
共通テストで使用科目をすべて85~90%以上得点できる
という状態です。
国公立医学部の合格者の得点率を見ると概ねこのあたりに収まっていることがわかります。
この状態で「得意科目で苦手科目をカバーするぜ!」といっても限界があるうえ、90点を100点にする労力より、70点を80点にする労力の方が軽いのです。また、一つの失点が命取りになることが多いため、苦手科目であったとしてもしっかりと鍛える必要があります。
私の失敗談をここで一つ。
私の場合はバランスが非常に悪く、生物・数学>化学>英語というバランスでした。
生物と数学で英語の分はカバーできると勘違いしていました。
結果、補いきれずに合格最低点には達していません。
この場合も生物≒数学≒化学≒英語という状態にしなければなりません。
+αとして応用演習を行っても構いませんが、基礎は全て出来る状態にすることが一番の近道です。
バランスが大切といってもペースがすべて同じではない
「バランスが大切なんだ!じゃー全部同じ感じでいこう!」
と考えていませんか?それは良くありません。
バランスよくといいましたが、「最終的にバランスよく仕上がっている」状態である必要があるということです。
例えば
1.数学だけが絶望的に苦手で他の科目はある程度仕上がっている場合は数学に一番時間を割き、他の科目はゆっくり進んで足並みをそろえます。
2.数学と化学と物理が苦手な場合は、この3科目を苦手順に時間を割いて足並みをそろえる必要があります。
3.すべての科目が全然仕上がっていない場合は、英語数学をまず仕上げて、その後他の科目に時間を割き始めます。
つまり、ひとによって時間の使い方、勉強する順番は違うのです。
あなたはどのタイプですか?よくわからないという状態であれば、一度相談にお越しください。一緒に考えましょう。
難しい問題が出来なければ医学部に受からない?
結論から言います。答えはNOです。
医学部の合格点は全体を見ても低めになっており、合格点をとるために必要な部分は「基礎的な問題」となっています。つまり、「基礎が完璧であれば合格点のボーダーラインは超える」ということです。
それはどういうことなのか、国公立の場合を例に考えてみましょう。
国公立大学の場合は共通テストで決まると言っても過言ではない
国公立大学の医学部は共通テストの得点率が9割いっているのかどうかで合否が決まるといっても過言ではありません。
共通テストはどんなレベルの問題なんでしょうか。
…お分かりですね?基礎です。つまり、基礎が完璧=共通テストで85~90%の得点が出来る=合格ラインに乗れるということです。
「基礎が出来れば医学部合格できるのか!医学部簡単じゃね?」
と思ったそこのあなた!基礎をなめてはいけません!
カンタンと感じた方はもう一度基礎を学びなおしてください。そんなに簡単なものではないと痛感するはずです。
「基礎が完璧になった」とは、「基礎レベルの参考書や教科書の隅から隅まで自分の知識とし、素早く取り出すことができ、問題も素早く解くことが出来る」状態のことです。これが出来る人はどのくらいいるでしょうか。周りを見回してもそんなに多くないはずです。
1科目だけでもかなり大変な基礎の徹底を、私立大学なら英語・数学・理科2科目の4科目分やる必要があります。
国公立大学なら国語や社会も必要になります。
これだけの科目をすべて100%にすることがどれだけ困難か。想像以上であることは言うまでもありません。
同じ参考書を使っていても、ヒトによって完成度に違いが出る。
全く同じ参考書を使用していても、ヒトによって完成度に違いはかなり出てきます。例えばこのような事例があったとしましょう。
問題集を2周し、全問題見覚えがあるなという状態で「習得できた」と思っている。
問題集を5周し、問題はだいたい解けるが、理解しきれていない・説明でききらない事項や、暗記しきれていない事項がある。
問題集を4周し、苦手な問題は繰り返して完全に出来るようにした。ランダムにテストしても、素早く自力で解くことができる。
「なぜそう解くのか?」と聞かれても、人に説明できる状態になっている。また、公式は丸暗記せず、本質を理解した上で使っている。
定義は1問1答形式ではなく、記述で証明・説明できるまで正確に暗記している。
どうでしょう?同じ参考書を使っていても、その人の取り組み方によって大きな差が出てくることが分かったと思います。あなたはどのタイプですか?
少なくともMさんやPくんと同じ状態であれば、取り組み方を改める必要がありますね。
武田塾ではこのような参考書の取り組み方もしっかりと指導しています。
医学部に合格した人はみんな応用問題やってるんですけど
それは確かにそうです。特に偏差値が高い大学の医学部に合格している人の多くはそうです。
そのカラクリは端的に言えばこうです。
「その人は高校1年生、遅くとも高校2年生の間には基礎が完全に終わっている」
からです。
早い段階で基礎が完成しているため、応用問題に進む余裕があったというだけなのです。
身近にこういう人がいた場合はこの質問をしてみてください。
「基礎が完璧になった(共通テストで9割取れる)のはいつですか?」
さらにこうも質問してみてください。
「その時の成績はどのくらいでしたか?」
医学部に合格した人たちにこの質問をぶつけると一様にこの答えが返ってきます。
「2年生までに基礎は出来ていた。その時にはセンター(共通テスト)は調子が悪くても8割は最低でも取れていた」
そして
「難しい問題が解けなくても十分合格できた」
と。
難しい問題の参考書へ進む以前に合格できる力は身についていたということですね。
私は合格できる実力が身に着く前に難しい問題を解き続け、偽りの力を手に試験会場へ向かっていたということです。
もちろん、「応用問題演習が悪である」ということではありません。「応用問題演習へ進む際には、基礎が完璧になったという前提があって初めて行うことが推奨される。」ということです。
まとめ
・医学部合格には基礎力の完成が必要であり、必須である。
・普段から自分がどういう状態で、どんなことが必要で、どうするべきなのかを考える習慣をつけることが大切。
・特定の科目をとがらせるのではなく、すべての科目で完成度を高くすることが肝要。
・応用問題演習は基礎が出来上がってから。
年間のスケジュールやどんな参考書をやるべきなのかは人それぞれ違いますので、「私はどんな参考書から始めるべきなのかな?」など少しでも気になりましたら、お気軽に武田塾北野田校へお越しください。あなたの合格までの道筋、勉強法など懇切丁寧に相談に乗ります!
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