こんにちは!
京急北久里浜駅から徒歩1分!武田塾北久里浜校です!
今回から参考書シリーズと題しまして、
武田塾の参考書ルートで用いられている基礎レベルの教材について取り上げていこうと思います!
今回はその第一回ということで7月中旬に発売されたばかりの基礎問題精講ⅡB+ベクトルについて
見ていきます!
そもそも基礎問ってどんな参考書?基礎問が新しくなったけど、内容はどう違うんだろう?
新しいものに買い替えた方が良いのかな?
などの疑問点をお持ちの方はぜひ最後まで読んでいただければ幸いです!
本ブログでは、下記の3点に分けてこの参考書について紹介・解説したいと思います!
①基礎問ってそもそもどんな参考書?
②六訂版になった事による主な変更点 ~どんな人が買うべき?~
③六訂版になった事による細かい変更点
①基礎問ってそもそもどんな参考書?
基礎問題精講 (通称:基礎問) は教科書レベルから入試標準レベルへの橋渡しとなる参考書です。
”教科書例題レベルなら何とか理解できるけど、応用問題になると全然歯が立たない”といった方や
”一度は授業で習ったが基礎から固めなおしたい!”など様々な方にオススメ出来る参考書です!
最初に結論をお話してしまうと、次の特徴を持った参考書になります.
基礎問題が網羅性高くコンパクトにまとまっている、
解説が丁寧な自学自習向きの参考書!
この特徴について3つに分解して詳しく説明させて頂きます!
特徴1 網羅性が高い!
一つ目の特徴として網羅性の高さが挙げられます!
入試基礎レベルの問題を上手い事まとめてあります。
“基礎”だから問題のレベルは低いでしょ? とたかをくくっている方もいるかもしれませんが、
基礎問を一冊完璧にすれば日大レベルは十分合格点が取れるだけの数学力が身に付きます!
殆どの数学の入試問題はこの基礎問題から応用した問題であり、
頻出テーマは殆ど抑えているという意味で基礎範囲での網羅性が非常に高いです!
特徴2 問題数が少ない!
この見出しを見て少し違和感を感じた人がいるかもしれません。
特徴1の網羅性の高さと問題数の少なさという概念は基本的には相反するものですよね。
例えば、数学の網羅系問題集と言えばチャート式やFocus、ニューアクションなどがありますが、
これらは入門~応用までの幅広い範囲での網羅性を売りにした問題集です。
一方で基礎問は基礎範囲に絞って網羅性が高い問題集となっており、
そのため網羅性が高いという特徴と問題数が少ないという特徴が共存しています!
問題数なんて多い方が良いじゃん!と考える高校生の方も多いと思います。
実は受験生時代の私もその一人でした!
ですが,受験した経験および指導の経験から言える事は最初から分厚い問題集/参考書を始めて、
最後まで完璧に出来る人はほんの一握りであるという事です。
学生時代の塾や大学、講師として働いた塾などで色々な講師の先生、生徒から話を聞きますが
青チャート完璧です!という人はいても本当に完璧な生徒を私は見たことがありません。
ここでいう「完璧」とは、どの問題をいきなり出題されても、その問題を解く事が出来、
その解法で解く数学的かつ合理的な理由を述べられる事を言います。
一方で基礎問であれば、問題数が少ないので、
実際に全範囲で確認テストをしても完璧に出来ている生徒が多いというわけです!
特徴3 解説が丁寧!
先ほど挙げた青チャートなどの他に高校生の皆さんが使ってらっしゃる問題集と言えば、
4STEPや4プロセス、3TRIALなどのいわゆる教科書傍用問題集が挙げられるかと思います。
高校生の皆さんは学校からこの問題集で宿題が出されることが多いと思いますが、
正直解説は不親切ですよね...私も受験生時代苦労しました。
それに比べて基礎問では解説が極めて丁寧に書かれており、
武田塾が推奨する自学自習に適した問題集となっています!
もし、基礎問の解説でもレベルが高すぎると感じた場合には、
”入門問題精講” や ”やさしい高校数学” シリーズから始める事をオススメします!
以上3つが基礎問の特徴になっています。
②六訂版になった事による主な変更点 ~どんな人が買うべき?~
主な変更点は学習指導要領改訂によるものです。
学習指導要領の改訂については、近日中にブログで改めてまとめる予定ですが、
大学入試に関わる数学について述べると,以下の4つの大きな変更がありました。
①数Ⅰデータの分析について,簡単な仮説検定の考え方が追加
②数Aの場合の数確率に期待値が追加
③以前まで数B範囲だったベクトルが新設の数Cに移動
④数Bで選択だった統計的な推測・仮説検定が必修に変更
⑤数Ⅲ範囲だった複素数および二次曲線が数Cに移動
①,②については既に発売されている基礎問ⅠA6訂版にて対応がされています。
(こちらの参考書についても,ブログを執筆予定です.お楽しみに!)
③,④について、今回取り上げている基礎問ⅡB+ベクトルで対応がなされたという形です。
これらの指導要領は2025年度入試から適用となりますが、
どの分野の問題を必修とするか選択とするかは大学によって異なりますので、
2025年度受験生はこの点に気を付けて入試情報を手に入れましょう。
なお、多くの方が受験される共通テストでは数B/Cの4項目、
すなわち数列・統計・ベクトル・複素数と二次曲線の計4項目から
3項目を選択解答する形式が予告されています。
数ⅢCまで必須の理系受験生にはあまり関係ありませんが、
数ⅡBまでしか使わない受験生は数列統計ベクトルの3科目で受験する事になるかと思いますので、
それを意識して基礎問の構成も数ⅡB範囲+ベクトルというものになったと思われます。
まとめると、
共通テスト数ⅡBを受ける受験生に配慮し、 5訂版までの基礎問ⅡBに統計の範囲が加わったものが、6訂版基礎問ⅡB+ベクトル!
ということです!
③六訂版になったことによる細かい変更点
上記②で紹介した統計分野の追加とは別に、
改訂に伴いどのような変化があったのが1ページずつ細かくチェックを行いましたので、
変更/追加/削除のあった部分を簡単にまとめさせていただきます。
1.問題の追加は1問のみ
見出しの通り、統計分野を除くと新しく追加された問題は1問のみで、
指数対数分野における"常用対数の値の評価"になっております。
例えば、"log103の値を近似値を使わずに1/2より小さい事を示せ"といったタイプの問題です。
基本的には常用対数値は近似値が与えられますので、あまり重要性の高い問題ではありません。
2.問題の削除は補充問題として収録されていた3問のみ
第5版の基礎問精講ⅡBでは第9章としてオマケ的に補充問題として、
円周率の近似、マグニチュードと複利の3題が収録されていましたが、
統計分野が増えた事でこの補充問題の3問は削除されました。
問題としては確かに頻出テーマではありますが、基礎問題ではないと感じていたので
この削除は全く問題ではないと考えています。
3.解説の充実
問題の点での変更は1.2.で説明した通りで、大きな変更はありません。
解説の点でも問題が変わっていませんので、解説の変化も少ないです。
一方で、今まで解説が不足していた問題や数学的に少し厳密でない記述があった部分について
補足が追加されました。
例えば、必要十分性についてや、"y=f(x)において"など細かい記述が追加されています。
また、少し特殊な場合についても補足説明が追加されており、
より良い参考書に改訂されていると感じました!
まとめると、統計分野以外について大きな変更点はないので、
統計分野が必要ないならば新たに購入する必要はありません。
まとめ!
数学ⅡB+ベクトル基礎問題精講 とは
基礎問題が網羅性高くコンパクトにまとまっている、
解説が丁寧な自学自習向きの参考書!
であり、大きな変更点は
新課程対応のため統計分野が追加された!
事で、その他細かい変更点は多々ありますが
気にしなくてOK!
です!
以上で参考書シリーズ第一弾基礎問題精講ⅡB+ベクトルの紹介を終えさせていただきます!
次回の第二弾では引き続き、基礎問題精講ⅡB+ベクトルに着目して、
新たに必修となった統計分野について勉強する上で注意してほしい点などを
まとめていこうと思います!
お楽しみに!!
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