みなさんこんにちは!武田塾北久里浜校です!
今回は、三浦学苑高校で行った2022年秋季に行った講演内容を紹介していきたいと思います!
1 志望校選びについて
<受験校選定の基本ポイント>
① チャレンジ校/実力相応校/安全校の3分類で各レベル2~3校程度。
*大量に受け散らかしても対策が甘くなり、合格できるところも落ちてしまうかもしれない。
② 実力相応/安全かは過去問の点数で判断。偏差値だけで決めない。
*問題との相性というものもある。
③ 過去問の点数がぶれているうちは、最高得点で過大評価しないように。
*過去問を5年分解いたらその平均点が現状だと認識するべき。
都合よく最高得点だけ見ないように!
④ なるべく傾向や対策がかぶりやすいように。対策幅を広げすぎない。
*1つの大学にしか通じない対策に時間を割くのはもったいない
⑤ 共通テスト利用も想定し得る得点率の高低に応じて3レベル程度に分ける。
*万が一に備えて共通テスト入試出願も上中下の3段階で出願する。
⑥ レベルが低い入試をなるべく早い日程に設定。日程の過密にも注意。
*状況にもよるが、3日連続を限度としたほうが良い
基本的には偏差値が低い大学のほうが入試日が早い。
注:偏差値の割に入試日の早い大学もある。
そのため、第1志望が初めての大学入試になるケースもあるので、
可能ならば練習で偏差値帯の低い大学を事前に1校ほどは練習で受けたい。
そうすることで、緊張感も弱まり落ち着いて受けられる。
入試日が早い大学の例:上智、日本女子、芝浦工業など
参考:昨年度の一般入試(前期日程)で下位大学から偏差値順に配列した場合
フェリス(偏差値BF~42.5):2月3日~4日
関東学院(偏差値37.5~45):2月3日~6日
駒澤(偏差値42.5~60):2月4日~8日
芝浦工業(偏差値50~60):2月1日~3日
日本女子(偏差値45~62.5):2月1日~3日
法政(偏差値52.5~62.5):2月5日~16日
上智(偏差値55~70):2月3日~7日
早稲田(偏差値62.5~70):2月12日~23日
(偏差値は河合塾の今年度データより)
*神奈川大学の例年12月実施の給費生試験を練習として受けるのもおススメ。
専願ではないので、合格しても他大学を受験してよい。
給費生合格でなく一般試験免除合格であっても、
合格すれば早い時期に滑り止めを抑えられることになり、
一般受験の入試の日程組み立てが楽になる。
昨年の2022年入試における給費生受験者の例
(武田塾横須賀中央校に通塾していた生徒 逗葉高校 男子)
神奈川大学(経済―現代経済)を給費生試験で受験
300点中225点(得点率75%)―一般入試免除合格。
合格最低点204点 給費生合格のためには、当然さらなる得点率が必要!
参考: 入社難易度や企業偏差値という単語も現れるようになってきており、
どのような会社へ就職する人が多いかを大学の就職実績を参考にして、
志望校を決める生徒も少数ながらいます。
「企業ごと年収ランキング」や「国内主要400社への就職割合」などをネットで調べてみると、
簡単に見つかるものです。
また就職における「お買い得大学」と呼ばれるものがあります。
大学偏差値が45くらいで、企業偏差値が60くらいの企業に就職する生徒が比較的多い大学のことです。
昨年度の通塾生で「お買い得度」が高い大学という軸で、
志望校を選んで入試日程を組んでいる生徒がいました。
2 赤本の使い方
好ましい取り組み時期については一概には言えない。
意図によって、また学習進度によっても違う。
・過去問を解く意図について
一度も解いたことが無い人は自信が無くても、第1志望の赤本をまずは1回解いてみて、
「何が出来るようにならないといけないか」を把握する。
無理に解かずとも、何が出来るようにならなければいけないか把握できれば良い。
・取り組む時期について
進みが順調な人の中には夏休み頃から取り組む生徒もいるが、
一般的には10月~12月に取り組む生徒が多い。
・取り組む量について
取り組む量としては赤本1冊分(平均5年分程度。)と言われるが、
2年分しか収録していないものもあるので、その際はさかのぼって数冊購入する必要がある。
志望校との相性を見るために、2年分ほどは解き、
相性が良いと思った大学を受験校として定めていくのも手である。
また第1志望校と出題傾向が近い大学を実力相当校・滑り止め校に加えていくのも作戦としては良い。
第1志望を10年分、第2志望・第3志望を5年分は解くと良いとも言われている。
*皆さんの三浦学苑の卒業生の先輩で早稲田(文化構想)に通っている
ある先輩は 受ける大学はすべて10年分ほど過去問を解いたそうですが、
そこまでの分量は解かなくても大丈夫です。
・過去問の使い方について
解く順番は古いほうからでも新しいものからでも良いが、
直近の年度の出題形式は意識して解き、本番に向けて準備をしていく。
ただ古い形式が復活する可能性もあるので、
去年の問題しか取り組んでいないというのは志望度の高い大学に対しては避けたい。
赤本を解く目的は「形式慣れ」や「戦術を立てるため」ということもあるが、
「自分の弱点発見」ということもあるので、
苦手な単元など発見したら普段使っているテキストで弱点を補強するように。
「赤本ノート」を使っても使わなくても良いが、
「何を間違えて、どのように対策するか」を実際に書き留めておくことが大切。
思っているだけだと取り組むのを忘れてしまうのと、せっかく見つけた弱点まで忘れてしまう。
例:「be made of~」と「be made from~」の違いを間違えた。
対策→ネクステージのやり直し その他には以下の点も記録したほうが良い。
・かかった時間
・大問ごとのかかった時間
・大問ごとの正答率(苦手単元が浮かびあるので)
参考動画:武田塾チャンネル(You tube動画)より
「赤本ノートで効率化!過去問をフル活用するノート術!!」
https://www.youtube.com/watch?v=n_h4RA48gLk
「過去問を解くための決め方とスケジュール!」
https://www.youtube.com/watch?v=EevBo66K0A4
3 今後の入試の流れ
共通テスト:2023年1月14日(土)、15日(日)
⇓
1月20日(金)ごろ:共通テストリサーチ返却(模試のように判定が出るもの)
*河合塾の「バンザイシステム」、駿台の「自己採点・判定チェッカー」なども活用
⇓
共通テスト(追試験):1月28日(土)、1月29日(日)
(事故・病気など相応の理由があって共通テストを受けられなった場合の試験。 来年度の予行的に新傾向の問題が出題されたことがセンター試験時代にはあった)
⇓
1月23日~2月3日:国公立出願期間
⇓
1月後半~:私立大学入試スタート
⇓
国公立入試前期日程:2月25日~(2月後半)
⇓
前期合格発表:3月6日~10日
⇓
国公立入試後期日程:3月12日~(2月後半)
⇓
後期合格発表:3月26日~
*上記期間中も欠員があり次第、各大学から補欠合格の連絡がくる可能性があり、
3月末日でも繰り上がり合格の連絡がくる可能性はある。
共通テストから、私立大学一般試験、国公立前期日程までは30日~40日ほどはあるが、
出願をしたり、受験もしたりするので、勉強以外のことにも時間を取られる。
直前期は特に一日一日を大切に過ごすように。
4 受験にかかる費用などについて
・複数学部受ける場合の割引
国公立の受験料:17,000円(前期・後期で34,000円。夜間だと10,000円など)
私立大学の一般受験の受験料:35,000円が一般的(医学部を除く)
共通テスト出願入試:15,000~20,000円ほど
しかし、複数学部を受けた場合に割引がある私立大学もある
例1:中央大学
6学部共通選抜の場合 2出願目以降の検定料が15,000円になる。
1校目:35,000円 2校目:15,000円 3校目:15,000円 ・・・
例2:駒澤大学
T方式・S方式の場合 単願の場合は35,000円、2学科目(2日目)以降は検定料が30,000円
2月5日―商学部 35,000円 2月6日―政治学科 30,000円 ・・・ ・
入学金と授業料について
入学金:返還不可とされている
(国公立:282,000円、私立:20万円~30万円。医学部:100万円~200万円)
授業料等:返還可能とされている
(国公立535,800円、私立文系80万円ほど、私立理系110万円ほど)
ただし、3月31日が返還請求の最終期限の場合が多い。
推薦か専願(大抵は返還不可)か、またどのような事情かなどにもよるようなので、大学ごとに確認。
5 その他2023入試の注意点、また主要な入試度変更点の一部など
・昨年の共通テストは大幅に平均点が下がった年なので、
共通テストを使う出願については出願時に昨年の点数だけではなく、
直近数年分の点数を参考にするように。
・入試直前期は勉強するのと同じくらい、健康管理に意識を向けることが大切。
・上智大学で共通テスト出願の3科目形式が2023入試より実施開始
・立教大学スポーツウェルネス学部2023年より開設
・早稲田大学(教育)でC方式(共通テスト併用型)が新規実施
・2023年入試より定員厳格化の緩和。
学年ごとの定員から、大学全体の総定員で定員について判断される。
合格者数について大学側の裁量が大きくなる。今年の入試にも何かしら影響はあるものと思われる。
*定員厳格化:大学規模に応じて入学定員の110%~130%で上限が決まっており、
上限を越えた大学は文科省からの補助金減額。
例:定員2万人の大学の場合(1.1倍の2万2千人まで)―5000人×4学年
これまで
1年生:5,500人 2年生:5,500人 3年生:5,500人 4年生:5,500人 合計2万2千人
各学年で定員を守らなければいけませんでした。
2023年以降 1年生:6,000人 2年生:5,000人 3年生:6,000人 4年生:5,000人 合計2万2千人
今後は学年によっては1.1倍を超えていても、
大学全体の定員で超えていなければ、問題なしと文科省より大学がみなされるという基準になる。
【最後に】
以上、三浦学苑での講演内容となります!
大学入試について色々と気になることがおありだと思います!
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