こんにちは!
日々勉強に勤しんでいる受験生のみなさま、計画性のある勉強ができていますでしょうか??
受験本番に向けて、何をいつまでやっていけば受験に間に合うのか、不安な人、わからない人も多いと思います。
そんなみなさんに向けて、本記事では1年間のスケジュールの立案をお勧めします!
年間スケジュールを立てるメリット
まず、なぜ年間計画を立てる必要があるのか,その理由を3つのメリットで説明します。
どの理由も受験日を無事に迎えるためには必須となります。
①不備なく準備ができる
1点目のメリットは、志望校の過去問の分析を行い、『不備なく準備ができること』です。
10月、11月くらいにいざ志望校の過去問を解いてみると、知らない問題が出題されていたり、時間が間に合わなく解ききれなかったりして、受験に失敗してしまうケースがあります。
例1:国語で文学史が出題されるのをしらずに勉強を進めてしまい、直前期で気づいて焦って暗記を進めるも間に合わないケース
例2:英語の文章量が試験時間の割に長く、最後まで読みきれないケース
例1の場合、先に試験内容を確認し、受験までのスケジュールに文学史の勉強期間を設けることで解決します。
また、例2の場合、速読能力は一朝一夕で身につくようなものではないので、読解に要する時間の意識を高めたり、音読練習を多めに行なったりなど、日々の勉強での工夫をしていく必要があります。
その他にも、近年受験方式が複雑化しており、外部英語試験が必須な大学、共通テストの受験が必須な私立大学などの受験方式についても把握しなければなりません。
前もって、過去問の内容や出題傾向を確認した上で年間スケジュールを立てることにより、試験内容から逆算した、志望校合格に向けての十分な実力を身につけていくことができます。
②本当に今やるべきことがわかる
2点目のメリットは、『本当に今やるべきことがわかる』ことです。
大学に合格するためには、当然ですが受験当日までに学力がそのレベルに到達していなければなりません。
そのため、基礎から勉強を始めて、応用問題、発展問題と徐々にレベルを上げていくことだけでは不十分です。『いつまで』に『何』を終わらせるのかを把握し、受験当日までに志望校レベルまで学力を引き上げていく必要があります。
年間スケジュールを立てることで最終目標から逆算した上での、現段階でやるべきことが把握できるようになります。
最終目標を見据えた上での勉強なので、無駄な寄り道をせず、最短距離での勉強ができます。
③モチベーションの維持
3点目のメリットは、『モチベーションの維持』です。
勉強を始めたての時にありがちなのが、三日坊主です。また、多くの受験生の悩みの一つが「モチベが上がらない」ことです。
モチベーションが下がってしまう理由は、
「どこまでやればいいかわからない」「終わりが見えない」
といった先の見通しがないことが原因となることがあります。
そのため、年間スケジュールを立てて、具体的な見通しを持つことでモチベーションの維持が図られます。
年間スケジュールを立てる際に確認すべきこと
次は年間スケジュールを立てる際に確認すべきことについて、焦点を絞って説明していきます!
①志望校受験必須科目、配点を調べる
まず大事なことは『志望校の受験科目や配点をしっかり調べること』です。
例:千葉大学教育学部/学校教員<小学校>/前期
○共通テスト(450点満点)
国語(100点)、数学(100点)、外国語(100[20]点)、地歴(50点)、公民(50点)、理科(50点)
○個別(2次)試験(1000点満点)
国語(300点)、数学(300点)、外国語(200点)、面接(200点)
参照:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/0210/subject
例のように配点や科目を確認すると共通テストと個別(2次)試験の比が約1:2であることがわかり、個別(2次)試験対策にも大きく力をかけなければいけないことがわかります。
また、個別(2次)試験の配点に着目すると、国語と数学の配点が外国語の1.5倍になっていることがわかります。そのため、国語、数学に力を入れることで、効率的に点数を稼ぐことができます。
その他にも、個別試験では面接が試験に組み込まれており、各科目の勉強だけでなく、志望動機等の面接練習も必要になることもわかります。
このように、志望校の受験科目や配点を明確にしておくことで、受験日までに何に力を入れて勉強するのか具体的にわかるようになり、正確なスケジュールを作っていくことができます。
②自分の現状を分析
次に,『自分の現状を分析』することです。
それぞれの受験生により、得意科目、苦手科目は異なってきます。
それを先ほどの受験必須科目と照らし合わせて、科目間のバランスを考えた上でスケジュールを作りましょう。
仮に英語の学力が現時点で過去問レベルまで完成しているのであれば、もちろんそこにさらに時間をかけて対策する必要はありません。受験科目に数学があり、かつ数学が苦手ならば、そこに時間をかけられるようなスケジュールが必要です。
志望校に合格できる受験生は、このように苦手を強化できるように、バランスを考えながら勉強をしています。
逆に難関大に合格するためには、苦手があることは大きなディスアドバンテージとなります。現時点での成績を確認し、受験日までに苦手を解消できるスケジュールを考えましょう。
③スケジュールに固執しすぎない
次は、『決めたスケジュールに固執しすぎない』ことです。
スケジュールを決めたとしても、さまざまなイレギュラーが起き、その通りに進まない場合もあります。
そのため、計画からずれてしまった際には、無理やり元の計画どおりに進めていくのではなく、もう一度練り直し、新たなスケジュールを考え直しましょう。
そうしないと、実力が十分に身についていないのに次の段階に進んでしまうことになったり、逆に無駄足を踏んでしまったりすることになります。
適宜、スケジュールとの乖離を確認し、修正を重ねていきましょう。
年間スケジュールの例
いつまでにどこまでできたらいいか、ざっくりとした例を紹介します。
遅くても11月までに志望校の過去問を解いていける実力をつけることが大切です!
そこから逆算して2ヶ月ごとに各ステージをクリアしていましょう。
私立文系志望(早慶志望)
ここから具体的にいつまでに、どの参考書を終えていくのか、自分の志望校、得意不得意を考慮しながら検討していきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、
・年間スケジュールを立てるメリット
・年間スケジュールを立てる際に確認すべきポイント
・年間スケジュールの例
についてご紹介しました!!
この機会に是非、今年度の勉強方針について今一度考えてみてください!