こんにちは、武田塾川西能勢口校です。
今回は高校1年生と2年生に向けてお話していきます。
受験生は高校3年生になってからだと思っていませんか?
地方国公立も含めて国公立理系は今すぐやらないと間に合いません。
国公立理系志望の人は数学や理科などの分量が多い科目をこなさなければいけません。
いつからスタートを切るべきなのか、具体的にどのくらい大変なのか紹介していきます!
高3スタートからだと遅い
国公立理系志望の人たちはできるだけ早くスタートを切りましょう。
高3からだと間違いなく遅いです。
大学のレベルが高いとかではなく、上げないといけない幅は全員同じです。
もちろん目標の高い・低いはありますが、例えば偏差値50の人が今の実力で受かる大学を受けるかいうとそうではないはずです。
偏差値を問わず行きたいと思う大学には高3からスタートだと時間が足りません。
理科を一周するのは社会と比べて時間がかかり大変です。
覚えることが多く計算などかなりやることがあります。
これからそれぞれの教科の大変さを語り、いかに早く始めないといけないかを伝えます。
数学について
結論から言うと数学は一番大変です。
高2生は今数学Ⅲを進めている人が多いと思います。
高1生はまだ数学Ⅲの存在を知らない人も多いと思います。
数学Ⅲは数学1A2Bと比べてとてつもなく大変です。
どのくらい難しいかと言うと数学1A2Bを集めて50~100%力を増強させたイメージです。
数学1A2Bは文系でもやりますが数学Ⅲは理系しかやらないので難易度が上がります。
数学Ⅲは理解も難しく分野もかなり多いです。
微分・積分だけではなくて複素数平面も二次曲線もあります。
さらに計算も2~3倍に増えます。やはり微分・積分のところで計算のハードルがありますし、立体も出てきたり新しいこともどんどん覚えないといけないのでとても大変です。
数学Ⅲは計算することが目標ではなく基本の土台の知識を使って問題を解いていきます。
やはり微分・積分は理解ができる人、計算が得意な人でもそもそも覚えないといけないことも多かったり計算も手順がすごく増えるためミスが多発するため誰でも苦戦します。
数学2Bの微分・積分とは何段階も違うことを覚えておいてください。
敵は数学Ⅲだけではありません。一刻も早く数学1A2Bの基礎を固めて受験モードに入ってほしいです。
物理について
今の物理がなんとなくついていけている人にいかに高3でやる物理が難しいのか、入試問題・対策が難しいのかという話をしていきます。
物理は最初のほうの力学だと大体パターンは決まっています。
パターン的に暗記していれば解けるというのが2年生の間だと多いです。
高3になると力学でもかなり難しくなります。
例えばいろいろな運動が組み合わさっていて、まず一歩目がなかなか式が立てられないことがあります。
今やっている力学ができていても受験の問題に対応できるわけではありません。
あと、力学ができても電磁気でつまずく人も多いと思います。
電磁気は理解が難しいです。
力学は大体目に見えるというかモノの動きがイメージしやすいと思います。
ただ、そのイメージに頼っていると電磁気にいったときに挫折します。
物理を選択している人の8~9割の人が電磁気でつまずくと思います。
また波動もつまずく人が多いと思います。
波動も目に見える波と実際に表したいものが違っていて、変位を表したいのかこの波は何を表しているかイメージを異なるときがあります。
とにかく、今やっている力学が順調でもその他の分野を舐めない方が良いです。
高校3年生になるととにかく難しくなるので数学を得意にしておくなどの対策をとるのもおすすめです。
化学について
化学はやらなければいけない量は物理よりも多いです。
化学は全部大変ですが分かりやすいものからいくと無機・有機です。
無機・有機化学の暗記量はとにかく多いです。
1個1個の元素について何族が覚えていかないといけないですし、有機であればC(炭素)の構造によって性質が異なり、それも族があってベンゼンとか1個1個覚えないといけません。
しかも丸暗記では通用しません。反応式や無機化学も一覧としてかなりあります。
それを社会であれば丸暗記でなんとかなるところが化学はただ覚えるだけでなく現象を理解して覚えないといけないのが大変です。
丸暗記するのではなく分解したら酸化還元反応だからこの化学反応式になるな、とかそういうところまでかみ砕いた上でさらに暗記もしなくてはいけません。
そのため、かなりの量の暗記+理解が必要です。
まだ理論化学の途中だとそんなに覚えさせられることはなかったと思いますし、周期表くらいだと思います。それまでは計算が難しいくらいだったと思いますが、ここから覚えることのオンパレードです。
そして理解をしないと全く意味がありません。
覚えた知識を総動員させて未知の物質の構造式などを解く必要があります。
さらに有機化学は高校3年生の2学期頃にやるので受験ギリギリになる可能性があります。
もし構造決定・有機化学を頑張らないといけないときに数学が終わっていなかったとしたら理科に時間を使えません。
ということは逆算していくと高2の今、英語・数学など主要教科はしっかり基礎が固まっていて高3で理科に集中するというフォーメーションを組んでおかないといけません。
偏差値問わず、どこの大学を志望していてもやる内容は変わらないのでとにかく今すぐにスタートを切ってほしいです。
最後に
高校3年生になるととにかく数学Ⅲと理科に時間を持っていかれます。
そのため今のうちに出来る数学1A2Bと英語を完璧にしてほしいです。
受験はいまから始まっています!頑張ってください!
無料受験相談のご案内
武田塾では、最寄りの校舎で無料受験相談をいつでも受付しています。
〒666-0016
兵庫県川西市中央町8-8 アメニティ川西ビル 5F
☎ 072-744-1421
武田塾 川西能勢口校│川西市(川西能勢口駅)の個別指導塾・予備校