こんにちは、武田塾川西能勢口校です。
皆さん、正しい地理の勉強法を知っていますか?
共通テストに向けて本格的に地理の勉強を始めた受験生も多いと思います。
今回は地理の勉強法が分からない人に向けて地理の勉強法を伝授します。
参考書
まず使ってほしい参考書は『村瀬のゼロからわかる地理B』です。
この参考書は系統地理と地誌の2冊に分かれています。
2冊に分かれるとかなりボリュームがあるので時間がないという人は『改訂版 大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本』がおすすめです。
この2冊のどちらかを是非使ってください。
どちらも講義系の参考書なので教科書よりも地理について詳しく説明している本となっています。
因果関係を大事にしよう
地理は系統地理と地誌という2つの分野に分かれています。
系統地理が地理の理屈について学ぶ学問で、地誌が地域・国について学ぶ分野です。
この2つの分野の因果関係がとても重要になっています。
地球には地形がありますよね。
海があったり大陸が合ったり山脈があったり平野があったり色々な地形がある中で場所によって気候も違います。
地形と気候の組み合わせで農業・工業が決まってきます。
これが地理の面白いところで地理はすべての事象を因果関係で説明できる教科です。
地理は知識を詰め込む教科だと思いがちですが、『村瀬にゼロからわかる地理B』は知識が繋がっているので覚えやすいです。
小麦は降水量が500ml前後の地域での生産が多く、チェルノーゼムというとても小麦の栽培に適した土壌があるというように勉強を進めていく前に根本の地域・気候のことを順番に理解しないと農業・工業でつまずきます。
前半の理解を大切にすることで後半に理解が深まるので全部の事象を因果関係で説明できることが重要です。
地図・場所を大事にしよう
共通テストの地理では特に地図・場所が重要です。
「シンガポールの国の特徴は?」と言われたらシンガポールのことを勉強していたら知識で言えます。
しかし、共通テストの場合、シンガポールという国の名前を出してくれるかどうかは限りません。
そのため、まずは地図を使ってどの国がどの地域にどの場所にあるのかを言えるようにしましょう。
しかし、全ての国の位置を覚えるのは大変です。
おすすめの覚え方は自分で紙に地図を書いてみる方法です。
自分で地形を書くことで頭に残りやすくなります。
また、主要な国の都市は国のどの位置に所在するのかまで出題するのでしっかり覚えましょう。
さらに、有名な河川や山脈も共通テストでは場所を知っている前提で名前を教えてくれずに問題に出てきます。
国名だけでなくありとあらゆる事象を地図上で覚えるのが大切です。
もう一つ言っておくと、農業の盛んな地域も地図で覚えましょう。
アメリカで小麦やトウモロコシ、綿花がよく採れる地域を覚えておくと役に立ちます。先ほど紹介した2つの参考書に必ず地図が載っているので白いコピー用紙に地図を書いて農業の盛んな地域に何が特産物なのか書き込んで覚えましょう。
統計問題に強くなる
統計には有名な統計とその場で考えないといけない統計があります。
有名な統計で言うと「米の輸出1位の国はどこですか?」や「銀の生産1位の国はどこですか?」といったものです。
こちらも先ほど紹介した2冊の参考書に書いてあるのであらかじめ覚えておくと役立つことが多いです。
厄介なのはその場で考えさせる統計問題です。
これは単純な知識だけでなく思考力を問うことが反映されている設問です。
基本的な勉強をして各国の知識をつけてから統計を見てその知識を組み合わせて解くのがポイントです。
ただ数字が並んでいるだけで無理だと思う人もいると思うので、そこで特徴のある数字を見つけられるかどうかが鍵となります。
自分の国の知識と組み合わせて解く。
これが地理の統計問題の攻略法です。
おすすめの地理攻略法
地理の解き方でおすすめしたいのがGDP(国内総生産)攻略法です。
どれだけその国が先進国なのか発展途上国なのか覚えておけば解ける問題のタイプが多いです。
各国の豊かさ・GDPを把握しておくと地理の統計問題に強くなります。
例えば、皆さんサウジアラビアといえば何をイメージしますか?
砂漠がとても広がっていてラクダがいるというイメージを持つ人もいると思います。
そのためサウジアラビアは発展途上国であると思う人もいるかもしれませんが、実はサウジアラビアはとても豊かな国です。貧富の差はありますが、サウジアラビアは石油を輸出して発展しているため先進国並みのGDPがあります。
このようにイメージと実態は全く異なります。
この国は先進国でこの国はまだ発展途上国という風にGDPを見れば国のイメージが掴めます。
第三次産業の割合や教育がどれだけ充実しているかや乳児の死亡率がどれだけ低いのかなど地理の統計を推測する上でGDPは役立つのでGDP・各国の豊かさを正しく把握しましょう。
汎用性のある知識さえあれば入試本番で焦ったときも「こうなんじゃないか」という推測がよりしやすくなります。
『村瀬』や『瀬川』をしっかりと読み込んだ後は『共通テスト地理B集中講義』で必要なことをインプットして、『共通テスト 地理B 地図・統計の考察問題71』のような統計問題の参考書でしっかり統計を見抜く力をつけて、共通テスト・センター試験の過去問の演習に入ってください。
統計問題が安定して高得点に出来るかが攻略の鍵です。
今回のまとめ
・知識をしっかりつける
・因果関係の理屈を理解する
・各国のイメージをつかむ
・地図でどこにあるのかを覚える
・統計問題に強くなる
以上の5つが地理の共通テストを解く際のポイントになります。世界史や日本史に比べて暗記量は少ないですし、コツさえ掴めば点数が高く取れる科目です。
理系の人も文系の人も頑張ってください!
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