こんにちは、武田塾川西能勢口校です。
そろそろ共通テストや二次試験の過去問に着手し始めているかと思います。
そんな中、春から夏まで一通り学習したはずなのに何故か英文が訳せないという悩みを抱えている人はいませんか?
その原因は英文解釈の勉強法が間違っていたからかもしれません。
そこで、今回はありがちな間違った英文解釈の勉強法を5つ紹介していきます。
当てはまっていた人はもう一度復習しておきましょう!
和訳の丸暗記
間違った勉強法の1つ目が和訳の丸暗記です。
これが、基礎的かつ最も多いミスです。
訳を覚えてしまっただけなのに、日本語にできると思い違いしてしまっているような状況は危険です。
あくまでも入試の初見問題を解くために勉強しているのに、訳を覚えるだけではなんの意味もありません。
英文解釈の参考書を復習するときに、答えの和訳を覚えるだけで終わらせてしまう人がたくさんいます。
単語暗記の要領で英文と和訳の意味内容を照らし合わせるのではなく、しっかりと構造まで追うようにしましょう。
訳に頼って解釈をする
2つ目が訳に頼って解釈をすることです。
例えば、bookという単語には名詞で「本」、動詞で「予約する」という意味がありますが、和訳で「予約する」という訳出があったのでこのbookは動詞だろうなと判断してしまうことです。
構造から追っていって最終的な訳ができるというのが本来踏んでいくべきプロセスですが、それを無視して、和訳がこうだからここはこういった構造のはずだというような勉強を続けてしまうと英文単体を初見で解釈する際の体力が落ちます。
そもそも英文解釈は長文を読めるようにするために勉強するものであるにも関わらず、結果から構造を取るこの勉強法は長文を読む際に必要とされる英文を読んでから解釈して自分で答えをつくるということの真逆をやっています。
長文の下線部しか解釈の確認をしない
これは長文の勉強に入ってからになるのですが、3つ目は下線部しか解釈の確認をしないということです。
たいていの英語長文の問題には少なくとも1つは和訳の問題があるかと思います。
しかし、それ以外の部分はたとえできない箇所があったとしてもスルーしてしまう生徒が多いです。
全文構文をしっかりと取れるまで復習をするのが理想です。
実際に作業として全文に構文を振る必要は全くないと思いますが、怪しい箇所には印をつけて問われたらできるぐらいにまでは仕上げてほしいです。
カッコの種類がグチャグチャ
4つ目は品詞訳のためのカッコの使い分けの基準が統一されていないことです。
なんとなくでカッコを使っている人は訳もなんとなくになっている場合が多いです。
もちろん一般的なカッコの使い方である必要はないのですが、そこには決まった規則がなければなりません。
実はブログ作成者である僕はカッコを使い分けるのが面倒だったので、品詞に関わらず全て同じカッコで括っていました。
それでもどういう働きをしているのかは分かっていたので、分からないうちはきちんと区別しましょう。
SVOCを振ることが目的化
5つ目はSVOCを振ることが目的化してしまうことです。
英文解釈をパズルかのように誤解している人が多く、そういった人たちは構文をとったりカッコをしたりすること自体が目的となってしまっています。
それが修飾関係や訳に繋がらないのであれば、構文をとることが記号を振るだけのゲームになってしまいます。
SVOCを振るのは、正しい和訳をするための手段です。
目的と手段をくれぐれも取り違えないようにしましょう。
最後に
今回は受験生がやりがちな英文解釈を勉強するときのミスを5つ紹介しました。
今日紹介した勉強法を反面教師として、英文解釈の勉強を正しく実行しましょう。
初見問題にも対応できる解釈の実力を身につけるということを忘れないでください。
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