みなさんこんにちは、武田塾川西能勢口校です。
受験が近づいてきて単語や文法の勉強が終わって英文解釈の勉強を始めようとしている受験生も多いかと思います。
ということで、今回は英文解釈の勉強法や解き方を紹介していきたいと思います。
英文解釈の問題にチャレンジ!
突然ですが、次の二つの英文を訳してみてください。
できましたでしょうか?
できたという人はどちらの文章にも含まれているthatの役割を答えることができるでしょうか?
ここでつまずく人が多いのではないかと思います。
簡単に説明すると①のthatは関係代名詞で、②のthatは同格の接続詞です。
これを踏まえて二つの文章を和訳すると、
①あなたが知っている事実を私に教えてください。
②みんながそのことを知っているという事実は重要です。
というようになります。
実際の長文のなかにもthatは何回も登場するわけですが、英文解釈を疎かにしていると、このあたりの判別をするのが大変難しくなってきます。
そして一番大事なのがここからです。
なぜ①は関係代名詞だと判断しましたか?
なぜ②は同格の接続詞だと判断しましたか?
その「判断の根拠」を考えてみてください。
ざっくりと説明すると、①は後ろが不完全な文であるのでthatが関係代名詞だと判断することができ、②は後ろが完全な文であるので同格のthatだと判断することができます。
このように、英文解釈は問題を解くだけでなく解答や判別のポイントの根拠の説明も重要になってきます。
正しい英文解釈の勉強法
英文解釈が終わったら長文演習に入ります。
長文の中にはthatなどがたくさん出てきますが、それらをきちんと見分けられる力が必要です。
こういった目的意識をもって取り組まないと英文解釈の勉強が無駄になってしまいます。
正しい勉強法をしっかり確認していきましょう。
①参考書の解説欄をしっかり読む。
実は、多くの受験生が英文解釈の勉強方法を間違えています。
具体的に言うと、とにかく英文を訳したりSVOCを振るだけなどといった勉強法です。
最も大事なことは判断の根拠です。
これを説明できるようになることが重要であるにも関わらず、参考書の解説欄を無視してしまう人が多いです。
英文解釈の参考書は基本的に文章にSVOCが振ってあり、和訳があって補足説明が載っているのですが、この補足説明の部分が一番重要です。
補足説明に英文解釈を解くうえで重要になってくる考え方が詰まっているので、必ず目を通すようにしましょう。
②判断の過程に意識を向ける。
よくある英文解釈の間違った勉強法として、根拠ではなく結果だけに注目してしまっているということがあります。
thatの識別を具体例としてこのことを説明すると、例えば「このthatは同格のthatだから後ろがSVだ」というように結果論的に構造をつけていくような勉強法です。
そうではなく、なぜそれが同格のthatと言えるかを判断し、後ろの構造を見たときに何が足りないのかに目を向けといった判断の過程を大事にしてください。
何度も言いますが、英文解釈の勉強をする上で最も大切なのは根拠やポイントを説明できるまで取り組むことです。
英文解釈の重要性を知り、どう活かすかを考えなければならないということを理解してこれからの勉強をうまく正しい勉強法に変えていきましょう!
オススメ参考書
①「肘井学の読解のための英文法 必修編」
英文解釈の基礎を固めるための参考書です。
この1冊を完璧にしていれば、共通テスト・MARCHレベルの英文と闘えるようになります。
他の参考書と比較して
①意訳が少ない
②内容が整理・厳選されている
といった点で優れています。
難関大学を目指す人もまずはコレから取り組んでみましょう。
②「ポレポレ 英文読解プロセス50」
英文読解を極めるためのハイエンドな1冊です。
この1冊を完璧にしていれば、早慶・東大京大レベルの和訳問題とも闘えるようになります。
他の参考書と比較して
①内容が整理・厳選されている
②構成が非常に良い
といった点で優れています。
構成の面は特に秀逸で、前の問題で学習したポイントが次の問題にも出てくるように構成されており、全体を頭から通してやっていくことで確実に力が身につくようになっています。
一つ一つ噛みしめながら進めていってください。
今回のまとめ
英文解釈は難しくなく、勉強すればするほど楽しくなっていきます。
判断の根拠や識別ポイントを理解し、説明できるようになることが最重要です。
常に目的意識をもって勉強し、得た知識を無駄にしないようにしましょう!
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