こんにちは、武田塾川西能勢口校です。
みなさん、政治経済という科目に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
日本史や世界史に比べて暗記量が少ないのでコスパがいい教科であると考えている人も多いのではないかと思います。
今回はそんな政治経済の勉強方法を紹介していきたいと思います。
政治経済に合う人、合わない人
先ほど述べたように、政治経済はコスパのいい科目であると考えている人は多いかと思います。
確かにそれはその通りで、世界史や日本史と比べて短期間で成績が伸びやすい科目ではあります。
しかし、政治経済を勉強していく上で合う人と合わない人がいます。
まず政治経済に合う人はどんな人かというと、そもそも政治経済に興味がある人であったり高校受験の時に公民が得意だった人などが挙げられます。
特に普段のニュースから政治経済のトピックに興味を持てる人にはオススメです。
「国会」や「選挙」など一般常識的な内容が抜けている人は暗記すべきことがどうしても増えてしまうのであまりオススメはしません。
こういった常識的な部分が理解できている人にとっては暗記量は少ないのですが、そうでない人にとっては暗記量は決して少なくないので見極めをしっかり行ってください。
政治経済の注意点
政治経済を使って受験する上で必ず知っておいてほしい注意点は政治経済だと受験することができない大学が少なくないということです。
例えば早稲田大学では政治経済を使って受験することができる学部が以前よりも減少し、慶応義塾大学では全学部入試で使うことができません。
また、日東駒専・産近甲龍以下の大学でも政治経済が選択できない場合が非常に多いです。
自分の志望校や滑り止め候補の大学で受験可能かどうかについて、事前によく調べておきましょう。
政治経済の勉強法
まず政治経済で得点していく上で重要なのが「理解」と「似ている用語の区別」です。
なぜなら政治経済では、共通テストや私大の入試でも正誤問題がよく出題されるからです。
この正誤問題で問われているのは、単純に用語を暗記できているかどうかではなく、他の用語との関係性や類似用語との区別等を理解できているかです。
曖昧な知識ではなく、用語の中身や違いなどを意識して勉強していくようにしましょう。
「理解」
テーマ毎の仕組みには政治分野なら選挙の仕組み、経済分野なら為替や信用創造の仕組みなどがあります。
このように仕組みを理解していないと解けないような問題がたくさんあるので、仕組みを説明できるまで理解を深めるのが大切です。
理解できているかどうかの判断基準はそれを自分で説明できるかどうかです。
参考書で手厚く解説されているということは入試問題でもよく問われる部分でもあるので、説明できるレベルになるまで読み込むようにしましょう。
「似ている用語の区別」
用語の違いや意味も説明できるレベルにしましょう。(GDPとGNIの違いなど)
政治経済には名称が似ている用語が多かったりイニシャル表記の用語が多かったりと、知識の混同が発生しがちです。
こういった用語の違いは参考書でも詳しく説明されているので、インプットに上手く利用しましょう。
また、「何故か混同してしまう」といったその人特有の苦手もあると思うので、問題集や過去問で繰り返し間違えてしまった事項については、一箇所にまとめておいて定期的にテストするようにしましょう。
オススメ参考書・使い方
標準レベル
標準レベル|インプット
実際に使っていく参考書は他の教科と同じで、「講義系参考書」と「問題集」をセットで使っていきます。
参考書で理解を深めて問題集で知識のインプットをするといった具合です。
講義系参考書としてオススメなのが「蔭山の共通テスト政治・経済」と「畠山のスパっとわかる政治・経済爽快講義」、問題集でオススメなのが「共通テスト政治・経済集中講義」と「畠山のスパっとわかる政治・経済爽快問題集」です。
これらの参考書はどれも政治経済の基礎からわかりやすく説明してくれています。
用語の意味やテーマ毎に登場する仕組みを理解しながら進めるようにしましょう。
標準レベル|アウトプット
いったん重要事項の暗記や各テーマの理解を終えたら、共通テストやセンター試験の過去問に取り組みましょう。
ここではインプットした知識がきちんと使えるかどうかを意識しましょう。
その上で間違えた問題は自分の弱点であると捉えて、講義系の参考書を活用して復習するようにしましょう。
間違えた問題を復習するために講義系の参考書を確認してみると大体のことは書いてあります。
ここで講義系の参考書を復習することが点数を上げるうえでの最短ルートであるということに気が付ければ、政治経済の勉強の本質が見えたと言っても過言ではありません。
復習をして一度間違えた問題を完璧に理解することができれば、再度過去問のアウトプットに取り組みましょう。
曖昧な知識をなくすという意識をもってインプットとアウトプットの繰り返し、それぞれの用語をしっかりと覚えるようにしましょう。
発展レベル
ここまでで共通テストや日東駒専レベルはクリアすることができます。
MARCHレベルを目指すのであれば、講義系参考書として「蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本」、問題集として「私大攻略の政治・経済」をオススメします。
早慶などさらに上のレベルを目指すなら「政治・経済 標準問題精講」などもオススメです。
MARCHや早慶などの難関私大を受験する場合、より細かい知識が必要になってきます。
それだけではなく経済分野では計算問題も出題されます。
もちろん計算問題は共通テストでも出題されるのですが、難関私大の問題はかなり難しいです。
講義系の参考書に数学的な解き方・考え方が載っているので、それを基に問題をたくさん解いて様々な問題に対応できるようにしましょう。
時事問題
政治経済では、時事問題が出題されることがあります。
ただ、時事問題を直接出題されるよりも時事問題と絡めて教科書の中身を問われる問題の方が多いです。
ですので時事問題に対して過度な心配はせず、それを通して教科書レベルの問題が出題されるだけであるということを意識しておきましょう。
それでも時事問題が心配だという人や、大学の過去問を見て実際に時事問題が多く出題されているということもあるかと思います。
そんな場合は中学受験の参考書を使って対策するのがオススメです。
中学受験用の参考書には、時事問題の主要トピックを簡潔にまとめてくれているものが多くあります。
そういった参考書を事前に読んでおいて、今年のトピックや今年よく狙われる部分を押さえておきましょう。
最後に
世の中の仕組みについて勉強するのが政治経済です。
ですので、この教科は勉強すればするほど世の中の仕組みに気づくことができ新しい発見が多い面白い科目になります。
それと繰り返しにはなりますが、理解することが非常に重要になってくる科目です。
たくさん出てくる正誤問題を攻略するために講義系の参考書を読み込んで説明できるようになるまで理解しておくことが政治経済の最大の攻略法になります。
政治経済は学べば学ぶほど面白い科目です。
ぜひ頑張って攻略しましょう!
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