こんにちは。武田塾川西能勢口校です。
今回は、古文の勉強法について紹介したいと思います!
古文の勉強をいくらしても、成績が上がらない、と困っている方々必見です!
古文の全体像
学校の古文の授業のように「現代語訳」中心の勉強をしている方は読者の方の中にも多いと思います。
しかし、問題文をすべて現代語訳するには、とても時間がかかります。
実際に試験時間内で、すべての文を現代語訳するのは不可能です。
また、試験時間内に全訳ができたとしても、古文には省略が多く含まれています。
主体や客体の省略などが頻繁に起きるため、古文のストーリーをつかむためには古文の全訳ではなく、古文中の「省略」を補うことが必要不可欠になります。
「省略を補う」について
①最初に登場人物を把握する
②この状況で、この動作をしたのはこの人しかいないと推測する
③省略を補いながら文章を読んでいく(敬語を利用することで省略を把握できます!)
古文単語の学習
古文単語の参考書
『読んで見て覚える古文単語315』または『新・ゴロゴ古文単語』がおすすめです。
古文単語の覚え方
基本的には英単語と同様に覚えていき、意味が複数ある単語は複数の意味を覚えるようにしましょう!
古文単語には「真逆の意味」を持つものがよくあります。
真逆の意味と役を取り違えると文章の内容を真逆に捉えてしまうことになります。
古典文法の学習
古典文法の参考書
講義系参考書
古典文法の理屈を教えてくれる本(学校の授業の代わり)です。
『富井の古典文法をはじめからていねいに』がおすすめです。
問題集
講義系参考書で古典文法の内容をインプットし、その後、問題集でアウトプットしてください。
おすすめ問題集は『ステップアップノート30』または『やさしくわかりやすい古典文法』です。
古典文法で覚える必要があること
古典文法は動詞、形容詞、形容動詞、助動詞、助詞を覚える必要があります。
特に覚えることの多い助動詞は「意味」「接続」「活用」「意味の使い分け」の4つを覚えましょう。
古典文法の識別パート
識別には必ず、それぞれを判断するポイントがあります。
そのポイントを意識して識別パートを取り組んでいきましょう。
古典文法まとめ
古典文法を「雰囲気」で解くことだけは、絶対にやめましょう。
文法のインプットをした後に、問題演習を行うという取り組みをしていきましょう!
古文演習
古文の読み方を学ぶ参考書
『富井の古文読解をはじめからていねいに』または『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』がおすすめです。
古文の「省略」を補う方法をこの参考書を通じて学ぶことができます。
古文演習の参考書
『古文上達基礎編』または『岡本梨奈の古文ポラリス1』がおすすめです。
古文演習の勉強法
①登場人物の人物関係図を書く
②動詞に◯をつけてすべての主語を書く(前後の文章から推測して書く)
③文章の展開をマンガ風にイラスト化する
①~③のステップができたら文章の現代語訳を見て、読み間違えたところを修正しましょう!
古文演習時の大事な考え方
①選択肢を利用する
選択肢には情報やヒントが詰まっています。間違った選択肢でも一部以外は本文の内容を適切に説明している場合が多いです。
②選択肢の傷を探す
選択肢をそれぞれ比較して、消去法を使うことで、選択肢を絞り込むことができます!
古文の記述問題(現代語訳等)
記述問題の参考書
『国公立標準問題集CanPass古典』または『得点奪取古典』がおすすめです。
記述問題の考え方
基本は「品詞分解」をしっかりと行なってください。
古文の記述は減点方式で、訳し忘れは点数を引かれます。
そうならないように品詞分解をして、全ての語を取りこぼさないようにしましょう。
古文常識
古文の世界と現代の常識は大きく異なります。
古文の常識を知らないとストーリーを正しく理解できないことがあります。
省略を補うときにも古文常識を活用できるので、しっかり身に付けておきましょう!
古典文学史
文学作品の「作品名」「時代」「作者」「ジャンル」を答えられるようにしておけば十分です。
「これと同じ〇〇の作品は?」などを問われる出題形式が多いです。
和歌
まずは、和歌以外の本文の内容を把握しましょう!
そこから本文の内容を使って和歌の意味を推測したり、枕詞や掛詞、句切れなどの知識を覚えてそれらを活用しましょう!
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