こんにちは、武田塾川西能勢口校です。
共通テストに向けて本番形式の演習をしたいけど、どの予想問題集を使ったらいいのか分からないという人も多いと思います。
ということで、今回はおすすめの共通テスト予想問題集を3冊紹介していきたいと思います。
センター試験の時代は河合塾の予想問題集を主軸の一冊目として、文系は二冊目にZ会、理系は駿台を使うというのがスタンダードな選び方でした。
しかし、センター試験から共通テストへの移行でテスト本番の形式が読めなくなりました。
なので、各問題集の特徴を把握しておかなければ、もしかしたら良くない選択をしてしまうかもしれません。
共通テスト予想問題集に手を付ける時期
各共通テスト予想問題集の紹介に入る前に、まず共通テスト対策の適切な開始時期についてお話したいと思います。
共通テスト対策をいつから始めるのか、どれくらいの時間をかけるのかを誤ってしまうと共通テスト本番で思うような点数が取れなかったり、2次試験対策を充分に行えないといった事態に陥ってしまう可能性があります。
結論から言うと、11月下旬~12月上旬から共通テスト対策を始めるのがオススメです。
一般的な受験生であれば、この時期には基礎は固まっていると思います。
基本的には共通テストで問われるのは基礎がしっかりしていれば解くことができる問題ばかりなので、この時期に解き始めるのが早すぎるということは絶対にありません。
一方で9,10月はよほど自分の志望校の得点における共通テストの割合が高いとかでない限り2次試験の対策に時間を割いてほしい時期です。
共通テスト対策を始めるのがあまりにも早すぎると今度は2次試験の対策が疎かになってしまうことでしょう。
ということで、11月下旬~12月上旬くらいで共通テスト対策を始めるというのがやはり早すぎず、遅すぎずちょうどいい時期かなと思います。
河合塾「共通テスト総合問題集」シリーズ
通称“黒本”と呼ばれるこちらのシリーズ。
収録内容は共通テスト2回分(2022本試験、2021第一日程)、河合塾の模試過去5年分となっています。
後者は過去の模試であるので当然ながら2022年の傾向を踏まえていません。
2021年の傾向に合わせているので、解いたときに少し古いと感じるかも知れません。
さらに浪人生は去年の河合の模試を受けていると問題内容が被ってしまい、初見問題にならないといった懸念点もあります。
難易度は今回紹介する3社の中で最も低いです。
良い点としては模試の平均点や得点に応じた偏差値など、必要な目安が詳しく載っているということです。
これらのデータと自分の成績を照らし合わせることで出来を自己判断することができます。
解いた後の結果がどうかを把握したい人に有用です。
駿台「共通テスト実践問題集」シリーズ
通称”青本”と呼ばれるこちらのシリーズ。
収録内容は共通テスト2回分(2022本試験、2021第一日程)、オリジナル予想問題5回分(昨年の問題集と共通した2回分を収録)となっています。
つまり毎年3年分は駿台さんがオリジナルの問題を新しく作っているということです。
レベル的には今回紹介する3社の中で真ん中のレベル(2022共通テストレベル)となっています。
ですので、本番レベルを確かめたい人には最適であると言えます。
昔のセンター試験時代はこの駿台の問題集は難しすぎるイメージがありましたが(英語が190点取れる人でも150~160点になってしまう)、共通テストが難化したことを鑑みて、近年は難易度低めの問題設定で程よいものとなっています。
従来に比べて難易度が低めになっているというものの、問題設定が少々ややこしかったり、問題文が長かったりと先ほど紹介した黒本を解くときに比べて試験時間の短さを実感することができるでしょう。
問われていることを素早く正確に理解しなければ時間内に解き終えるのは困難です。
ですので時間配分の大切さを理解することができるのはもちろんのこと、自分の解けないような難問に素早く気づき早めに捨てるという判断力も養うことができると思います。
Z会「共通テスト実践模試」シリーズ
通称”緑本”と呼ばれるこちらのシリーズ。
収録内容は共通テスト2回分(2022本試験、追試験)オリジナル模試6回(科目によっては5回)
オリジナル予想問題は全てが最新の問題ではなくて、昨年の問題集の問題を繰り返し使用している部分もあります。
注目すべきは、3社の中で最も難易度が高いということです。
もちろん問題によってはバラつきがありますが、全体の難易度は高めに設定されています。
ただ、高得点を目指している人にとっては必須といえる難易度です。
このシリーズの高い難易度の原因としては、共通テストで要される思考力や情報処理能力が大きく問われるような長い問題文が挙げられます。
共通テスト独特の文が長く難しい問題に慣れるためにも難関大志望の人はやはり手をつけておくべきです。
本番で高得点を狙いたい人はもちろん、過去問や河合塾・駿台の予想問題集で点数が取れている人が最後の仕上げとして使うというのもおすすめです。
最後に
武田塾の結論としては駿台→Z会が最も良いです。
まず着手すべき駿台は、前述の通り本番レベルのオリジナル問題が掲載されているという点が魅力的です。
ただ、この駿台1冊だけという考えはやめたほうが良いでしょう。
駿台1冊だけで完結させずに、Z会の2冊目も含めて取り組むことが重要です。
昨年の共通テストのように、ある科目の難易度が特別高くなったり、難しい問題というのは確実に出ます。
駿台だけでは不足する分があり、難易度の高いZ会をやることで備えることができます。
センター試験に比べて過去問が少ない分、予想問題集にたくさん取り組めるため、時間に余裕がある人は東進や代ゼミなど各社共通テスト予想問題集も活用してみてください。
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