こんにちは、武田塾川西能勢口校です。
12月に入り、いよいよ共通テスト本番が近づいてきましたね。
そこで今回は共通テストの英語(リーディング)について徹底的に分析していき、少しでも得点率を上げる方法を紹介しようと思います。
なお今回の内容は本ブログ作成者の一意見ですので、参考程度に閲覧ください。
共通テスト 英語リーディングの概観
今回は2021年1月16日に行われた、大学入学共通テスト英語リーディングについて見ていきます。
制限時間:80分
配点:100点
配点 | マーク数 | 難易度 | 総語数 | |
大問1 | 10 | 5 | 標準 | 582 |
大問2 | 20 | 10 | 標準 | 870 |
大問3 | 15 | 8 | やや難 | 787 |
大問4 | 16 | 6 | やや難 | 688 |
大問5 | 15 | 9 | 標準 | 959 |
大問6 | 24 | 9 | 標準 | 1609 |
合計 | 100 | 47 | - | 5495 |
それぞれの大問では、メール・広告などの日常的素材から資料・論説文まで、バラエティーに富んだ英文が出題され、会話・図表・イラストなど、情報処理能力も問われる内容となっていました。
また2021年の試験では大問4で時間を使いすぎて、大問5、6を解く時間がなかった人が続出したようです。
センター試験との違い
従来のセンター試験では発音・アクセント、文法についての問題が出題されていましたが、共通テストではすべての問題が長文読解問題となっています。
それに伴い、総語数が1000字程度増加しています。また問われる内容もより実用的なものが多くなりました。
SVやスラッシュを入れながら読んでいると時間内に解き終えるのは困難といえるでしょう。
しかし、語彙レベルに関してはセンター試験より簡単になっています。
それに加えて拾い読みすれば容易に回答が見つかる問題が増えているようです。
英語リーディングの対策方法
以上のことを踏まえてどのような勉強方法が効果的なのかについてこれから話していきます。
まず共通テスト英語リーディングの特徴を短くまとめると、
①文量が多い。
②複数の情報を照らし合わせて答える問題が多い。
と言えるでしょう。
つまり英語リーディングを解くために必要な力は、
①素早く、正確に文章の内容を把握する能力。
②短時間で多くの情報を処理する能力。
以上の2つです。
素早く、正確に文章の内容を把握する能力の磨き方
ではどのようにすればこの力を身に付けることができるでしょうか。
共通テストの英語リーディングは時間との勝負です。
なので1文1文丁寧に訳していると、時間内に解ききるのは非常に困難でしょう。
そこでお勧めしたいのが、「読み方に緩急をつける」ことです。
英語の文章では、1段落に1つ伝えたい内容が書かれていることが多いです。
そしてその内容は段落のどこに書かれていることが多いかというと、各段落の最初、もしくは最後に書かれていることが多いです。
文章の基本的な構成として、「抽象→具体」という流れが基本です。
つまり最初に抽象的に述べた内容を、あとから具体的に説明しているのです。
ということは最初に書いてある抽象的な内容を理解できれば、その段落の内容全体を理解したのとほぼ同じなのです。
もしくは最後にまとめとして全体の内容を要約して書かれていることもあります。
なので各段落の最初と最後の1文は丁寧に読んで,あとはざっと目を通す程度で読んでいけば読むスピードをいくらか上げることができると思います。
これが読み方に緩急をつけるということです。
もう一つの方法として、接続詞に注目するという方法もあります。
例えば、because、as a result、for exampleなどの後ろに書かれている内容は重要な内容であることが多いです。
なのでそれらの接続詞が来たら、その部分は丁寧に訳するといいでしょう。
他にも、however、butなどの接続詞がある場合は、それより前に書かれている内容を否定して、これから述べる内容を強調するのが一般的です。
例を示すと、
She didn't want to go, however, she went.
(彼女は行きたくなかったが、行った。)
この文章では結局、「彼女は行った」という内容がメインの情報であり、「行きたくなかった」という内容はメインの情報への付加情報にすぎません。
ここまでをまとめると、
①各段落の最初と最後の1文は丁寧に読んで、ほかの部分は少しスピードを上げて読む。
②接続詞に注目して、大事な情報をしっかり押さえる。
この2つのことを意識するだけでも読解速度を向上させることができると思います。
処理速度を向上させるための勉強法
次に短時間で多くの情報を処理する能力を高めるために何をすればいいでしょうか。
それはズバリ「共通テスト形式の問題をたくさん解く」です。
共通テストの長文は各大問ごとに形式がある程度決まっているので、それに慣れればおのずと処理速度は向上していきます。
そして先ほど話したメリハリをつけた読解方法も実際の問題で練習してみるとさらに処理速度が速くなると思います。
しかし共通テストの過去問はまだ1年分しかなく、あまり練習ができないのが現状です。
なので大手予備校の予想問題集を買うか、センター試験の過去問を使うことをお勧めします。
まとめ
多くの受験生は予想問題集や過去問をただ解くだけになっているのではないでしょうか。
やはり勉強は効率よく行わないと周りと差をつけることができません。
武田塾では生徒に本番までにどのくらいの量の演習をすればいいのか、復習はどのようにやるのかを1つ1つ丁寧に説明するので、効率よく共通テスト対策をすることができます。
また多くのデータを分析して最も効率の良い学習ルートを確立しているので、今年受験生の方はもちろん、高校1年生、2年生でどこか塾に入ろうと考えている方はぜひ武田塾への入塾を考えてみてください。
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