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成績が伸びる生徒の共通点と勉強の取り組み方

こんにちは、武田塾川西能勢口校です。

今回は、3年間ほど武田塾で講師として勤務する中で感じた、成績がよく伸びる生徒の共通点をテーマに書いていこうと思います。

これから受験勉強に取り組んでいく方に向けてはもちろん、これから新たな環境で何かしら勉強に取り組むという方にとって役立つ内容を心がけて書いていくので、ぜひ最後までご覧ください。

成績が伸びる生徒

目次

  1. その勉強をするための明確な動機がある
  2. 受験勉強は大学からのメッセージ
  3. カテゴリーに分けて考えることができる
  4. 全体像を把握する

 

その勉強をするための明確な動機がある

武田塾では入塾する際に校舎長と面談し、現時点での志望校・志望学部などを生徒側から伝えていただいています。

講師はその情報に目を通してから特訓を行うわけですが、いざ志望学部ややりたいことについて生徒に聞いてみると、「なんとなく」や「とりあえず」ということが多いです。

自分自身が高校生だった時を振り返っても、そこまで明確な目標を持って日々を過ごしていたわけではなかったので気持ちはよくわかります。

しかし受験勉強を進めていく中で、上手く行かないことや気分が乗らないことというのはほとんどの人が経験することであり、その際「目標」や「やりたいこと」が再びやる気を出させてくれます。

実際に具体的な目標や将来やりたいことを持っている生徒は、立ち直りが早かったり受験期に入ってからの伸びが大きかったりと、精神面での踏ん張りが成績に及ぼす影響はかなり大きなものであるというのは、教える中で特に実感した部分でした。

少し逸れますが、よく聞かれる質問として「今習ってることって将来使うんですかー??」というものがあります。定番ですね笑

私は今大学に通っていますが、大学受験で勉強した多くのことは使わないですし、当時習ったのに忘れてしまったことも少なからずあります。

受験勉強をしていた当時は同じような疑問を持って勉強していました。

実際に今後一生を過ごしていく中で使わないことはありますし、使わないことの方が圧倒的に多いと思います。

 

受験勉強は大学からのメッセージ

講義

個人的に今になって思う、大学受験で出題される内容というのは、

「これくらいのことは理解できるor覚えられる能力を持っていないとウチの大学来てからキツいよー」

というメッセージなのだろうと思っています。

つまりは、受験している学生の処理能力を見るテスト=大学受験なのだろうということです。

ほんとに個人的な考え方で、武田塾の考え方とは一切関係はないので考え方の1つとして捉えていただけると幸いです。

かなり割り切った考え方で、受験勉強に面白さや興味を求めない無機質な考え方ではありますが、このように考えると、今勉強していることが『将来役立つかどうか』という視点ではなく、『自分の能力が試されている』と捉えることができます。

勉強する意味に悩んでしまう…という人でも、とりあえずやってみよう!!という気分になってもらえるのではないかと思い、あえて書かせていただきました。

ここからは特訓をする中で生徒に伝えている内容についてお話ししていきます。

成績がよく伸びる生徒は、最終的にこれらが自分でできるようになっている人が多いという印象です。

 

カテゴリーに分けて考えることができる

勉強

例えば、数学で整数問題なのか図形問題なのか…を区別せずに問題を解き始める人はいないですよね?

整数問題だから、最小公倍数・最大公約数使いそうだな・・・とか、図形問題だから、チェバ・メネラウスの定理出てくるかも・・・とか、問題を解き始める上で、必ずどういう範囲の問題なのかというのは無意識に考えているはずです。

ですが、これが生物の遺伝子複製の問題となるとどうでしょうか?

「オペレーター・プロモーター・岡崎フラグメント・ラギング鎖」などこれらの用語を間違いなく説明するには、用語の定義を丸暗記するor遺伝子複製の流れが理解が必要となると思います。

そして教えている多くの生徒たちは、丸暗記する方法を選択したがります。

丸暗記した場合、次に別の用語の定義を覚える際に完全な別物として再び覚える必要があります。

流れを理解していた場合、新たに出てきた別の用語が、覚えている流れのどこに当てはまるのかさえ考えられれば、その場でなんとなく定義を説明することができるはずです。

受験勉強における膨大な勉強量の中で、特に暗記することが多い分野(生物・化学・社会全般)では、全てを丸暗記することはほとんどの人にとって不可能です。

しかしおおまかな全体像を捉えてから、細かい知識を加えていく方法であれば、最低限覚えているべき土台の知識に新しい知識を上乗せすることができます。

またこの考え方をすることで、初見の問題を見たときに、今までやってきた勉強内容のどれと似ているのか(=どのカテゴリーに属するのか)を考えられるようになります。

つまり応用力をつける側面でも、カテゴリーで分けて考える癖は非常に役立ってきます。

 

全体像を把握する

生徒の質問対応や特訓の際のアドバイスでは、こんなふうに考えられるようになってほしい!と思いながら接するようにしています。

例えば生徒からの学校のテストの質問を受ける場合

『できる限り参考書・問題集から似ている問題を探して、それと比較しながら説明する。』

だったり、丸暗記になりがちな日本史の用語の場合

『○○が起きた結果□□が起きてるからこの2つの出来事はセットで覚えたほうがいいと伝える。』

といったような感じです。

なかなか最初から自分でやることは難しいですが、こちらがしつこく伝えていくと、少しずつできるようになっていきます。

自分で始めやすいところでは、参考書を読んだり問題集を解き始める際に1ページ目からとりあえずやるのではなく、まず目次を読んで今から読むところ・解くところは最終的にどんな内容に繋がるのかを考える習慣をつけることが挙げられると思います。

 

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