こんにちは！
武田塾川口校です。
言わずと知れた最難関大学の早慶は多くの受験生のあこがれるところですよね！
川口校でも早慶合格のために日々頑張っている生徒たちがたくさんいます。
ところで、早慶と言っても入試の傾向は全く違うことをご存知でしょうか？
本日は早稲田と慶應の入試形態と英語の問題傾向を比較してみたいと思います。
慶應は入試科目に注意！
文系編
一般的に文系というと英数国、または英国社での受験をイメージするでしょう。
実際に早稲田大学に関しては上記のいずれかでの受験が可能です。
ただし、文学部や法学部では数学を利用して受験できないなどの制約は多少あります。
一方で慶應は国語の試験がありません。
その代わりに文系ではほぼすべての学部で小論文が出題されます。
複数の課題文の共通点を探したり、筆者の主張を要約したり、自分の考えを記述したりと出題形式は多岐にわたり国語が出題されない代わりに高度な読解力と記述力が要求されます。
古文漢文を勉強しなくていいのはメリットですが、その分小論文対策にかなり時間をかけなければいけません。
選択科目にも制限が多く、慶應は社会受験で政治経済が利用できません。
数学を選択できる文系学部は経済学部と商学部のみですが、その商学部でも英数社での受験方式でありかなり特異な方式をとっています。
このことから、慶應志望の生徒は自分の受験科目と入試科目がしっかりと合致しているか確認が必要です。
多くの受験生は早慶の両方を志望校にしていますが、このような生徒は慶應では出題されない古文漢文を勉強しなければなりませんし、早稲田ではほとんど出題されない小論文の対策をしなければなりません。
どちらを受験するのかを決めて対策量を減らすのも戦略の一つとなるでしょう。
理系編
理工学部については大きく差はなく、両方とも英語数学に理科2科目になります。
ただし、早稲田大学は理科の選択科目に物理、化学、生物の3つの中から選択できますが慶應は生物選択が出来ず物理と化学での受験のみになります。
数学に関しては早稲田大学が大問5こすべてが完全記述式で、慶應は回答のみ記入する形式と完全記述の問題がミックスされています。ただし、ここ2.3年は完全記述式も見かけなくなりました。
対策すべきことは大きく変わりませんが、早稲田大学は計算過程から解答用紙に記入していくため部分点がもらえる可能性があります。最後までたどり着けなくても多少は点数が取れる期待が持てるところはメリットと呼べるでしょう。
また、早稲田大学には理科の中に傾斜配点が設けられている場合があります。
例えば先進理工学部の応用化学科などは理科120点満点のうち80点分が化学の配点になります。
得意な理科科目に傾斜がかかっている学科をねらいに行くこともできますので、進学する学科選択のヒントになるかもしれませんね。
理系で早稲田と慶應で共通の学部は理工学部のみです。
その他には早稲田には無くて慶應にある理解学部としては医学部・薬学部・看護学部などがあります。
慶應に合って早稲田にない理系学部は人間科学部の理系方式などがありますが、比較にならないのでここでは割愛させていただきます。
文理共通して慶應の方が入試科目に制限が多いことに注意してくださいね！
奇抜な早稲田VS王道の慶應！
早慶の両方にも共通する入試科目が英語ですが、こちらも早慶で結構違いがあります。
英語に関しては早稲田の方が特異で、慶應がオーソドックスと言った感じです。
まず、早稲田の英語の特徴として感じるのは単語の難易度が高すぎることです。
全部ではないですが、空所補充形式の問題の選択肢に知らない単語が複数含まれていることが珍しくありません。
特に文学部と文化構想学部に関してその傾向が顕著にみられます。
一般の英単語帳には掲載されていないような単語群が平然と選択肢中にあるので、消去法で選択肢を限定していくスキルが重要になってきます。選択肢中に複数の未知英単語がある場合は、捨て問です笑
出題形式も学部によって多様ですが、毎年大幅な変化もないので対策は難しくないかもしれません。
ただし様々な出題形式があるので複数学部の受験を考えている人は早め早めの準備が必要になります。
その点で言うと、慶應の方が英語は良心的に感じます。
英文自体の難易度は確かに難しいですが、選択肢中に不明な単語ばかりが並べられているというような悲劇も起こりにくく、しっかりと解答の根拠をもって解き進めることが出来る問題です。
唯一かつ最大の問題は時間です。
読まなければならない文章量に対して与えられている時間が圧倒的に足りません。
早稲田と違って毎年出題される問題の形式に統一感が無いのですが、そんなことどうでもよくなるくらいに時間の問題が大きいです。
1にも2にもスピード勝負！膨大な分量の英文を素早く正確に読む能力が必要となりますので、日々の英語長文の勉強の時からスピードには意識を向けておきたいところです。
これらの対策としては、早稲田の方が奇抜な問題が多いので、一般の参考書では足りないことがあります。
模試のようなオーソドックスな問題が解けても早稲田の問題が解けるとは限りません。
可能な限り早い段階で目標の偏差値に到達させて、「早稲田の英語」という参考書のような出題形式に合わせた分野別対策に移行することをオススメします！
余談ですが、東京大学合格者の中には慶應は合格したけど早稲田は不合格だったという人が珍しくないとのこと。
慶應は東大と同様にオーソドックスなので、東大対策がそのまま慶應対策になりますが早稲田対策は特殊なので東大対策ばかりしてきた人は早稲田に苦戦するということもあるようです。
対策量次第で東大合格者よりも高得点が目指せるのが早稲田って考えることもできますよね！笑
さて入試の形式と英語の傾向についてお話しましたが、どちらの大学も素晴らしく難関大学です。
どちらか一方に進学できれば最高だと思いますが、その道は簡単ではありません。
早稲田に行くために、慶應に行くために、今どんな勉強をすればいいのか、これからどんな勉強をしていかなければならないのか、分からないことはたくさんあるかもしれません。
早慶に限らず、勉強に何か悩みを抱えているようでしたら一度受験相談に来てみてください！
抱えている悩みが解決できるようにしっかりサポートさせていただきます！
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