こんにちは、武田塾川口校です!
今回は、教務主任の出身校でもある獨協埼玉中学・高等学校について紹介したいと思います。
獨協埼玉中学・高等学校ってどんな学校?
埼玉県の人なら、聞いたことのある人も多いであろう「獨協埼玉」。愛称は「どったま」で親しまれています。
高校は偏差値67の進学校であり、埼玉県草加市の獨協大学、栃木県の獨協医科大学、兵庫県の姫路獨協大学の系列校です。
最寄り駅は埼玉県越谷市のせんげん台駅で、駅から学校までバスが出ています。歩くと20~25分ほどです。
中学校受験・高校受験のどちらからでも獨協埼玉に入ることができます。
高校では、中学から入学している生徒を「内進生」と呼び、高校から入学した生徒を「外進生」と呼びます。
教育理念は「自ら考え、判断することのできる若者を育てる」です。
クラスの振り分け
中学生は特別なクラス分けなどはありません。
高校1年生では、内進生、外進生別のクラスになりますが、内進生だけ「特進クラス」という、中学の成績上位30~40名の生徒が入れるクラスがあります。カリキュラムは他のクラスと同じです。
2年生は内進生、外進生混合で文系・理系にざっくりと分かれます。
高校1年生の成績でクラスのメンバーが決まります。
3年生になると、クラス編成は獨協コース(通称:どっクラ)、文Ⅰクラス、文Ⅱクラス、理Ⅰクラス、理Ⅱクラスの5つに分類されます。
獨協コースは、獨協大学に入学できるコースで1クラスのみです。
文Ⅰ理Ⅰクラスはそれぞれ1つのみで、文系・理系の成績上位生かつ国公立志望で一般入試のみで受験する生徒が入ります。
文Ⅱ理Ⅱクラスはそれぞれ3~4クラスで私立大学を目指します。指定校推薦などの推薦制度を利用する場合はこのクラスに入ります。
授業
週6日で土曜日のみ午前授業です。高1高2生までは6時間目までで、特進クラスも通常クラスも授業内容は同じです。
高校3年生になると平日も午前で授業が終わります。
午後は選択科目の授業となっていて、好きな授業を自由に選択することができます。倫理の授業もこの選択科目に含まれます。
体育は週に2時間ありますが、プラスで「選択体育」という授業も取ることができます。
獨協大学への進学方法
獨協大学の系列校であるため、獨協埼玉から内部進学ができます。
内部進学の方法は、2つあります。
1つ目は獨協コース(通称:どっクラ)に入ることです。
入れる学部は外国語学部(ドイツ語学科・フランス語学科)/国際教養学部/経済学部/法学部です。
どっクラに入るためには希望する学科ごとに評定の基準が関係しますが経済学部に基準はなく、希望者と先生で相談をして決まります。
どっクラに入ると獨協大学に入学することができますが、特別カリキュラムがあり、中でも大変なのが卒業論文を書くことです。
論文の指導には獨協大学の先生が入り、夏休みも毎日学校に来て論文の執筆を行います。
2つ目は推薦制度です。
A推薦(単願)とB推薦(併願)があります。
A推薦は外国語学部(英語学科・交流文化学科)に入学することができ、B推薦は外国語学部(英語学科・交流文化学科・ドイツ語学科)/国際教養学部/経済学部にできます。
この推薦制度を利用する場合はそれぞれ必要な資格と評定平均があります。B推薦の方が基準が高いです。
英語に強い、「語学の獨協」
獨協大学の外国語学部のレベルの高さについては、受験業界ではたびたび噂されますが、系列校の獨協埼玉もやはり英語のレベルが高いです。
英検などの外部スコアの取得者が多く、2級以上を持ってる人はあまり珍しくありませんでした。
その理由として挙げられるのは、やはり英語科教員の質の高さと英語を好きになれるカリキュラムだと思います。
ネイティブの先生の数も多く、英語科教員も難関大学で英語についてしっかり学んできた方が担当していることもあり、英語に関して座学の単調な授業だけでなく、歌などを交えて楽しく学んでいました。
中学2年生では「疑似留学体験」(私が在学していたときはEnglish Campという名前でした)があり、宿泊学習の間ALL ENGLISHで生活する行事がありました。
英語圏の方々と共に過ごし、海外の方と話す楽しさを知り、外国語で話せることが少し誇らしくなり私も英語がより好きになりました。
獨協大学に内部進学するためには英検が必要になることもあり、学校全体として英語のレベルは高くなっています。
卒業後にも獨協埼玉でお世話になったことがあるのですが、日本人の英語科教員が生徒に対して英語で話しかけ、生徒も英語で返して話しているところに出くわしました。突然の英語のコミュニケーションに瞬時に対応できる点でも、かなり英語のレベルが高いと言えるのではないでしょうか。
また、英語だけでなくドイツ語にも力を入れていて、高校1年生からは第2外国語としてドイツ語の授業を受けることが可能です。
進学実績
中学から高校はそのままエスカレーターで進学できますが、毎年10名前後が外部の高校に進学します。
全体の9割が現役進学しており、全体の2割が獨協大学への内部進学です。
旧帝大や早慶レベルの進学もありますが、MARCHレベルの大学の合格実績にボリュームがあります。
獨協医科大学への内部進学制度もあるため、医学部の進学者も少数ですがいます。
独学で頑張る生徒もいますが少なく、塾や予備校を利用している生徒が多いです。
生活面について
設備・環境
中高一貫校ということもありますが、越谷市の自然豊かな敷地にあるので敷地面積がとにかく広いです。
体育館は2つ、プール、テニスコート6面、サッカーグラウンド、野球場、陸上トラックがあり、外周は約1.2㎞と近隣の高校に比べるとかなり広いです。
↑第二体育館です。バスケットコートが2面取れます。
周囲は田畑に囲まれており、近所にはせんげん台中学校、埼玉県立大学があります。
食堂
中学生はお弁当持参、忘れてしまった場合は担任の先生に言うと購買部のお弁当を先生経由で買うことができます。
高校生は購買・食堂を自由に使うことができます。食堂が満席になることはあまりありませんでしたが、学食は人気があったので4時間目終了後には行列ができていました。
自動販売機には飲み物が種類豊富にありますが、私が在学していた時はなぜか炭酸飲料がありませんでした。
部活
中学校は原則週4日の活動です。高校は特に制限はありません。
珍しい部活は特になく、特別強い部活があるわけでもありませんが、生徒も先生もまじめに参加している印象です。
テスト1週間前は基本的に全部活が休みになります。
行事
文化祭(蛙鳴祭)
周囲が田んぼで囲われていることから蛙の鳴く祭りで蛙鳴祭(あめいさい)と名付けられていて、2日間一般公開で行われます。
中学生は学年ごとにテーマが決められていて、高校ではクラスごとに自由に出し物を決められます。
私は高1・高2でお化け屋敷、高3で縁日をやりました。
ジェットコースターを作ったり、映像作品を作っていたクラスもありました。
体育館では吹奏楽部・コーラス部・ソングリーディング部などが発表をします。
高3生の獨協コースは、ギリシャ神話の劇を行います。衣装も演技もハイクオリティで、夏休みは論文執筆と並行して劇の練習も行います。
高校生は1日目の終わりに「中夜祭」とよばれる在校生だけのイベントがあり、バンドやダンス、漫才など有志で参加することができます。
体育祭
獨協埼玉の行事の中で1番盛り上がるのがこの体育祭です。
中学生、高校生別で行われます。中学生はクラスカラーのハチマキ、高校生はクラスTシャツとハチマキをつけます。
高3の体育祭実行委員はSTAFF Tシャツを着て運営をします。STAFF Tシャツは毎年漢字一文字が表にプリントしてあり、私たちの代では「凛」の文字でした。
パン食い競争・障害物競走・リレー・学年ごと・男女別の競技が盛りだくさんです。
種目の中で意外と盛り上がるのが地域対抗リレーです。
獨協埼玉は埼玉県だけでなく東京都、千葉県などからも生徒が通っているので、地域別に分かれてチームを組み、リレーをします。
私立高校ならではの競技となっています。
↑体育祭実行委員のダンス演技の写真です。先生たちも一緒に踊ります。
宿泊行事
中2では疑似留学体験、中3では京都・奈良に修学旅行に行きます。
高1では入学式後すぐにオリエンテーション合宿があります。内進生・外進生も最初はお互いよそよそしい雰囲気がありますが、このオリエンテーションを通して少しずつ打ち解けていきます。
高2で修学旅行があり、沖縄に行きます。
制服
中学・高校で制服が違います。
中学では男子は学ランかブレザー、女子はブレザーに水色のリボン、丸襟のYシャツ、緑、赤、黄のチェックのスカートを着用します。靴下は男女共に学校指定の靴下を着用します。今年度から男子にはブレザーが新しく加わり、女子のブレザーとリボンの形が変わりました!
https://twitter.com/dokkyo_saitama_/status/1646709876809248769?s=20
高校では男子は学ラン、女子は下からボタン3つのV字襟のブレザー、えんじ色に緑のラインのリボンかネクタイ、スカートが式典用のグレー、冬季用の緑のチェック、夏用のグレーのチェックスカート、グレーのスラックスのいずれかを着用します。私が在学中にはネクタイとスラックスは無く、最近新しくできたようです。
特に高校女子の制服は可愛いと評判で、他校の人に羨ましがられることもありました。
校則
特別変わった校則はありませんが染髪は厳しく指導されます。
スマートフォンに関しては中学生はせんげん台駅に着いたら電源を切り、帰宅時にせんげん台駅に着いたら電源を入れます。
高校生は学校についてから帰りのHR終了時刻まで電源を切るルールで、朝のHRで回収、帰りのHRで返却されます。
中学校は指定のカバンで通学するルールですが、高校はカバンも各々好きなものを着用しています。
卒業生からみた獨協埼玉
私は中学から6年間在籍していましたが、人生戻れるとするならいつに戻りたい?と聞かれたら高校!と言ってしまうほど獨協埼玉での生活が楽しかったです。
進路選択に関しては多くの生徒が思春期で親との意見が割れる時期でもありましたが、先生方は一人ひとりの夢を応援し、生徒の意志を尊重して進路相談をしてくれていました。
強くはありませんでしたがバスケットボール部に所属し、行事もすべて全力で楽しんで、青春がたっぷり詰まった3年間でした。
私の受験期は独学かつ入試に体育の実技が必要だったこともあり、夏休みは学校の自習室と体育館をたくさん使わせて頂きました。
学校の自習室は武田塾の自習室と同じようなつくりになっており、パーソナルスペースが確保されていてとても快適でした。
生徒思いの先生が多く、和気藹々としているものの適度な距離を保って関わっていました。
その影響か文化祭や体育祭、後輩の部活の大会にOG・OBがたくさん行っており、獨協埼玉の卒業生には母校愛があふれる人が多い印象です。
まとめ
今回は獨協埼玉中学・高校について卒業生目線でかなり詳しくお話ししました。
大学も進学したい!でも行事も楽しみたい!思いっきり青春したい!という人に、獨協埼玉はおススメです!
興味のある方は学校説明会や文化祭などに参加して、獨協埼玉の魅力にぜひ触れてください!
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