皆さんこんにちは!
近鉄南大阪線河内松原駅から徒歩3分、武田塾河内松原校です!
今回は、数学の王道問題集『基礎問題精講』で成績が伸びない時に疑うべきこと5選をご紹介します!
武田塾でお馴染みの参考書ルートでは毎度登場するレギュラーメンバーになっている基礎問題精講ですが、
勉強の仕方をきちんと確認しなければ、有名な問題集をやっているのに成績が伸びない...と悩む受験生も少なくありません。
そんな受験生に向けて、今回は特に『基礎問題精講』をやっているのに成績が伸びない...という時に疑ってほしいことを紹介していきます。
また、今回の動画の内容は武田塾チャンネルの下記の動画で視聴いただけますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
基礎問で成績が伸びない時に疑ってほしいこと
今から紹介する内容は、数学の問題集を用いた勉強法全般に言える内容も記載していますので、基礎問を使っていない受験生も是非読んでいってください!
①間違えた問題を放置している
これ、数学に限った話ではありません。解いた問題を復習しないとは、どんな科目でも絶対にやってはいけない勉強法です。
このような勉強法をしてしまっている受験生は今すぐ勉強方法を見直してください。
解いた問題を復習する、が出来ていなければ、勉強ではなくただの手の運動をしているだけです。
できなかったことを、出来るようにする。何故間違ったのか確認して正しい知識を自分のものにする。
これだけは必ず意識して勉強に取り組んでほしいです!
②復習をせずに忘れてしまっている
基礎問題精講に限らず、IA・IIB・IIICそれぞれが終わった段階で、昔の内容を覚えられている状態か考えてみてください。
復習をきちんと出来ている人は覚えています。
しかし、復習をしていない、または足りていない人は昔の内容を覚えていません。
ですので、一度やった内容を忘れてしまっていないかを疑って自分の勉強方法を確認してほしいです。
特に塾へ行かずに自学自習で勉強をしている人は、この判断をする機会がなく、このような状況に比較的陥りやすいと言われています。
では、正しく参考書の復習が出来ていると言える復習方法とは、どのような復習法でしょうか。
一概にこうだとは言えませんが、武田塾の推奨の復習方法があります。こちらに関しては今回の記事とは別の動画でまとめられていますのでそちらをご覧ください。
特に意識してほしいのが、一周目の勉強法です。一周目で全てが決まると思って取り組みましょう。
一周目を解く段階で、「間違った問題は二週目にやろう」という気持ちでは、二周目になると確実に忘れています。
二周目で忘れてしまっているようでは、一周目の勉強が意味のない勉強になっていたとも言えます。そのような勉強方法は、非常に効率が悪いです。
まずはこの①,②を最低限として意識して勉強に取り組んでほしいです。
復習が足りているかどうかの判断ポイントは、
基礎問題精講と全く同じ問題が出題されたときに満点が取れるかどうかです。もちろん1問や2問の話ではないです。10問程度、全範囲から満遍なく出題された時を想定します。
ここで重要なのが、全く同じ問題を出題するという事です。
全く同じ問題が解けない、間違えているという状況であれば、たとえ失点が凡ミスレベルであったとしても、確実に復習が足りていない状況であると言えます。
このテストでかなり点数を落としてしまっている、または解けない(解き方を忘れてしまっている)という状態であれば、
そもそもの問題集の進め方が間違っていないか疑いましょう。
できない問題にチェックを付けて、出来るまで徹底的に繰り返す。これが重要です!
③解き方を説明できるまでやる
この段階で躓く人が非常に多いですが、
「解き方を説明できる」というのは、自分か作った解答についての思考のプロセスを言葉にして説明するということです。
これが意外に難しいのです。セルフレクチャーと呼ばれたりもしています。
この勉強法を実践することで得られるメリットはかなり大きいです。
・普段から何故この解法を選んでいるのか、状況に応じて最適なプロセスで問題を解くことができるか確認できる。
という点があります。自問自答しながら数学の問題を解いていくことにより、「なぜ?」を意識した勉強方法が身に付きます。
数学が苦手な生徒でよく見かけるのが、「問題集にこう書いていたから自分もこう解いた」という解答の書き方です。
これでは数学の解法パターンを丸暗記してしまっている状態となり、応用問題に生かせる勉強方法にはなっていません。
応用問題に太刀打ちできるレベルまでもっていくのにはどのようにすればいいのでしょうか。
それが、「解き方を説明できるようにする」です。
「問題文で与えられたこの条件にはこの考え方が使えて...」「この問題は〇パターンの考え方が出来るけど、今回は○○だからこの解き方が適していて…」「この条件の時にはこの公式を仕えて...」
という自分自身の解き方・着眼点を明確にする・言語化するという勉強方法により、より一層数学に対する理解が深まります。
一つ注意点を言うとすれば、「解説が理解できる」ことと「自分で説明できる」ことを混同しないようにすることです。
「自分で説明ができる」とは、簡単なたとえで言うと自分が先生になったつもりで誰かに説明できる状態だと思ってください。
この説明の段階で何かに躓くと、自分の中で理解が出来ていないのだと、客観的に評価できますね。
④アウトプットの練習をしよう!
これを読んですぐ「自分で説明ができる」と「アウトプットをする」って何が違うの?と疑問に思った人は、勘が鋭いですね。
アウトプットとは、解き方の説明が出来ていれば確かにできることが多いです。ですが、
問題の形式が変わると出来なくなる。という課題に対処するには、アウトプットが必要です。
このアウトプットに最適な問題集が、武田塾の参考書ルートで言うと「落とせない数学必須101題」という参考書です。
この参考書は基礎問題精講のIA・IIBが終わった段階で取り組むことが理想ですが、
基礎問題精講で出てきた頻出の公式・定理が身に付いていれば8割は解ける問題集です。
基礎問題精講とは形式が異なるので、自分はどういう形式の問題が苦手なのか分析もできますし、単純に演習慣れという役割もあります。
またこの問題集を解いて出来なかった分野があれば、そこが復習するべき分野として基礎問題精講に戻って復習をするという勉強が出来ます。
⑤不安な問題の類題を解き、マスターした感覚を身に付けよう!
これに関してですが、基礎問題精講を解き終えた段階でざっくりと二種類に分類しましょう
一つは「自信のある問題」、もう一つは「類題が来たら解けるか不安な問題、きちんと理解できているか不安な問題」です。
今回は後者にフォーカスをあてて説明していきます。
基礎問題精講を解いて「不安な問題」というと、問題は解ける、説明もできる、とりあえず答えは出せるという状態にある問題です。
答えは出せるがまだ完璧にしたとはいえない。そんなときの解決策が、「類題を解く」という方法です。
まずは演習問題を解いてください。
次に、チャート式・Focus Goldなどの網羅系の参考書で類題を探して解いてください。
ある程度演習を積んで問題を解くコツを掴めるようになってこれば、その分野に対する自信が持てるようになるはずです。
特定の分野で類題を探して問題を解き慣れることを覚えれば、その単元を極めたことになります。
そのようにして、ひとつひとつ苦手な単元を潰して基礎問題精講で求められている学力以上に自分の力が発揮できる状態を作り上げていってほしいと思います。
話が前後しますが、基礎問題精講はあくまでも基礎レベルのインプット向けの問題集という位置付けにすぎません。
基礎問題精講を解いている時、自分は「基礎問題精講が解けるようになることがゴール」なのか、「基礎問題精講を使ってアウトレットが出来るようになるのか」という
目標設定の違いで、数学の成績の伸びにも影響してきます。
数学で伸び悩んでいる生徒にはぜひ伝えたいです。
まとめ
数学の王道of王道という立ち位置であり、受験生からの人気もある基礎問題精講ですが、受験勉強を始めたての生徒に多いのが
「有名どころをやっておけば成績が伸びる」と勘違いしてしまっていることです。
いくら評判の良い参考書を使っても勉強法が悪ければ、その問題集の良さを台無しにしてしまうだけです。
今回紹介した伸びない時に疑ってほしい5つのこととは
①間違えた問題をそのままにしていないか。
②復習をしないで忘れてしまっていないか。
③人に説明できる状態になっているか。
④アウトプットは十分にできているか。
⑤類題まで解いて苦手要素・不安要素をなくせているか
この5点です!
数学は苦手意識のある生徒も多い科目ですが、どんな科目でも勉強法をひとつひとつ見直していけばいつかは成績が伸び始めます。
長い道のりではあると思いますが、私たち武田塾講師と一緒に乗り越えましょう!!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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