皆さんこんにちは!武田塾河内松原校です。
英語長文の勉強は全ての受験生が通る道。つまり、勉強での差も顕著になるということです。
そこで勝ち上がるためには、より質の良い勉強法をみつけなければいけません。
その為早速ですが今回は、英語長文の勉強に困っている方は必読!勉強法10選をまとめてみました!
英語の長文読解に躓いている方は一つは当てはまったりやりやすくなったりする方法が載っているかも?
英語長文「解き方」編
英語長文の勉強法について、パート分けをして伝授したいと思います。
まず初めは英語長文の解き方4つから!
解き方 その1
解き方一つ目は、「時間を計って解く」こと。
勉強を始めたての頃は、「今の実力では解けないから、時間無制限で解いてみたい!」と考えている方もいるでしょう。
ですがそれより、参考書等に記載されている制限時間通りに時間を計り、それに沿って解いてみることをオススメします。
何も目印がないまま解くよりも、自分が解いたときに制限時間をいくらオーバーするのか?等、自分の現在の実力を把握するための指針としても制限時間が必要なのです。
また、時間無制限で解いてしまうと、時間的余裕があるからと分からない問題に長時間頭を悩ませてしまい、結果無駄に勉強時間が延びてしまう恐れもあります。
そのためにも、きちんと制限時間を設定して時間内に解いてみて、自分に足りない課題を炙り出しておくことが大切ですね。
解き方 その2
前述の「制限時間の設定」を行い、試しに問題を解いてみて、アラームが鳴ったら一度手を止めて、すべて問題を解ききっていなくても解答を確認する……
としたいところですが、それはやめましょう!
これに通ずる解き方二つ目は、「最後まで問題を解く」ことです。
問題を中途半端なところで終えてしまうのではなく、制限時間が来た後も再度新しくタイマーを設定し、問題を終わらせるために最後まで集中して解く必要があります。
「制限時間20分内ではここまでしか解けなかった」→「問題を全て終わらせるのにプラス20分かかった」となれば、自分は英語長文を解くのに二倍時間がかかってしまっている、即ち倍の速さで解く必要がある、と自分の課題を発見できるきっかけになるわけですね。
特に英語長文の勉強に入って一冊目の参考書を解く段階では、時間内にスムーズに解答を終えられる方は少ないです。
なので英語長文初期の勉強法としては、「制限時間内に終えるために多少ミスしながらでも無理やり終えよう」とするのではなく、「制限時間をオーバーしてもいいから、確実に最後まで解いて、正確に読む」ことを優先して行っていきましょう!
やはり「時間がないからこの辺りは勘で解こう」と思って雑に解いてあとで解答や解説を見ても、元々考えずに解いているため勉強として得られるものはありません。
本当に英語長文が解けない……と感じたなら、他に英単語や英文法、英文解釈の勉強の見直しをしたり、自分の参考書のレベルを確認したりしましょう。
少しでも勉強を実りあるものにするためにも、より着実に英語長文に臨むようにしたいですね!
解き方 その3
解き方三つ目は「解答だけ見る」こと。
ようやく英語長文を解き終わって、解答も解説も全部見て確認……としたいところですが、まずは解答だけ見ることをオススメします。
答えが違っていると「なぜ?」と思ってすぐ解説を読みたくなってしまいますが、それを堪えて一度自分で「どうして間違えたのか?」を自分で探り、解説を自分で作るレベルで解答根拠を推測して考える癖をつけることが大切ということですね。
英語長文を解く上で、解答の根拠をもって答えることはとても大切です。
その練習を常日頃から行って、しっかりと身につけることが英語長文の理解で重要ですよ!
解き方 その4
さて、解き方その3では解説をすぐに読むなと言いましたが……
解き方四つ目は「解説を見る」ことです。
矛盾していないか?と思われた方、これは1~4の順番通りに行うべき勉強法ですので間違ってはいません。
制限時間を設定し、最後まで解いて、先に解答だけ見て自分の間違いを知ってそれが何故なのかをよく考えて……
という順序を終えて、はじめて解説を見ることが許されるのです。
自分が用意した、間違えた理由や解答の根拠を持って本当の解説に触れ、自分の解答根拠と照らし合わせて、自分が正しいプロセスで解答できたか?をよく確認するようにしましょう!
また、一口に「解説を読む」と言っても、それだけをダラダラと無駄に時間をかけて読んではいけません。
きちんと本文と設問と合わせて解説を読み、きちんと理解するようにしましょう!
英語長文「復習法」編
さて、ここまでは英語長文の解き方を4つ挙げましたが、ここからはその後の復習法について6つまとめてみました。
英語長文をしっかり解いて、解答と解説を確認して理解を進めた後、改めて学習内容を定着させるためにも大切な復習法ですので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
復習法 その1
復習法一つ目は、「語彙の復習」です。
英語長文を見直したとき、それぞれの単語や慣用句の意味が言えるかどうか、まず漏れがないかを確認することが大切です。
その際には、普段使っている単語帳や熟語帳を確認して、そこに載っているのに忘れていたら強く危機感を持つようにしましょう。
必ず忘れないようにメモを取っておきたいですね。
自分が使ってきた単語帳に戻って単語の意味を再確認して、密着度を深めて長文問題に活かしましょう。
また余力があれば、過去にミスした英単語や熟語等をまとめたサブノートを作成すると、よりミスの再発防止や復習の効率のアップが望めるかと思います。
そしてこの際注意点として、英語長文を見返して一行に3つも4つも覚えていない単語や熟語が出た場合は、一度英語長文の勉強をストップしましょう!
それだけ多くのわからない語彙が出たということは、まだ単語・熟語の勉強が仕上がっていないということ。
その状態で英語長文に臨むのはなかなか難しいです。
なのであまりにも分からない語彙があったときは、自分は単語を覚える段階であると理解し、きっちり土台を固めるようにしましょう。
復習法 その2
復習法二つ目は「精読の確認」です。
(これは特に勉強の差が出るところですので要注意!)
精読とは、一文一文を正確に訳せていたかの確認をすることです。
解答・解説を見たり、復習をしたりする中で、下線和訳等の設問以外の文章の確認を怠っていませんか?
もちろん設問部分とその前後の理解も大切ですが、演習に取り組むなら問題に絡んでいない部分の意味や内容も必要な情報になっていきます。
自分に足りない要素を発見するためにも、設問以外の文章もきちんと解釈できるよう、復習する中で精読も行っていきたいですね!
そして発見した足りない要素は、再度復習をして定着させるようにしましょう。
設問に関係ないからと取りこぼしていると、いずれその構文が別の問題で出たときにまた躓いてしまいますよ。
復習法 その3
復習法三つ目は「内容理解」です。
精読は一文一文を理解すること。
しかしそれだけではそれぞれを断片的に理解するだけで、文章全体の理解や把握には至りません。
そのため、改めて文章全体として「何が言いたいのか?」を読み解き、どんな論理構成なのかをしっかり理解しましょう!
英語長文が苦手な方の特徴の1つとして、1つ2つパラグラフを読んで次のパラグラフの理解に進んだ時、「さっき読んだ文章の内容なんだったっけ……」と忘れてしまうことがあります。
そうして1つパラグラフを読んでは1つパラグラフを忘れ……としてしまうと、文章全体の理解ができなくなってしまうわけですね。
それぞれのパラグラフの内容を忘れないためにも、メモを書き込んでいくことを覚えておくと、全体の内容の把握もしやすいですよ!
内容の整理が苦手な場合も、段落ごとに要約し、徹底的に攻略するようにしましょう!
復習法 その4
復習法四つ目は「解答根拠」です。
解き方でも述べましたが、設問でどのように問われ、それに対し根拠は本文中のどこにあって、どのように選択肢や解答を導き出したのか、というプロセスを持つことがとても大切です。
しかしここには注意点があります。
まず、答えを間違えたときに、正しい選択肢や解答の理由や根拠の理解をおざなりにしないこと。
正答の解答根拠を具体的に指し示すことができるようにならなければ、ちゃんと復習して理解したとは言い難いです。
「大体この段落のこの辺が根拠な気がする」といったふわふわした根拠ではなく、「この一文でこう書かれているから、ここの答えはこれ」ときっちり指し示せるように復習しましょう!
そしてもう一つの注意点として、誤答の理由や選択肢であれば正答以外の間違った選択肢がどうしてダメなのかを理解できていないこと。
正答の根拠を理解することも大切ですが、どうして他の選択肢はダメなのかの根拠も指し示すことができないと、間違った理由も曖昧なまま復習が終わってしまう可能性があります。
そこもきちんと答えられるようにすれば、そこまで勉強を拘っている人はなかなかいないため、他の受験生とぐっと差をつけることができますよ!
復習法 その5
復習法五つ目は「音読」です。
「英語長文なのに音読する必要はあるの?」とお思いかもしれませんが、音読の有無で合格する大学のランクも大幅に変わるといっても過言ではありません。
さらに言えば、英語長文の復習で音読を行わない人の方が少ないです。
理由としては、やはり入試の英語長文は時間制限が大変で、少ない時間の中難易度の高い文章をスピーディーに読む能力が求められます。
その中で、スムーズにクリアできるか否かの差をつけるのは、復習で音読を行っているかどうかにかかってきます。
心の中で読むにしても、普段声に出して読んでいないと、なかなかスムーズに読解していくのは難しいもの。
なので、早い時期から音読を取り入れて入試の英語長文をしっかり対策するようにしましょう!
復習法 その6
復習法最後は、「解き直す」こと。
「同じ英語長文を二回も解く必要があるの?」とお思いかもしれませんが、今までの復習を実戦に活かせるのかどうかを解き直すことで確認するのはとても大切です。
同じ問題を二回解いても満点を取れなければ、やはり他の初見の問題を満点で解くのはほぼ不可能と言ってもいいでしょう。
もちろん英語長文の初見で満点や高得点を取ることは求めません。
寧ろ参考書の一冊目では地獄を見るのが当たり前です。
そこでたくさん苦戦して「自分には英語長文は難しいんじゃないか……」と凹む必要はありません。
いずれ二冊目、三冊目の参考書を解いていき、ここまで述べた解き方と復習法を行っていくことで、初めて英語長文の勉強は完成します。
その質をより向上させるためにも、一つ一つの英語長文を大切に取り扱って、勉強の質を上げていきたいですね!
おわりに
いかがでしたか?
少し長くなってしまい申し訳ありませんでした。
ですが反対に、英語長文ひとつとってもこれだけ勉強法は多くあるということ。
それだけ差をつける余地がある部分でもありますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
今回参考にした動画はこちら!
記事では書ききれなかったこともわかりやすく詳細に話されていますので、是非一度ご覧ください!