早稲田大学の日本史の攻略法について解説してみた!!
こんにちは!!武田塾河内松原校です!!
今回は、早稲田大学の日本史の特徴や解き方についてお話していこうと思います。
早稲田の日本史であまり良い点数が取れていない方やどういう風に解いたらいいのかわからない方は是非この記事を参考にしてみて下さい!!
早稲田大学の日本史ってそもそもどんな問題がでるの?
早稲田大学の日本史の問題形式は6パターンに分かれています。
正誤問題・記述問題・史料問題・時代配列問題・一問一答問題・論述問題
の6パターンに分かれています。
今回は、正誤問題・史料問題・時代配列問題・論述問題について細かく解説していこうと思います。
正誤問題
早稲田の日本史の中で最も多く出てくる形式が、正誤問題です。
早稲田の正誤問題は、他の大学と比べても圧倒的に難しいです。
なので、正誤問題を解く際には必ず消去法を使って解くようにしてください。
選択肢を絞らないと、正解にたどり着くのはほぼ無理です。
例えば、5つあった選択肢を2つや3つに絞ったうえで吟味するといったような解き方を実践してみてください。
また、早稲田の問題だからと言って、全て難問であるかと言われると、
必ずしもそうではありません。
基礎的な問題も出ますし、MARCHや関関同立レベルの問題も出してきます。
大半の受験生が解けないような難問、奇問が出てくるのは、全問題のうちの1割~2割程度です。
なので、正誤問題に限らず、他の形式の問題でも、基礎的な問題やMARCHレベルの問題をできるだけ落とさないことを意識すれば、
正答率80%を取ることも可能なのです。
史料問題
早稲田の日本史の史料問題は、ほぼ確実に見たことがない、初見の史料が出されます。
ですが恐れることはありません!!
なぜなら、初見でも解けるように作られているからです。
史料の一部に下線部が引かれて、その下線部にまつわる知識問題が主に出題されています。
また、史料の中に空欄があり、それに当てはまるものを問う問題も出題されますが、
こういった系統の問題は、史料をよく読んで理解できれば、自分が持っている既存の知識で解くことができます。
なので、早稲田の場合、史料問題の対策のために特別なことをする必要性はあまりありません。
変に怖がらず、真っ向からねじ伏せていきましょう!!
時代配列問題
早稲田の時代配列問題は他の大学の問題と違って、同時代、つまりほぼ同じ時期に起こった出来事の配列問題が多く出題されます。
他の大学の時代配列問題は、違う時代の出来事も選択肢に入れられているので、簡単に解くことができるのですが、
早稲田の問題はそれほどぬるくはありません。
この系統の問題を確実に解くためには、その時代の出来事の順序をしっかりと把握しておく必要があります。
中には、年号を暗記していないと順序がつけられないような問題も出てくるので、
早稲田で高得点を確実にとりたい方は、細かい年号も暗記するようにしましょう。
論述問題
早稲田の日本史の論述問題は、現在では商学部でしか出題されていません。
ただ、20~50字程度の問題ですので、国公立大学のような大論述の対策は必要ありません。
ですが、問題の難易度としてはやや難しいです。
論述問題は戦後史をテーマとしたものがでる傾向にあるのですが、戦後史という、時代の流れや背景がつかみにくいテーマであるからこそ、
回答を作るのが困難なのです。
しかし、裏を返せば、時代背景や流れがしっかりとわかっていれば解けるということなのです。
早稲田の論述問題は、難問ではあるのですが、悪問や奇問の類ではないので、しっかりと時代背景や流れを全て把握するといった対策を練れば解けない問題ではありません。
早稲田の日本史で高得点を取るのにおすすめの参考書
早稲田の日本史は、共通テストや日大レベルの参考書を完璧にしただけでは歯が立ちません。
高得点を取るためには、基礎を完璧にしたうえで、細かい用語が載っている参考書もマスターする必要があります。
今回は、筆者が早稲田対策のために使っていた参考書を紹介していこうと思います。
※今回は基礎レベルが完璧であるという前提の上で紹介するので、基礎レベルの用語しか載っていない参考書の紹介は省かせていただきます。
①日本史B一問一答 完全版(東進ブックス)
東進の一問一答は、問題ごとに星の数ごとにレベル分けされています。
星3~2の問題は基礎レベルの用語を問う問題なのですが、
星1~星なしの問題はMARCH関関同立や早慶にも対応した知識を問う問題となっていますので、
早慶やMARCH志望の方には是非お勧めします。
また、この参考書は難しい用語を問う問題が数多く掲載されている為なのか、途中で挫折してしまう受験生が数多くいます。
ですが、この東進の一問一答を完璧にできれば、どこの大学の問題でも、高得点が安定して取れるようになるので、
是非頑張ってみて下さい。
②実力をつける日本史100題
実力をつける日本史100題は、他の参考書と比べてもかなりハイレベルな参考書です。
問題の大半が記述問題で且つ、問うている問題の知識レベルもレベルが高いため、普通の問題集よりもかなり難しいです。
中には論述問題もあるので、国公立志望の方にもオススメできる参考書となっています。
かなり難しい問題集ですが、早慶志望の方は、自分の実力を試すためにも是非この参考書で問題演習してみて下さい!!
③高校で使っている日本史の史料集
高校で使っている日本史の史料集は、大半の受験生はあまり使わないのですが、
史料集には、自分が聞いたこともない用語の確認や覚えた都市や建造物の位置を地図で確認もできる超優れものなのです。
どこの大学も、教科書や史料集、用語集を見て問題を作っているので、それらの知識レベルを逸脱したような用語は出してきません。
ですので、地図問題が苦手な受験生や、日本史の参考書をもう完璧にマスターした受験生は、
是非史料集で未知の用語や細かい都市や建造物の位置を確認するようにしてみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
早稲田の日本史はすべての問題が難問・奇問というわけではありません。
しっかりとMARCH関関同立レベルまでの用語の暗記ができていれば解ける問題がほとんどなのです。
ですので、早稲田の日本史で5割ほどしか取れていない方は、MARCHレベルまでの用語暗記がしっかりとできていないと思いますので、
難しい知識を頭に入れることに躍起になるよりも、ここはまずMARCHレベルまでの知識をマスターすることをオススメします。
また、難問や奇問が出てきても、それはほとんどの受験生は答えられない問題であるので、解けなくても差はつきません。
なので、早稲田合格のカギは、難問奇問にどれくらい答えられるかではなく、基礎~標準レベルの問題をいかに完璧に答えられるかにあると言えます。